【見えないもの】運や神様ではなく「感情」と向き合う
こんにちは! 白樺の騎士団・七庭(ななば)です。
今回は、【見えないもの】をテーマに記事を書きました。
【見えないもの】と向き合うことは、「占い」や「スピリチュアル」と上手に付き合っていく鍵になります。
この記事では、【見えないもの】の1つ「感情」について特に詳しく書かせていただきました。
最後までお読みいただければ幸いです。
置き去りにされやすい【見えないもの】
【見えないもの】の具体例を挙げてみましょう。
「空気」、「匂い」、「音」、「微生物」…これらは、科学的に存在が認められているものですね。
一方、目に見えない上に存在を証明することもできないけれど、存在すると信じられているものもあります。
「運気」、「オーラ」、「神様」、「天使」…etc
「スピリチュアル」や「占い」が好きな方の多くは、上記のものを例として思い浮かべるのではないでしょうか。
「目には見えない聖なる存在」や「運命の流れ」を意識して過ごしている方も少なくないと思います。
【見えないもの】の他の例としては、「絆」や「愛」、「信仰心」などが挙げられますね。
【見えないもの】の大切さを説く人はたくさんいます。
いちばん有名なのは、下記の『星の王子さま』のセリフでしょうか。
「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」(『星の王子さま』集英社文庫 2005)
私たちが【見えないもの】を粗末に扱ってしまいがちだからこそ、その大切さを主張する必要があるのだろうと思います。
ただ、その【見えないもの】の中にも様々な種類があるのです。
特定の【見えないもの】だけを意識し過ぎてしまうと、心身のバランスを崩してしまうのではないでしょうか。
「占い」や「スピリチュアル」の盲点
前の項目にも書きましたが、「占い」や「スピリチュアル」が好きな方は、【見えないもの】の中の「運気」や「神様」に注目する傾向があります。
そのこと自体は悪いことではありませんが、それらを意識し過ぎて、"別の【見えないもの】"を見落としてしまうケースが多いのです。
それは、自分自身の「感情」。
特に、怒りや悲しみなど一般的にネガティブとされている「感情」に気付いていない、あるいはそれらと向き合っていない方が多いと感じます。
かく言う私も、最近までなかなか自分の「感情」を自覚することができませんでした。
「ポジティブ思考で運気をUPさせよう」
「物事の良い面だけを見るようにすれば、悪いことが起こらなくなる」
「人を許すことができれば幸せになれる」
「神様に愛されるには常に笑顔でいなくてはならない」
「大事なのは愛と感謝」
そんな言葉を聞いた私は、無意識のうちに自分自身のドロドロした「感情」に蓋をしてしまったのです。
「感情」は自覚するまで追いかけてくる
自分の「感情」に向き合わず、「占い」や「スピリチュアル」に夢中になってしまった私。
表面的には明るく前向きになったように見えましたが、心は空虚なままでした。
今思い返すと、幸せになりたい、願いを叶えたいという思いが空回りしていたのだと思います。
もっと前向きにならなきゃ、すべてに感謝しなきゃ、愛と光だけを見つめなきゃ…と、思いつめていました。
人の心を支えるはずの「スピリチュアル」が、いつの間にか呪縛になってしまっていたのです。
そして、蓋をしていた「感情」は、どこまでも私を追いかけてきました。
どんな「感情」も、その存在を認めて消化しない限り、心に残り続けてしまうのだと思います。
あるとき私は覚悟を決めて、自分の「感情」と向き合いました。
自分のネガティブな思いを受け入れ、その上で明るく生きるにはどうするべきか考えるようにしたのです。
それ以来、「運気」や「神様」のような、"自分の外側にある【見えないもの】"ばかりに気をとられることがなくなったと思います。
本当の意味で【見えないもの】を大事にすること
"【見えないもの】を大事にする"と聞くと、素敵なことばかりをイメージしがちです。
例えば、「愛」や「絆」を大切に育むとか、「神様」や「ご先祖様」への感謝を怠らない…とか。
上記の例のように、本当に素晴らしいこともありますが、そのようなことばかりではありません。
人に見せられないような生々しい「感情」と向き合うことや、深い悲しみを味わい尽くすことも、【見えないもの】を大事にすることと言えます。
「運気」や「神様」を意識するあまり、無理に自分の気持ちをごまかしてポジティブになろうとしないでください。
"内側にある【見えないもの】"(=「感情」)と向き合い、それを消化していくことこそが、より良い未来に向かって進んでいく力になるからです。
開運法を試したり、神頼みをするのは、その後。
「運気」や「神様」は、ネガティブな思いを恐れず受け入れた人に味方してくれるはずです。
お読みいただき、ありがとうございました!
私の経験談が、誰かのお役に立てれば嬉しいです。
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