最低賃金について
最低賃金を上げるのか上げないのか、という話をしている人間が居るが、この話は労働者の待遇改善にとって無意味なので「そもそも議論する価値の無い話題」である
無意味というのは「最低賃金を上げてようと下げようと労働者にとっては有益でも有害でもない」からだ
例えば最低賃金を上げた国では、外食店舗が一食2000円とかになったりして、給料は上がったものの物価も上がることになる
更に、最低賃金を上げると機械化が進むので無職の割合が増える。とはいえ働けている人はそれなりに貰えているので、総合的に見るとトントンと言った所
逆に最低賃金の低い所は物が安いが、物価における人件費って3割くらいだから、最低賃金が3分の1になっても物価は3分の2くらいにしかならない
けどプラスもあって、人件費が安いと高級な機械を導入する資金力のないスタートアップ企業の活動が活発になるので、社会が流動的になりチャンスが増える
賃金高だと機械化が進み無職が増えるが相対的に物価が下がる、賃金安だと物価は高いがチャンスが多くて貧困を抜けやすい、まあ…大して変わらんわ
ぶっちゃけ末端労働者の豊かさって、国が経済戦争に勝ってるかどうかで決まるんだよ
国民が選挙で経済を重視する政治家を選ばずに、福祉とか教育とか人柄とかで選ぶと、経済戦争において不利になるので国民は貧しくなる。単純な事だ
選挙で経済より福祉や教育優先で政治家を選びました「お金が無くて辛いんですけど」って奴が大勢居るんだけど。そりゃそうだろバカがよ
選挙で経済を軽視しておいて、それ以外の場所で最低賃金だの労働者の待遇だの言っても意味ねえんだわ
例えばデトロイト市はアメリカの自動車生産拠点だった。そこでは労働者達がいろんなデモとかやって権利を獲得して行ったんだけど、日本の輸出自動車に負けて廃墟になってしまった。後には何も残って居ない
逆に経済戦争に勝ちさえすれば、特に要求しなくても勝手に労働者の生活は豊かになっていく
だから最低賃金がどうこうなんてのは議論の価値が無い、上げても労働者は豊かにならないし、下げても企業は国際競争に勝てない、時間の無駄だ