おとぎの宿 米屋
年内最後のワーケーションは、福島のおとぎの宿 米屋さんにやってきました。最近は二泊の連泊が定番になってきて、二泊目のお料理を楽しみにしております。
1 アクセス
須賀川駅から、送迎バスで10分。
東京からだと、郡山まで新幹線に乗って、在来線で乗り換え。
送迎バスは、行きは須賀川駅15時10分発。帰りは、ホテルを10時50分発です。
2 ホテルの様子
(1)雰囲気
フロントに着くと、お菓子とウェルカムドリンクのサービス。オーガニックスパークリングもいただけます。
建物は二階建てで、客室は、離れも含めて23室。広々とした造りと対照的に客室は少なめで贅沢な気分です。
スタッフさんは、みなさん、いろいろと声をかけてくれてアットホームな雰囲気。とても優しく行き届いているので、ついつい世間話とかお願い事をしちゃいます。
(2)温泉
源泉掛け流しの圧巻の露天風呂。
開放的なお庭の中にお風呂が点在。なかなかの雰囲気。湯加減もちょうどよく、夜は満天の星空の下で、朝は朝焼けを浴びながら、心ゆくまで温泉を楽しめます。
アルカリ泉とありましたが、硫黄の香りも。スタッフさんに聞いたら、震災の後に硫黄の匂いが強くなったそうです。不思議ー。
露天に浸かりながら、おばさまたちの雑談についつい耳をすませると、
「震災で嫁姑の軋轢が。急にお嫁さんと孫と暮らすことになって、1ヵ月同居が続くと、いろいろ耐えられなくなって。せっかくご飯作っても冷凍グラタンとか食べ始めるし💢」
「原発で、庭の植木を手入れしてくれる人がいなくなっちゃって、部屋の中が暗くて困る」
などなど、なんともご当地な話題。
そうかぁ、そうかぁと心の中で相づち。つい長湯してしまいます。
サウナかと思いきや、「源泉ミスト」なるステキな空間があり、温泉が霧状に降ってきて全身を包んでくれました💕
施設内には足湯と飲泉ができる場所もあります。
おみくじも引けます。普通に悪いことも書いてある笑
(3)カフェスペース
コーヒーやオーガニックティーなどが、自由にいただけるフリースペースが。ちょっと種類は少な目かな。
暖炉も点在してますが、火が入るのは、12月からだそうです。
3 客室
襖にビー玉で星空が飾られています。カワイイ。
wifiもありますが、パスワードなしで接続できるので、便利だけど、パソコンがいちいち保護されてませんよメッセージを出してきて、ちょっと不安。
部屋風呂も源泉が蛇口から!ちょうど良い湯加減にするのが難しい。
アメニティはこんな感じです。ヘアケアアイテムはないですね。ドライヤーが初めて見た製品ですが、すごく良い気がします。
部屋着がバスローブではなくて、パジャマなのも良いですね。
館内用の作務衣もあります。
4 お料理
お食事は、健康的な食材にとにかくこだわったオリジナリティー溢れるコース構成。
ただ、必ずしも食材は福島産ではありません。
ホームページには「地産地消を基本として参りましたが、震災以降、食材については、地元産にこだわらず、日本海から魚を仕入れるなど「食の安全・安心」を1番に考えております」との説明が。うーむ切ない。
(1)1日目ディナー
個室で、おひとり様でも気兼ねなくまったりできます。
冬の民謡をテーマにした構成だそうです。
丸ごと焼きニンジンなど、食材に対するみなぎる自信が感じられました。
(2)2日目ディナー
1日目をちょっとアレンジしたくらいかな?と思ったら、お座敷に通されました!
なんかグレードアップ??嬉しい💕
ワインペアリングコースもあります。
なんと、ふぐのお造り、トラフグ唐揚げ↓
ふぐ尽くし🐡
単角牛のヒレ石焼き↓柔らか〜
ハラコ飯↓三つ葉が効いてて美味しいです。
(3)朝ごはん
5 その他
デラックスでラグジュアリーな離れもあるらしいですが、その実態は厚いベールに包まれていました。
温泉を利用した再生エネルギーの使用状況をモニターで映しているのも、「フクシマ」ならではなよでしょうか。意識高い。
もちろん、マッサージ、エステもありますが、利用していません。ホームページで見る限り、さほど特別な施術ではないと思われたので。
旅行サイトからの東北エリア1位の賞状がズラリ。選ばれているだけあって、何不自由なく楽しめますが、お値段には冷や汗でした。
↑福島県をモチーフにした箸置き。
米屋の位置にマークが笑
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