少女☆歌劇レヴュースタァライトと私

2本目! 鯖内でこの話やめたって言ったらお前のが見たいと言われたので。

ただ、私は考察とかそういうのは一切やらん。出来ん。そういうのは、マジですごいのがそこら辺にいくらでもあるのでそっち見てくれ。

じゃあ何するってなった時に、私と少女☆歌劇レヴュースタァライトが歩んできた3年半くらいを文にしてみるのもいいんじゃないかなって思ったのでそれで。


永遠のように輝いていて、でも思い出すことを拒み続けている2018年上半期


そもそも少女☆歌劇レヴュースタァライトと出会うためには、その前の私を知ってもらう必要がある。ということで少女☆歌劇レヴュースタァライトと出会う前の私の話から。

私の記憶の中で一番輝いていて、そして今まで1度たりとも振り返ることの無い日。

2018年6月1日

そう、遠藤ゆりかさんの引退ライブ「Emotional Daybreak」が開催された日。私は、私の心は赤坂BLITZに置き去りにされてしまった。

さらに遡ると私の遠藤ゆりかさんのオタク歴は決して長くない。出ているアニメは見てたけど本格的に追っかけ始めたのはバンドリからだし、広島の大学生には関東のイベントに継続参加するほどの財力はなかった。でも、2018年上半期、特に4月からは全て遠藤ゆりかさんに捧げた。行けるイベントは全部行った。お金なんてないから夜行バスに乗り続けた(広島東京間の夜行バスは片道13時間)、私の大学生活が本格的に崩壊したのはここだったと思う(それまでは単位取れてないにしてもまだ4年で卒業の範囲内だった)。

未だに家にある「Emotional Daybreak」のブルーレイはビニールを被ったまま。これまで何度も開けようかと思ってきた。きたけど、開けることは出来ていない。

そして、1週間に2度の東京遠征(エモブレは金夜で、その前の週末は天使の3Pのラストライブだった)で限界を迎えた私の体は……。

38.9℃の熱を出した。

疲れもあると思うけど、マジで現実を認めるのが嫌すぎたんだよね。

ちなみにこの時、6月の中旬にバンドリのオンリーに申し込んでいた私は熱の中原稿をやっていたのは面白話。


そんな私を救ってくれた救世主

推しの引退を受け入れられなくて、声優交代が認められなくて。そして何より引退の一因であったバンドリ、及びブシロードがどうしても許せなくて。(今思うとバンドリは悪くないのでバンドリは許した。私はもうやらないし、声優変わってからのRoselia楽曲聞けないけど)

そして熱で暇を持て余したオタクは、当時放送中で、だけどどこか敬遠していたアニメを消化することにした。

そう、それが。

ウマ娘 プリティーダービー

面白かった。涙を流した。そして目を奪われた。8話を見た時の感情を私は一生忘れない。

ウマ娘は1人のオタクを救ったのだ。

これは余談だけどこの先にも繋がるので書くが、私はウマ娘2期見るのに全く熱が入らなかった。見よう見ようと思いつつずーっと放置してた。それは、どうしても記憶の中の、思い出の中の1期が輝いていて、それを汚されたらどうしようという思いがどこかにあったからだ。オタクは思い出を汚されるのが1番嫌いなので。

さて、記憶語りに戻ろう。

ウマ娘を見たその日、私は誓った。

「ブシロードとは縁を切る!ウマ娘最高!!!!!!!」

しかし、その裏で刻一刻と近づいていたのです。あのアニメの放送日が…………。


2018年下半期 ウマ娘とスタァライト。ふたつのキラメキを浴びて


そもそも少女☆歌劇レヴュースタァライトのことを知ってはいた。舞台のタイミングでブシロードの新規コンテンツか〜とは思っていたし、実際バンドリのオタクが見にも行ってた。

そのオタクが普通に面白いよって言うからそいつから曲を焼いたCDを貰ったし、アニメ放送前にCSのTBSチャンネルで放送した舞台のライブシーンだけ見た(ここ重要)

この時点で私の評価は「面白そうだし曲もいいけど見ない」だった。ブシロードと関わるのをやめると誓ったのだ。

だから放送開始タイミングでリアタイしてないんですよ。
そもそも広島県ではリアルタイムではやらな

https://twitter.com/ganmo_doki52/status/1024357560789299200?s=21

7月12日に放送が始まってるのに見たのは8月1日。この時点で3話溜まっているんですよ。

結局見るに至った経緯はオタクに見てくれと言われた公式サイトのキャラクター欄で露崎まひるさんに一目惚れしたからなのですが(オタクはちょろい)

https://twitter.com/ganmo_doki52/status/1014847889472827394?s=21

で、問題の5話がやって来ます。

https://twitter.com/ganmo_doki52/status/1028942463933640704?s=21

あれ?

