もう一度見直すと初見と印象が大きく変わった「水星の魔女・8話」について

今回はもう一度8話を見直した時に私が初見と大きく見た印象が変わったことについて書いてみようと思います。

プロスペラの言葉

スレッタとミオリネがプロスペラを訪ねた例のシーン。
後半のスレッタに対する、まるで教祖と信者の様なやり取りがあまりにも印象深くて、全体的にプロスペラを胡散臭い、信用できないと思われる方が多い印象ですが、再びあのシーン全体を細かく分けて見てみると、プロスペラが全く信用できない人では無いと言う思いが強くなりました。
まず、ミオリネと会話してる部分ですが、こちらに関しては嘘が無いように感じとれました。
おそらくプロスペラも本当にGUND技術についてわかってない部分が多く、けっこう本気でミオリネ達に期待してる様に思います。
おそらくエアリアルはルブリスを下敷きに開発されたのでGUND技術に関してはわからないのでしょうね。
そして、後半のスレッタと話してる例に部分ですが、その前の義手を外しながら喋ってる部分については本心であろうと思われます。
ガンダムだと学校にエアリアルを連れて行く事すら出来なかったので、その部分については本当でしょう。
ですが、一番嘘を言って欲しくない「娘たちの為」の部分だけ異常に胡散臭く喋ってるのがなんとも悲しいです。
よって、このシーン『娘が大事』以外の部分はすべて真実を言ってると思ってます。

シャディクの言葉

シャディクもきっと本心を語っていると見直して思いました。
シャディクが胡散臭く見えるのは、ひとえにミオリネのシャディクの人物評と7話でのニカ姉との密談の印象からでしょう。
しかし、8話のシャディクは自分が本心で言ってる事に対して話す人話す人が誰もまともに取り合ってくれていない、自分の本心が全く伝わってない事にガッカリしてる様に見えました。
ミオリネもグエルも、お父さんであるゼネリも、そして、シャディクを支えているはずのあの取り巻きの5人の女の子達でさえ、誰もシャディクの本心を汲んでくれていないように感じました。
ただ一人、スレッタだけが素直にシャディクの言葉を鵜吞みにし、リアクションしてました。
グエルやエラン(4号)同様、スレッタの真っ直ぐな心がシャディクを救ってくれるのかの知れません。
やはり御三家の人間は皆、スレッタに狂わされる事になるのかもしれませんね。

地球寮の面々

見直してみると、とにかくニカ姉の絵の芝居が色々怪しくてしょうがないですね。
7話での事があるせいで邪推してしまうのかもしれませんが、とにかく芝居にほんの一瞬の間が入り、それがとても意味深なのです。
もしかしたらニカ姉はアーシアンですらないかもしれません。
ただメタ的な考察になりますが、ニカ役の宮本侑芽さん(休養となりましたが、早い回復をお祈りいたします)がオーディションの時に「ニカの気持ちがわかり過ぎるぐらいにわかる、これは私だ」と話してたことから、ニカが悪い人では無いと思っています。

それ以外で気になったのはオジェロがGUND医療のPV見てる時になんとなく前から知っていたような感じで見てた様に見えたのが気になりました。

このシーンでは皆さんが衝撃を受けたスレッタの「誰ですか?」発言がありました。
これなんですが、見直してみると、一回言いよどんだ後に「誰ですか?」って言ってる様に見えました。
もしかしたらこれは、一回「おばあちゃん」って言いそうになったのを止めて「誰ですか?」って言った様にも見えるんです。
もしかしたら、スレッタにはプロスペラにさえ言ってない秘密があるのかもしれません。

おわりに(その他気になった事)

・シャディクの取り巻きの女の子達はきっとシャディクと同じ孤児で一緒に育ったのだろうと推察されます。
その彼女たちがミオリネを知ってる様な会話内容だったので、もしかしてミオリネってシャディク達と幼少期は一緒に育ったのではないかと思います。
ミオリネには母親の描写があるので、母を亡くした後、あのダブスタクソ親父にシャディク達がいる孤児院にしばらく預けられていたのかもしれませんね。

・PVを見て噴き出すプロスペラさん。
あれって皆さんにはどう見えたのでしょう?
私は素直におかしくてツボに入って笑ったと思っているのですが…。
この作品もしかして、思っているより悪い人がいないのでは無いかって少し思い始めています。
学生たちの民度は相当低いですが(笑)

・後は、やはりゴダイさん、気になりますね。
ここまで一貫して一言も喋ってないと、世に出てるトンデモ考察のひとつである『ゴダイ=エリクト説』もあながちアリなのではないかって思いますね。

以上、気になった事をつらつら書き綴ってみました。
皆さんはこの後の展開がどう転がって行くと思いますか?

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