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僕霊感があります②【大アルカナⅩⅢ 死神】

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?

【26歳男性 独身 彼女なし】

昨日のお話の続きです。

彼がどのように霊的なものを感じて、「生きづらさ」を体感しているか?
少しつっこんで聞いてみました。

「あえて歴史的なことを自ら知ろうとはしていません。
やっぱり、興味を持ってしまうだけで、霊的なものを
自分で引き寄せてしまうような気がするんです。

学生の時の修学旅行は、まだおばあちゃんが生きていたので、
『旅行帰りの疲れ』みたいな括りで、よく肩や背中を叩いてもらって、
気分がスッキリしていたんですが、おばあちゃんが亡くなってからは、
どこかに行く度に身体が重く動きにくくなるんです。

最初は、旅の疲れだと思っていたんですけど
とにかく夢見が悪い。当初は旅行に行った先の影響だなんて思いもしなかったのです。

そんな時に、『最近夢でうなされてしまって起きるんだ』と友達に話していたら、
飲み会が終わって、別れ際に一人の友人が話しかけてくれたんです。

『お前、旅行先で変な場所に行ったんじゃない?。そこでなんか連れて来てるよ』

自分が霊感が強い話は誰にもしていないのに、友人にそんな話をされて
びっくりしました。
男同士って、あまりプライベートな話しないんですよね。

思わず『奢るから、もう一見付き合ってくれ!』と頼みこんで、
その友人と2人だけで居酒屋に行きました。

友人は霊が見えるわけではないけれど、気配を感じる、というのです。
「俺もしっかり見えるわけじゃないから、あまり人には言わないんだけどね?
ただお前が夢の話をした途端に、背後にモヤがかかった感じがしたんだよ。

あれ?と思ってしばらくして、今度は旅行の話をしたろ?
そしたらまた『ザワザワ』ってモヤが濃くなった気がしたんだ。

だから、旅行からなんか連れて来たのかな?って思ったんだ。」

【大アルカナⅩⅢ 死神 迫る影】

確かに、旅行から帰って来てから、夢見が悪いし、身体が重い。
思い当たることが多すぎて、自分でも「それだ!」って、思ったんです。

でもね?Mahouさん、わかったからって、どうにもならないんです。
理由が分かってもどうにもならないほうが、怖いし苦しいんです。

今までは、旅行の疲れかな?って思えていたものが
霊のせいだ、霊がついているんだって思うと、辛いんです。」

確かにそうかもしれません。
Mahouももう慣れてしまっていて、気にも留めない『クセ』を体得していますが
わずか26歳、おばあちゃんが亡くなって5年ほどは、一人で抱えていたのですから
それはもう辛かったでしょう。

何度かブログでもお伝えしているように
『シャーマン(霊能者)の受難』の時期です。

自分の目にみえるもの、感じるモノ、聞こえるモノが、この世のものなのか?
真実なのか?嘘なのか?自分で判断できるようになるまで、受難の時期です。

大抵はその時期に、自力なり、巡り合わせで、対処法を体得するモノですが
彼はおばあちゃんが亡くなってから、自力でも未だその糸口が見つけられないで
いたようです。

「太陽に雲が重なると、ふっと一瞬暗くなるじゃないですか?
霊が出てくる寸前は、そんな感じで、自分の周りの明るさが、
一瞬暗くなるんです。そうすると、何かが出てくる。
たった一瞬で、逃げ出すことも出来ないんです。」

わかる。
その一瞬の暗闇に、魔が潜んでいるんです。

続きます。

タロットMahou


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