自分の中の記憶だとここら辺でもう頭おかしくなってたつもりだった。

ちゃんと過去のツイート確認したらバンドリのガチャ引いたりコミケの原稿やったりしてたらしい。

まあそんなことは置いておいて無事最終回の頃になるとこうなってました。

https://twitter.com/ganmo_doki52/status/1044036955061678080?s=21

https://twitter.com/ganmo_doki52/status/1045529138449137664?s=21

うーん、美しい。

ここまでチョロいとなんか自分でも不思議な感覚だ。

そこからは普通にオタクやってた記憶なんですけど、今思い返すとこの頃の俺は結構無茶してるな。

スタァライトの歩みはと言うと、10月の中旬に舞台#2が行われその千秋楽後にアプリ開始、秋葉原でのコラボカフェを経て年末に2ndライブ、ももクロ紅白と言う流れでコンテンツとして歩みを続けていきます。

2ndライブの話してもいい?

スタァライトのライブ、2nd以降全部行きましたけどやっぱりこの2ndは特別で。

1~12話をなぞる様にレヴュー曲を全部やった時はもう涙が止まらなくて止まらなくて。

https://twitter.com/ganmo_doki52/status/1076454234709610497?s=21

このライブで、西條クロディーヌさん役の相羽あいなさんが言っていたこと。

「星のダイアローグのラストのサビの歌詞」

星のダイアローグのラスサビの歌詞、本当にそうなんですよ。私たち誰1人戻れないんですよ、スタァライトというものを知らなかった日々には。

この頃になるとウマ娘のコンテンツとしての露出が少なくなり、バンドリはボイス差し替えからアプリを開けなくなっていたので、スタァライト1つにのめり込むようになっていきます。

ちなみに2ndライブのブルーレイには号泣するがんもを確認することが出来ますので、気が向いた方は探してみてはいかがでしょうか。


2019年 スタァライトのオタクとして


2019年に入って初っ端にやったのが、2ndライブのディレイビューイングを見に行くために日帰りで神戸まで行ったこと。

この頃のブシロード、ディレイビューイングしてくれるのはいいけど中国地方をはぶり続けたんですよ。知り合いのオタクと神戸高松福岡の3択から神戸を選びました。高速片道4時間。アホかって。この帰り、高速を運転中タイヤが道路の凍結に一瞬足を取られた時、僕は死を覚悟したのをよく覚えている。

3月末、オーケストラライブ。舞台の方では既に行われていたスタァライトシート商法がライブにも適用された。及びこのオーケストラライブはマジで倍率高くて夜の部は外れたんですよね。夜の部はビューイングあったのでそれを見ました。

オーケストラライブはね、本当に良かった。スタァライトの特徴といえばストーリーもさることながら藤澤慶昌さんと加藤達也さんの作るオーケストラをふんだんに使った劇伴。それを生音で聞けるってすごい。そしてレヴュー曲。これもフルオーケストラで聞ける。えぐい。そして、サプライズでお誕生日のお祝いをされた(ライブの3日後)露崎まひるさん役の岩田陽葵さんの流したきれいな涙。未だに目に焼き付いています。

ちなみにスタァライトシート商法ってのは前方席確定とお土産付けるの代わりに高い金払ってねってやつ。舞台は席によってグレードがあること結構あるから別にいいかなって思ったけどライブは……って思った記憶。

忘れてはいけないのですがこの頃まだ学生ですので、お金が無い。色々苦労しながら遠征してました。なので、小さめのイベントは泣く泣く見送ることもしばしば。それこそリリイベとか。

7月、舞台#2の再演。場所は舞浜アンフィシアター。金土日月4日間で7公演という超ヤバスケジュールの中、初日と女限(スタァライトの舞台は女性客限定公演が存在します。普段男性とかいる現場苦手だなって思っている方、安心して参加できます。良ければどうぞ。あと、キャストもファンサも厚いらしいです。入ったことないのでわかりませんが)

以外全部観ました。今考えると頭おかしなことやってるなぁって思います。

アンフィシアター特有の円形劇場。そして通路を使った演出。100点満点の舞台だったので、今から#2を見る方はやっぱりこっちの再演の方を見て欲しいなという気持ち。

舞台パートでも、その後のライブパートでも、自分のすぐ横をキャストが通るっていう貴重な体験が出来ました(スタァライトシートの人は)。

この頃になると私は愛城華恋さん役の小山百代さんと露崎まひるさん役の岩田陽葵さんのオタクになっていたので、その2人が登壇するイベントにはなるべく行くようになっていました。ブシロードDJライブとか、D4DJの1stとか、ヴァイスシュヴァルツのカードゲーム大会の名古屋会場とか。

そう。一年前には縁を切ると誓ったブシロードの犬にまんまと成り下がっていたのです。

でも、夏が過ぎるとどこかスタァライトに熱が入らない。11月に控えた3rdライブが楽しみで楽しみで仕方ないはずなのに、どこかで冷めている自分がいる。振り返ってみると答えがすぐ出てきた。

私、燃え切ってない?

