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支え有って立ち上がる心【大アルカナⅢ 女帝】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

みなさんのお知り合いの方が、落ち込んでいると知っている時、
あなたならどうしますか?

その方と、どの様なお付き合いか?にもよりますね。
それは年月だったり、内容であったり、タイミングであったり様々です。

先日、長年の知り合いから、珍しく気弱な連絡を受けました。

そういえば、最近何度か連絡が入っていたのに、その度に出張で会えずじまい。
Mahouもダイハードな日々で体力的には万全ではなかったものの、
その日の夕方というか夜の時間に、1時間以上移動電車を乗り継いで、
会いに行きました。

正直言って、率先して会いに行こうと思ったわけではなかったんです。
日頃の忙しなさが祟って、少し自分の体調も心配ではありました。

分刻みで「どうしようか?」と思案していました。
Mahouが会いに行ったところで何の解決にも結びつかないのは、
目に見えてわかりきっていることです。

でも、Mahouの生業は、人の心にいかに寄り添うか?が全てでもあります。
他人の人生は変わってあげる事はできませんし、ましてや命を捧げられることでもありません。

一瞬迷ったものの、キッパリと「会いに行こう」と自分で決めて、
『会いにいく』と連絡をしました。
Mahouにとってその方の『存在感』の結果でもあります。

先方だって、Mahouが会いに来たところで、何の助けにもならないのはわかっているものの、「来て欲しいです。」との返答が来ました。

【大アルカナⅢ 女帝 大いなる愛】

とっぷりと日が沈んだ頃、会いに行きました。
会ったとて、問題の話をずっとしていたわけではありません。
あんなことやこんなことを、何となく話して、そうだねそうだねと頷いて、
冷蔵庫にある何かを取り敢えず2人で食べて、帰る間際に、一枚タロットを
引きました。

知人は、引いたタロットの説明をよく聞いて、何度も聞いて
そして写真を撮りました。

Mahouが帰った後も、きっとその写真を撮ったタロットを見直して、
自分を奮い立たせることでしょう。

人生生きていると、通常『簡単』に乗り越えられるトラブルやハプニングだとしても、心が力尽きて、あっけなく諦めてしまうことがままあります。
今回のケースも、まさにその通り。

他人から見たら『あなたがこの程度で悩むなんて』という内容であったのかもしれませんが、通常他人は深くまで読み解けませんからね?
知人の心の折れ方が、理解できないのも当然です。

でも実際は、膝が崩れて立ち上がれないような心の有り様でした。
立ち上がるだけでも、手を差し伸べないと立ち上がれませんでした。
支えが有って、ようやく立ち上がり、支えが有って、一歩が踏み出せます。

見ている人にはわからない、見えない痛みが知人を襲っている日々だったようです。

少し気が晴れたのでしょうか?
それともMahouの前で頑張って前を向いた演技をしてくれていただけなのでしょうか?
真実は分かりませんが、それでも、前向きな姿の事実を尊重し、応援をし
別れて帰路につきました。

Mahouの大いなる愛の祈りが、届きますように。
笑顔で再会できますように。

タロットMahou


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