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ヤマトタケル物語【隣のシグナス】《8.手紙》◆最終話

おはようございます! 守護神鑑定&占い◆白樺の騎士団です。

予告通り、今回は「ヤマトタケル物語【隣のシグナス】」最終話をお届けします!


この第8話で【隣のシグナス】は一旦、本編完結とさせていただきます。

もし続編を書くことになったら、ホームページやその他SNSなどでお知らせしますね。

読者の方々、イラストを担当してくださった琥ルリけいこさん、タイトル画像を担当してくださったもそさん、ありがとうございました!

最終話、ぜひ最後まで読んでください(*^^*)


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イラストは今回も琥ルリけいこさんにお願いしました!

素敵なイラストをありがとうございます(*^^*)


※この作品の無断転載、二次利用はご遠慮ください。(©︎2022 白樺の騎士団)


◆フレイの手紙

※この番外編は本編の後日譚です。

「やっくんへ

お元気ですか?

僕は久々に故郷に戻りました。

妻と再会し、ふたりでのんびりと過ごしています。


先日、人間界の様子を見に行きました。

人間界はとても過酷な場所です。

寒さが厳しい中、人間たちは知恵を絞って必死に生き延びようとしていました。

僕は僕なりに、彼らを支えていこうと思います。


君のおかげで、僕は人間界に目を向けることができました。

僕の故郷では神同士の争いや、別の種族との争いが頻繁に起こっていたので、これまではあまり人間界のことを真剣に考える機会がありませんでした。

でも、これからは人間界や人間ともっと向き合ってみます。


人間は完璧な存在ではありません。

とんでもない間違いを犯すこともあります。

それでも、僕は人間を見捨てたくはないのです。

「見捨てたくない」という気持ちがどこから来ているのか、今はまだわかりません。

いつかわかるときが来たらいいなと思います。


今度、また船で旅行しましょう。

奥さんにも声をかけておいてください。

会える日を楽しみにしています。


フレイより」




◆ヤマトタケルの返信

「フレイへ

手紙をありがとう。

おかげさまで元気に過ごしています。


奥さんと故郷でゆっくり過ごせる日が来てよかったね。

今度会ったときに、君の故郷の話をきくのが楽しみです。


君が人間のために頑張っていると知り、自分ももっと頑張ろうと思いました。


たしかに人間は完璧とは程遠い存在ですよね。

人間の愚かな振る舞いを見て、うんざりすることも多々あります。

でも、自分もなぜか人間を見捨てる気にはなりません。

人間は醜い面を持つ一方で、美しい面も持っています。

その美しい面を知っているから、なんだかんだ神は人間を助けてしまうのかもしれません。


旅行のこと、妻に伝えておきます。

必ずまた会いましょう。


ヤマトタケル」(了)





最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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