この年の夏、私はコミケで2冊の本とアクキーを1つ作った。スタァライトとして本を出すのは初めてだったし、自分の中の書きたいものはすべて書くつもりで書いた。
オタクとしてこの作品が好きなのはもちろんそう。そして、カプ厨の百合SS書き手としてこの作品が好きだった。私は2つの炎を燃やしながらオタ活をしていた。
その火の片方が、消えた。
スタァライト自体は好きなままだ。9月には名古屋大阪弾丸リリイベ巡りもした。ただ、スタァライトの作品を書くことが書きたいと思うことが日に日に少なくなっていく中、あの事件が起きた。

3rdスタァライブ Starry Diamond 三森すずこ2部のみの出演

まあ、これ読めば全てわかります。
このライブは1部を九九組でのライブ、2部はスタリラメンバーを含めたライブを予定していました。
そんな中、チケットの入金を終えた後に発表されたこの話、普通にオタクは怒ったし、私も怒った。
これが最初から分かっていたなら最初から書くべきだし、途中で発表して許されると思ってたならそれはオタクをなめ過ぎだし、そもそもそんなスケジュール組むなって思う。そして何より、スタリライブを優先されたのが1番ショックだった。
いや、新曲とかもあるしわかる。わかるんだけどさ。
スタァライト九九組は9人で1つなんだよ。三森すずこさんがいなきゃいけないんだよ。
横浜アリーナはスタァライトにとって特別な場所。それはもちろんわかるし、そこの日程しか空いていなかったのもわかる。でもひたすらに悔しかった。
ここまではまだ我慢できた。

ライブ当日、1部途中から三森さんサプライズ出演

いやぁ~~~~~~~~~~~、よかったよかった。

とはならんでしょう。
最後のMCで三森さんが涙ながらに九九組への愛とギリギリまでスケジュールと格闘して、そして九九組のみんなの直談判で出れるところは全て出ると決めたと言っていた。

美談にしないでくれ

これを、美談にしないでくれ。頼む。お願いだから。
三森さんは何も悪くない。どちらも大切で、選べるわけなんてないのだから。
九九組のみんなも悪くない。さっきも言ったが九九組は9人で1つだ。三森さんが出れるに越したことないし、それが出来るようにサポートしていたのもわかっている。
じゃあ、運営は?
この話を本人に涙ながらに語らせ、まるで美談のようにしているが、そもそもこの無茶なスケジュールを組んだのは誰だ?

ここで私は、1年前を思い出していた。
いつも無理なスケジュールを組むのはブシロードなのではないか。
さらに振り返った。
体調を崩していないだけで、九九組結構無茶なスケジュール組まされてないか?
ブシロードへの溜まりに溜まった不信感がライブの後、一気に膨れ上がった。

2020年 コロナ渦で

2020年のスタァライトの予定としてはまず4月にバンドライブ、そして劇場版総集編公開、舞台#3という流れだった。
結局劇場総集編しか出来なかったんだけど。

現場に行く機会がなくなると、熱というのはすごい勢いで冷めていく。
元々学業を優先するという約束をしていたので、2020年のイベント参加を控えめにする予定だったというのもあって、コンテンツから距離を取ったというのもあるが、2020年の私はオタクとしては完全に死んでいた。
コロナ渦になってから関東に行ったのは免許更新とotovaraの2回だけだったしな。

とはいえ、ロロロは良かった。
総集編部分、よく2時間に収めたと思うし5話全自動号泣オタクなので5話のところは号泣もした。新規カットのところは一生オタクと語り合ったしな。
ただ、今も手元に使われていない前売り券があるのも事実なのでした。

2021年 劇場版、#3 そして……

劇場版よかったよね。最高だった。7回見たし、まだ見足りない。
でも、最初観る前は怖かった。
ウマ娘の時にも発病した、思い出補正汚されたくない病である。
それに加えて今回はTV版、ロロロと己の中で上げに上げ続けたハードルを本当に超えてくれるのかという怖さもあった。
まあ、そんなもの一切関係なかったわけだが。

舞台#3に関しては、評価が難しいところではある。そもそもが劇場版の前に行う予定のものだったし、劇場版の内容を踏まえて多少中身を変えたところもあったと思う。よかったとこもあればうーんと思っているところもある。
最後のVS自分は最高に良かった。これは紛れもなく本当。
あと、久しぶりの現地イベントでスタァライトのオタクと会えたのも楽しかったです。





私は、本来ならば2019年に燃え尽きてなくなるはずだったのになぜか残ってしまったカスみたいなものだ。だから、今の作品についてのあれこれを語ることはしたくないし、来年のスタリラの舞台も行かない。

スタァライトには終わりが来ます。そしてそれはそう遠くないうちに。
スタリラは続くらしいです。けれど、聖翔音楽学園第99期生俳優育成課の物語はあの劇場版で終わったと思っています(古川監督は明言しなかったけど)。
このコンテンツが終わるとき、推していてよかったなと思えるといいなと思います。本当に。



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