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まずはじめに自己紹介①

私、記念すべき一本目は「note投稿を始めます。」と出しましたがいきなり本題を投稿するには本末転倒です。そこで読んでいる皆さんに私のことを簡単に知って頂くべきかと思い、軽〜く自己紹介します。

私はma-hideの挑戦マスターです。聴覚障がいを持つ30代。

平成元年にちょうど生まれてきた真面目でありながら、時にはふさげるような2面性を持つ性格です。何かを始めたら、そこに集中して周りが見えないこともあります。とは正しいと思うことを追求していくような熱心なタイプで周りからは、よく聞くには・・・

『細かなことに気遣いして助かるけれど、やり過ぎなこともある!』『気付かないところまで考える奥深いところもあるのは良いことだか、合わせることも必要だよ。』『最後まで聞いてくれないところもあるけど、間違いを直す努力はある。』

良い面もあれば、ほとんどは悪い面の印象が多くといった声も受けている私です。では、そんな自分はどこからこうなってしまったのか。生い立ちを振り返ってみよう。

生まれつき耳が聞こえない。周りは、当たり前のように聞こえる人の世界であった。当時は、手話を言語と認められず、厳しい背景の中で聴覚口話を中心に、手話を知らずに成長してきた小学4年・・・。

ある同級生がデフファミリーでしたので、その手話という表現のコミュニケーションに自分の不思議な芽生えが出ており、興味が出てくるときから・・・。

私は、耳が聞こえないんだということ。そして手話があることなんだということを理解したのである。そこから急成長して、中学3年生の時・・・。

ある学習発表会で創作劇をやることになったこの日。私は提案した。

私が『脚本をやりたい!ちょっとやって欲しいことがある。』と強く伝えた。記憶が確かであれば、その時のみんなは当時の私を否定していたんだろう。でも担任をはじめとする何人かか賛同してくれた。それは、成長していた自分を出そうとしている気持ちの強さだったという。

なぜか。実にぶっちゃけいえば中学当時の私は、一言でいうと

学校一のトラブルメーカーであり、最大の問題児。学校全体を困らせるほどの問題を数多くと起こしており、先輩や後輩にも記憶に残っているほどの有名な認知でもあった。(有名人に例えると某ドラマ『ヤンキー母校に帰る』『ごくせん』のような感じでもある学生だったといっていい。)

そんな私が手掛けた脚本には今もデータが残っている。タイトルは、

『Friend ship Forever(友情よ永遠に)』

当時の背景は、手話を認めず聴覚口話法の教育が強かったために手話と口話をテーマとしてそれぞれの進路を考える中学生の生い立ちを描いた内容の創作劇というのは、これまでの先輩方がやっていなかった今までにない試みでもある挑戦だった。

もちろんこの裏を思い出すエピソードがある。あるデフファミリーの同級生が賛同していた。でももちろん、反対という声も少なからず出ていた。そこに私はこういった場面に許されず、もちろん喧嘩もした。

脚本に賛成したからには、一度挑戦してみよう!だからこういう試みもみんなで新しい劇を作ろうではないか?と強く主張した。こうして一人一人の配役も個性に合わせた設定で作るように担当教員と話し合いながら脚本を作ったのは忘れられない。当時の担任には、手話が出来なかった。でも久しぶりに会ったら手話を意識している。びっくりしていたが、時間経てばそんなものでしょうね。

そんな脚本に込められたもう一つの想い。それは私自身の進路であった。

普通学校に行きたい。でもろう学校ということも一つの選択肢である。これは当時の教育制度において、ろう学校に通っている生徒はそのままエスカレーターで高等ろう学校に進学することが当たり前な背景だったからだ。普通学校への進学率は1%未満の状況であった。

この背景もきちんと劇の設定として描くように人間関係の複雑さや聞こえない人でのコミュニケーションについて見ているみんなに何かを伝えようと思った脚本の創作劇に同級生みんなも日々追いかける度に自己表現をそれぞれ活かすように作り上げてきたことが中学3年の集大成だったことは、強く覚えている。

こうして大成功に終わった直後、私は決心した。ある某高校の受験も挑戦する!1%未満の進学率の壁を変えようとした。問題児で有名だった私がこの創作劇をただのドラマで終わるわけいかないんだというのが、今に至る一つの性格だったかもしれません。

しかし真剣に1日12時間以上の勉強時間を費やしたもの、結局間に合わず。ろう学校高等部へ進学。そこで多様な人間の生き方に葛藤した3年間を過ごし、手話を否定したろう教育に強い違和感を抱えるようになってきた。

これがろう学校教員を目指すきっかけにつながる。そして大学進学を目指し、多様な学びをいきていくことを決心したのである。そこで待ち受けていたのは・・・。

続く