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居場所

最近、友人が企画してくれた読書会に参加させてもらっている。
Facebookで読書会をやったというその友人の投稿を見つけ、今度ぜひ私も参加したいとコメントを入れたら、ご招待頂き有難く参加の運びとなった。

ベストセラーになった「嫌われる勇気」を題材にこれまで3回行われた。
もう素晴らしくいい会だ。
読書会というものは、初見の本であっても構わないことが多いように思うのだが、この会でもそういうスタイルだ。
そしてとても緩い。

15分くらいの時間、それぞれのリーディングタイムとし、その後自分が読んだ部分で気になった箇所、単語、フレーズ何でもよいのでそこから感じたことを共有しあう。本と関係ない話になったって全然構わない。

しかも「いい事言おうなんて思わないでください。自由にくだらないこととか、何でもいいんです。よく人の発言中に次何言おうって考えてしまったりするものですが、そんな風に構えなくて大丈夫。もう何でもいいんです。」
そんな言葉をもらった。

そして本当に何を言っても受け容れてもらえる。承認力がハンパない。
例えば、先日の3回目は、自己受容の一環として自分の短所をいくつか挙げ、それを違う言葉でリフレーミングするというワークをやった。
人に合わせて調整し過ぎるところ→相手の気持ちの察し力の高さ
というような感じ。

自分の事を表してみるのだが、それについて参加者がこんな風にも言える、あんな風にも言える、それって短所に全然感じないけど、、など言い合った。そして短所と思っているのは本人ばかりで他の人から見れば全然違うし、言葉を言い換えることで自分自身見方が少し変わったりする。
そしてその自分が思っている短所、弱点を良いように捉えた言葉を投げてくれる事で本当に心が楽になる。

そもそもこういう読書会というものに参加出来ていることが、夢が叶ったこととして嬉しいのだが、それ以上にこの安心安全の場を作り出されているということに感動を覚えている。
コーチングを学んでいるコーチングプレイスというコミュニティもまさにそういう場で、なんて素敵な所なんだと、そこに参加できている自分を誇らしく感じているのだが、この勉強会も勝るとも劣らない場だった。

そういう緩く安心安全が保障された環境にいると、身体がリラックスし、脳の吸収力がすこぶるよくなりパフォーマンスが上がる。
感情もとてもいい感情を伴っているから、いい記憶の定着となるはずだ。

ただただこの感動を述べたかったわけである。
そして思う事は、自分もこういう場に参加させてもらい、そこの空気をいっぱい吸う事で、身体にこの感覚を沁みつかせたい。
そして私自身がこういう場を提供できる人間になりたいなぁということだ。
こんなに大好きと思える居場所を。


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