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「一枚謎パクリはダメ」は謎クラのエゴ

冷静になれ(自戒含む)

0.なんだこいつ!?炎上したいのか!?

タイトルの用語をこういう風に定義することにします。揚げ足をとりたくなったら読みましょう

「一枚謎」...画像一枚で答えが出る、画像内で完結する謎。テレビとかでよく出る
「パクリ」...丸パクリとか、悪意のあるネタ被り
「謎クラ」...謎解きでご飯食べてる人以外。趣味で謎解きやってる人

※既出(悪意のないネタ被り、オマージュ)の話、あともちろん謎解き公演の中謎とかの話は別問題です、さよなら

1.「似た問題」の扱い

早速本題とズレるのですが、一応「似た問題でもパクリかどうかはふつう判別できない」という話をします。

これの画像欄をご覧ください、似てますね〜

元の問題を作ったご本人はこれらを「悪意あるネタ被り」、つまり「パクリ」であると言い切っています。言い切ってるからにはソースも確かなんでしょう。

↑の件は例外として、普通は一枚謎のネタ被りって、「悪意」があるかどうかって判断不可能だと思うんです。

(というか確実に悪意を持ってパクった人に「お前パクっただろ!」って聞いても「いや偶然ネタがカブっただけです」って言われたらそれまでなわけで)

でも、パクリかどうかの判別が不可能だからと言って、謎クラの皆さんは似た問題に目を光らせる必要は全くないと思います。元の問題を作った本人ですら、悪意があるかどうかは普通判別不可能なんですから

2.一枚謎など守りようがない

ただ、謎解きでご飯食べてる人はそうもいかない場合があると思います。自分で作った「オリジナリティ」という武器を崩されれば商売上がったりでしょうし

一枚謎で著作権とるのを一瞬考えたんですよ、でもこれ多分ダメですよね

著作権とった後に「似た問題」が現れても、悪意があるかないか判別できないですから。

あと、既存の一枚謎からアイデアが発展する場合って結構ありまして、もし著作権なんて取ろうもんなら、その発展すら妨げられかねない。

謎界の発展のためならば、パクられるリスクを呑んででも著作権フリーを優先すべきなのです(賛成とは言ってない)

3.100年後の謎界を考えてみよう

著作権をとるということはすなわち、「誰が作った問題か」を意識することです。

それをしないということはつまり、これからは「誰が作った問題か」はそう重要ではなくなってくるのではないかというのが私の考えです。

パクリかどうかが重視されているのは、この黎明期だからこそ自然と芽生えている「謎クラのエゴ」なのではないか。

生まれたての産業だからパクリかどうかが重視されているだけであって、謎界が発展していくのならばそれも段々無くなっていくのではないか。ゆくゆくは謎解きで飯を食っている人々からも段々この議論は無くなっていくのではないか、という風に感じます

4.ちゃんと議論をしよう

でもここで「例えば世界で初めて数独作った人知ってますか?」って持ち込むのはお門違いな気がするんです。

数独が今も愛されているのは、数独の本体が「ルール」であって、これを「使う」ことで無限通りの面白い問題が作れるからです

大して、一枚謎の本体は「問題」です。たぶん数独のようにはいきません。

で、気づいたんですけど、一枚謎の話する時例えに出せる「お門」って無いと思うんです 謎解きって前例を持ち出せないくらい新しいジャンルだと思うんです

この「前例がない」っていうのが割と厄介で、謎専門家であれ分からないなりに議論するしかないし、前例がないからこそ論理の通った慎重な議論がなされるべきだと考えます。

おわり。ちんちん。


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