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おじさんと わたしの公共交通機関は 存亡の危機

自家用車を持たない世代が増えている、という記事をよく見ます。ホントなんでしょうか。
総数で言ってません?若者の総数は減っていますよ。
購入割合で示さないとダメですよね。


今どきのクルマ事情

1 出張で東京、神奈川、埼玉に頻繁に行きますが、そこそこ若い人が運転しているのを目にします。
2 田舎では自家用車は必須です。
3 わたしも自家用車を持っていますが、お父さんに買ってもらいました。そのため名義は34歳のわたしではなくて、65歳のお父さんです。お父さんは3台も自家用車を持っていることになっています。

そんなことから、若い人たちが自家用車を持たなくなっているというのは東京23区のことではないでしょうか。

おじさんのクルマ事情

同棲中の彼、つまり、おじさんは、もちろん自家用車を持っています。
それどころか、バブル期に学生だったおじさんは、ヘッドライトがパカっと出てくる中古のシルビアを10万円で買ったそうです。

その頃の学生さんは、ちょっとかわいいアルトエポ、ターボで突っ走るアルトワークス、日産マーチとかの中古を10万20万で買ったり。
すんごいひとは4WSのプレリュードとか、マークIIとか。時速80キロをこえると自動的に車高が低くなるソアラ3000GTリミテッドなんかも。
そんなふうに学生さんも自家用車を買う時代だったそうです。

実際、どこに乗っていくの?
おじさんが言うには、そのへんの本屋とかファミレスだって。軽四にぎゅうぎゅうに乗り込んで、みんなで葛城山に行くのがたのしいんよ、だって。
なんという時代なんでしょ。

そのあとのおじさんは、前後異径タイヤのクレスタ、インテグラtypeR、ランエボを乗り継いでいます。
意外と走り屋か?

登山のクルマ事情

おじさんも、わたしも、自家用車は持っています。ま、それはそうなんだけど。場合によれば自家用車では出かけられないこともあります。
それは、登山とか街道歩きのときです。

旧山陽道を歩いたときは、目安としては新幹線ひと区間だったので、移動の中心は新幹線でした。
広島から新岩国とか、新山口から厚狭とか。

京都から岡山までの旧山陽道では、おじさんの言い方をすれば国鉄、が利用しやすかったです。

ところが、どうしてもバスに乗らないと無理な登山とか街道歩きがあるんですよ。
絵?自家用車はどうしたって?おじさんは歩きながら、登山しながらお酒を飲むんですよ。当然、運転できませんよね。
兵庫県内だったら代わりにわたしが運転します。でも、滋賀、奈良、和歌山、あるいは鳥取とか広島だったら、わたしは運転する自信ありません。やっぱり電車、バスになりますよね。

最近のバス事情

ところがこのバス。最近はかなり不便になってきています。
JRの廃線問題がありますよね。廃線したいよーって。JRはまだまだ頑張っていますよ。問題はバスです。なんじゃこりゃってバス停を見ることがあります。
このバス1日1本で片道。しかもループしてない。

都市部でも、公営バスが成り立たなくなっています。
たとえば、わたしの住む兵庫県だと、神戸、尼崎、明石、姫路は市営バスを止めてしまってます。阪急バスとか神姫バスに譲渡しているわけだけど、公営が成り立たなくなっています。
大阪でも、金剛バスが廃業するとか。大阪から有馬温泉への路線も廃止するとか。
有馬温泉はまだ電車があるけど、金剛山はどうやって行こか。登山口までのアプローチがタクシーとかになってしまう。
こうなると、おじさんが安心してお酒飲めないんですよね。
ホント、バス路線が細ってる。

この背景には運転手の人手不足ってことなんだけど。赤字は出せないし、運賃は値上げできないし。そしたら運転手の給料を減らそかってことになってる。
これでは人手不足になるよね。
都市部では路面電車かな。
郊外では、自動運転をもっと自由化すればいいのにね。

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