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正式な依頼【大アルカナⅤ 法王】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
SNSに付属しているダイレクトメッセージ機能。
活用されている方は多くいらっしゃると思います。
とはいえ、気軽で、一文章だけで送れるため、会話形式になりがち。
それ故のトラブルを沢山見聞きしています。
これは双方の「正式依頼」「正式会話」の認識が大きく違うことが
理由の一つかな?と考えています。
みなさんは、どう思いますか?
ある講座の依頼を受けた時
依頼者から、「こんなことをしたい」「あんなことをしてみたい」と
会話形式でDMを送られてきたとします。
引き受ける方は、「そうですね」と『会話の流れ』で返信したとします。
真意は「まだ検討中、その内容でやります」と『受諾』したつもりはありません。
がしかし、話が進んでいくと、依頼した方は「承認してもらっている」と
『思い込みの認識』のまま、講座内容を告知してしまいます。
蓋を開けてみると、色々とすり替わり、すれ違いの内容が出てくるわけです。
「アーカイブ販売をやるといった。」
「引き受けてない。(著作権の問題)」
「講師料は何%といった」
「20人以上は呼べるから何%なら少なくともいくらになると言われた。
人数が少なくて講師料が結果的に安いなら、引き受けない。」
「経営者からの正式な依頼を何度も伝えている」
「飲みの席で話した内容は正式とは言えない、すでにビールを飲んだ状態で聞いても、正式の話だと思わない」
「廊下での他の作業中での会話で話されても、正式だと思わない」
![](https://assets.st-note.com/img/1696977485974-3k7CsBgzLK.jpg?width=800)
言った言わないの話になってきます。
もちろん、DMの場合、遡ればその文節が出てくるわけですが、
その文書だけ読み取ると、どっちつかずになりますし、その前後を読み進めると
大体が「ふんわり」した進行文章で、「どっちとも取れる解釈」ができるわけです。
これはMahou個人的に『正式』な文章とは言い難く、
さらに遡れば、どちらが『依頼した側』なのか?を明確にせざるを得ません。
よく聞く話で
当初は依頼した側だけれど、受諾した段階で「仲間」だから同じ責任を負う、
みたいな解釈を持つ人がいますが、それは契約書を交わした後の話であって
そのような法的な書面がない場合は、引き受けた方は、
『自ら進んでやりたいと申し出たわけではない』という感情が最後まで残ります。
今では電子契約書などというものがありますからね?
Mahouの経験でも、一度契約書を交わして、案件がスタートしたら、数ヶ月後に再度、電子契約書がいきなり送られてきたわけです。
『おや?』と思いつつよく読んでみると、月額の講師料が変更になっていました。
もちろん、何の連絡もその時点ではありません。
感情が揺さぶられましたが、冷静に担当者に問い合わせをしました。
『この数ヶ月のMahouの講師活動が、当初の契約料を支払うに及ばないという
判断での再契約でしょうか?
講師料の減額に合意せず辞退する場合、違約金などが発生するのでしょうか?』
ちょっと意地悪な言い方だったかもしれません、何故なら相手は知り合いだからです。とは言え、これはとても大切な『確認』です。
結局、蓋を開ければ、会社運営が難しく、先方から「減額をお願いできないか?」という申し出の前に、社員の方が事務的に先に送付してしまったという話でした。
でも、知り合いだから、という理由で減額を引き受けてしまうのも
上記のようなトラブルに陥りやすい。
双方が「相手にやってあげた」と思い込みやすく、気持ちよく仕事ができない環境を作り出してしまいます。
ビデオ会議やメール、さらにはボイスメッセージやダイレクトメールと
気軽に使えるさまざまな手段が増え、使いこなせるのは助かる部分も多いけれど
人間の感情上の信用を『対面でのやりとり』と同じように維持するには
これまた違うスキル、注意点が必要なのかもしれませんね。
正式な依頼は、きちんと公的なメールで『文書』として送るべきだと思うのは
Mahouの昭和根性でしょうか?
タロットMahou
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