見出し画像

おとなりさんを知るために その2

ワークショップで提供している中国のお菓子は、全て基町ショッピングセンター内のお店で購入することができます。
みなさんは、基町ショッピングセンターを訪れたことはありますか?

実は、私はワークショップを企画するまではショッピングセンター内の中国系の食料品店を訪れたことがありませんでした。
なんとなく、入りにくいな〜という気持ちになっていたからです。

この「なんとなく」を、ここではもう少し考えてみることにしましょう。
具体的に想像してみると…

お店の人に何か話しかけられたらどうしよう…
中国語だったら?日本語が通じなかったら?
ちょっと覗いてみたいという気持ちだけで入るのは失礼になるかも?
何を買っていいか分からないし、何が美味しいかも知らないし…
中国にルーツがあるわけでもないから、肩身が狭いような気がするなぁ…


以前の私は、こんなふうな気持ちを抱えていたのではないかなと、振り返ってみました。
つまり、「私のために開かれていない場所に入ること」に抵抗感を感じていたのではないかと思います。

私は、「私のために開かれた場所」に慣れ過ぎていたのかもしれません。
もし、私のための場所ではないと感じることが頻繁に起こっているとしたら、とても暮らしにくいし、いつも遠慮しないといけないような疎外感を感じるだろうなと思います。
そしてこれは、日本で暮らす外国人(海外に国籍やルーツを持つ人々)が日常的に感じていることと似ているのではないだろうか…と、そんな気がしてきました。

おとなりさんを知るには、まだまだ時間がかかりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?