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上手い話③

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

Mahouの回帰(怪奇)シリーズ?流れで思い出しちゃったのでリライト。
時間軸とすれば、前回の宿泊費500円EPの少し前の話となります。

母子家庭ホヤホヤのMahouは、当時どんな仕事でもしていました。
一つは下着の販売。いわゆる訪問販売ってやつですね?直接下着を買ってもらうってやつです。
そこで知り合った人から、電話が入りました。

「2万円お金を貸して欲しい」
何度も言いますが、Mahouは母子家庭(笑ってやってください)
相手の方は旦那さんもいて、お子さんが2人。旦那さんの実家の土地に家を建てて住んでいます。

どう考えて、Mahouに頼む話ではないですよね?
彼女は当時スーパーにも勤めていました。他の方からもお金を借りているらしいという噂は聞いていましたので、あえて確認をしてみました。
『いつまでに返せる話なの?』

すると彼女は、毅然と答えます。
「今スーパーで働いていて、もう少ししたら時給が10円上がるの。
その時給が上がった分で、少しでも早く返すから、大丈夫よ!」

10円の時給が上がる?その分で返す?大丈夫?
Mahouの脳内で渦のように上記の言葉がぐるぐるしました。

OH~Nooooooooo!!!! 英語でかぶれちゃいます。

『えっとさ、1時間10円の時給アップって、2万円になるまで一体何時間になるかわかる?何年もかかるよ?』
という当たり前な正論のツッコミに、あたふたする彼女。

おそらく何も深く考えずに、聞こえのいい言葉を堂々と発言しただけなのでしょう。『計画性のないお約束はできない』と、言うことで、お断りをしました。
スッキリ!

でも、彼女は堪えませんでした。
しばらくすると、また電話がかかってきます。
「10万円貸して欲しい。」

金額が増えてます???
そこでもMahouは冷静に質問しました。
『何に使うお金なの?』

すると彼女は涙ながらに言いました。
「子どもの修学旅行代。子どもがとても楽しみにしている。お金がなくて行かせられないなんて、どうしても言えない。子どものいるまほりんならわかってくれるでしょう?必ず返すから、お願い。」

何度も言いますが、彼女は旦那さんもいて、旦那さんの実家の敷地に家を建てていて、その家のローンはないと前回の2万エピソードの後に情報が入ってきています。
『旦那さんもいるし、あなたもスーパーで働いているのに、なんでそんなにお金がないの?』
純粋な質問をしてみました。
「旦那が自営業で、今月は収入がないとか言って家計のお金を入れてくれない」
涙涙の演技です。

とはいえ、10万は大き過ぎます。
もちろん断りました。

数ヶ月後、たまたま下着の販売仲間とお茶をする機会があって
すでにその人も彼女にお金を貸していると言う事実を知っていたので
この件を話してみたんです。

すると、、、、
まぁ、驚愕な話が聞けました。

続きは明日。

タロットMahou


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