第11期JPMLWRCリーグベスト16

▪️はじめに

『WRCリーグ』
個人的には自身の麻雀に対する取り組み方や周りからどう見られるか等を改めて見直すキッカケとなり、相性があるとしたらまさにというタイトル戦。

そして
今期も有難い事にベスト16の対局へ。

C・D卓同時進行で放送卓は事前のアンケートにより今回はC卓に決まっていたがD卓の方にも多くの方々に投票して頂きました。改めて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

また対戦相手は最近までリーグ戦でも凌ぎあった阿久津pはじめ、北関東リーグでも相まみえる長井p、千葉のESリーグでご丁寧に挨拶して頂いた好青年の笠原pとC卓に負けに劣らず面白いメンバーとなった。

▪️一回戦目

起家から笠原、長井、阿久津、小林
※以下敬称略

開局に阿久津pの1000-2000の中打点から始まり東2局にホンイツ仕掛けをするも直ぐに親の長井pからリーチを受けるなど入りの感触はイマイチ。
途中から形式テンパイに切り替えて二人テンパイするも次局も阿久津pの中打点が再度決まり一人少し抜け出す展開へ。

迎えた自身の親番
▪️東4
東家ドラ南

役牌の切れ具合からドラの南は南家しか鳴けなさそうである点と1pを2者が早めに切っていたのでヘッド候補をピンズの下目に想定する点を加味してドラ切りとするも南家の笠原pからポン。そして④をツモ切られた後にツモの声。
場には8sが2切れ。7s切りとしておけば直ぐにピンズ面子が完成してドラ単騎リーチが打てたのでここは少しモヤモヤする局でした。

▪️南1
北家ドラ5s

700-1300で原点を越えると

▪️南3
南家ドラ②

更に700-1300の加点で競りの2着で一回戦目を終える。

▪️二回戦目

起家から阿久津、小林、長井、笠原

東場の親番でいきなり勝負手が入る。
▪️東2
東家ドラ中

リーチを打っているが実は最初はダマテンを選択。西家と北家はタンピン系の捨て牌で北が拾えそうだったからだ。
しかし南家の捨て牌に目を向けると序盤は大人し目だがその後はピンズのホンイツ本線になっていた。また見えてない字牌が白と北で南家の手牌に北トイツの可能性が高くなったのと北待ちが少し盲点となると思い次巡ツモ切りリーチとする。
その後、北家に仕掛けで押し返されるがそれは想定内。しかし、終盤に差し掛かるあたりで南家から追いかけリーチを受ける。
こうなると生牌の北も期待できなくなり結果は二人テンパイ。
南家は6789p待ちで78pで四暗刻の牌姿。それも安めの9pをツモ切りしてたのでかなりの勝負かけの戦いであったように感じた。
ちなみに北は持っていなかったので読みが外れていたのと例え捌かれたとしても我慢してダマテンの方がトーナメント巧者だったかもしれない。また一つ良い経験となりました。

▪️東2一本場
東家ドラ三

西家の仕掛けに追いついてリーチとするも西家にアガリ切られる。

▪️東3
北家ドラニ

一回戦目トップスタートの阿久津pのリーチを受けながら追いつき、更に3900の直撃にも成功。

▪️東4
西家ドラ四

親がドラ色のホンイツ仕掛けで123mチーと西ポンとしている中、終盤に白バックのテンパイで追いつく。そしてハイテイ牌は…

親の最終手出しは2m。途中に北家から切られた6mにはチーの声がかかってないのと9mは一枚切れ。三をブロックしている分、246mからのカン5m待ちの可能性が高いのと現状ターゲットの阿久津pと3ポイント広げられる事に価値があるので9mをプッシュ。
親の手牌は

ここのテンパイ取りは自身の良さが出た良い局だったかなと。
そしてこのテンパイ料で風向きが変わりましたね。

▪️南2
東家ドラ4s

本日待望の大きな加点
4000オール。
この後も1300は1400オールなどでこの半荘大きめの2着となり折り返し時点で微差ながら暫定1位へ。

▪️三回戦目

起家から長井、笠原、阿久津、小林

現状3番手とは45ポイント差であり理想はこの半荘で着を上回る事。
それが難しそうならなんとか食らいついて30ポイント差を目安という気持ちで迎えた。

序盤に阿久津pに走られるも素点を28000くらいをキープして南入へ。

▪️南1
北家ドラ西

現状トップ目の阿久津pが789mチー、北ポンの後に手出しで③→①切り。イーシャンテンかテンパイしててもおかしくない印象。
そこに25000くらいのラス目の南家も字牌を被せながら応戦。更に序盤ソウズの両面払いを見せていた親も役牌を鳴いてバチバチのインファイト模様。正直誰がドラ持っていて打点はどれくらいか分からないところに生牌の④。

ここで一旦深呼吸。

現状の順位点込みのポイントをトータルポイントと合算すると概算では

小林:+18
笠原:+4
阿久津:+3
長井:▲25

自身は役なしペン⑦待ちだか
①トイトイなどもケアすると共通安牌が少ない点
②チャンタ濃厚の阿久津pには通る点
③イーシャンテン読みの親に鳴かせて阿久津pと戦わせたりできる点
④親に4000オールなどツモられた場合ターゲットとのポイント差は逆に15→17へと広がる点
⑤イーシャンテン読みが外れて放銃になった場合でも7700〜12000失点くらいならもともとの着順勝負と条件変わらない点
⑥そもそもツモアガリに価値がある点
※順位点込みでターゲットの差が15→26となり1局消化

あれよこれよとメリットが溢れてきたので打ち得と判断し④を河に放つもこれに親から声がかかる。

想定の打点より二回り上の18000放銃。役々ドラドラなら牌効率で両面落とさないと思ったのでこの形の可能性は低いのですが相手が一枚上手でした。
それでも2者とは着順勝負という条件に変更はありませんがポイントリーダーの笠原pだけは着順勝負に素点1万点という条件がついてしまい少し想定外でしたね。

オーラスも笠原pの一人テンパイで更に素点がついて最終戦へ。

▪️四回戦目

起家から笠原、長井、小林、阿久津

東場は細かいアガリとテンパイ料でジワジワと点差を広げられた3番手スタート。
チャンスを待つも東4に親の阿久津pと笠原にマンガン級をアガリ切られ南入へ。その後は上下の席も上手く利用され二人に隙なく局を回されましたね。
特にハイライトの局はありませんでした。


▪️終わってみて

前回と同じく今回もベスト16で敗退という悔しい結果に。
対局を終えてみて振り返るとやはり二回戦目の北とドラ中とのシャンポンリーチがまだまだ経験不足だったかなぁと。
もう少し勝つパターンを増やせるようこれからも精進したいと思います。

最後に
応援して頂きました皆様
ありがとうございました!

ベスト8以降も面白い対局が続くと思いますので是非最後までお楽しみ下さい!!

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