見出し画像

ずっと知ってる【大アルカナⅢ 女帝】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

ママは20代前半の時から知っています。
その後、紆余曲折、小説を書けるほどのデンジャラスな20年。
Mahouの鑑定料を握りしめて、着のみ着のまま、逃げてきて、Mahouが鑑定料をもらわず逆に2万円を手渡し、実家へ帰らせた事もありました。

そんな彼女が、ようやく安心して暮らせる男性と知り合え、妊娠。
幸せを噛み締めた途端、産まれた子は、障害を持っていました。

生死の境を何度も乗り越え、その子が先日無事に七五三を迎え、
可愛く着飾った記念写真を、その日にスマホに送ってくれました。
それくらい、生き永らえたのが奇跡でした。

お嬢さんは「初めまして」と言ってくれましたが、
Mahouはずっと知っています。

障害者手帳はずっと持って生きていきますし、
定期的検診は一生続きますが、すこぶる元気です。

【左ママ 真ん中Mahou 右自分】

心から
『産まれてきてくれて、ありがとう』と言えます。

Mahou個人的には、あまり好きではない言葉です。
一時期乱用されて流行っていた言葉です。
自分よりも10歳以上年下の子に言われても、おへその曲がったMahouは
鼻で笑ってしまった言葉です。

自分自身が、孫がいてもおかしくない年代になって、嫌っていた言葉が
すんなり言えるようになりました。

【大アルカナⅢ 女帝 大いなる愛】

本当の人類愛を感じるのは、特に女性は閉経後なのかもしれません。
この言葉が言えるようになった良かったと思います。
(Mahouはまだまだ更年期真っ最中ですが)

人懐っこいスキルを持って産まれてきたお嬢さんは、Mahouの身体に
ピッタリくっ付きます。
Mahouも、子育て経験をしていたおかげで、当たり前のように抱きしめ、
頬や髪にキスをします。

帰りたくないと、駄々をこねながらも
熱いハグをして、ママと手を繋いで帰って行きました。

ママは、ずっと泣いていました。
Mahouさんが抱きしめる自分の娘を見ながら『ずるい』と言いながら(笑)

幸せな鑑定でした。
占い師冥利に尽きます。

大きな意味で、愛し合う関係性を、大切にして生きていきたいと
改めて思えた良き日でした。

タロットMahou

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?