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まえがき

その男とはいつぞやの年末に出会ったと記憶している。

こちらも長い付き合いのヘアサロン「Journey」(まあ本当にネーミングセンスがいいよね)の酒井夫妻の紹介でうちでクリパか忘年会を催した際に突如として…

ここは強調したいからもう一回言うけど本当に突如としてあたしの人生に現れたんだよね。

あたしの事を知ってる人ならわかるだろうけどだいぶ変わってるし39歳にもなれば自覚もありますよ。

左脳過多なんだろう、脳内では常に自問自答が鳴り響いてるし会話の中で起きたインスピレーションや掘り起こされた記憶は口に出さないと気持ち悪くてしょうがない。わかっちゃいるがその場にいる誰にも伝わらない様な例えツッコミをして記憶整理を行う。(決して例えツッコミでオリジナリティを出そうとしてるわけではない事、ここで伝われ!!!)

妻や2個下の弟なんかは絶対呆れてるし、嫌がってるのも知ってるがこれはもうあきらめてくれ。

まあイグザンプルがつらつらと出ましたが、その日もまあそんな調子で記憶整理の会話を行っていた。思い出のヒーローの話しになった際だったと思うがスーパー戦隊→仮面ライダー→ウルトラマン→みたいな連想が起きると
同世代はギリギリでグリッドマンの話しには飛躍すると思うんだ。
言うても円谷作品だし土曜の17時半の放送だった事もあるから記憶にもある事でしょう。(ここわかんなかったらここから先はわかんないかもだから、先に謝っておくね)

前談の様な連想が起きると必ずあたしの脳みそはさらにディープな方に向かう。(深みあり危ないよ!)

「シャンゼリオンは?」グリッドマンですらピンと来ない集まりの中で光速のシナプスで脳は勝手に言葉を発していた。

しかし次の瞬間「アツイ!!!あとガイファードな!!!」(ちなみにシャンゼリオンもガイファードもテレ東の特撮ね)

この一言をあたしは一生忘れないと思う。
まさか一生忘れられない一言の一つが「アツイ!!!あとガイファードな!!!」になるとは思いもよらなかったけどね。

出会って2時間足らずの男を生涯の親友だと思った。
幼少期を一緒に過ごした訳じゃないのに呪術廻戦で東堂や脹相が虎杖に見たような同じ時を過ごしたイメージが湧いた。
話せば話すほどに同じ子供部屋にいたかの様な話題がでた。

そうか、あの頃の俺は一人じゃなかったのか。

そんな男は「天晴」と言うクリエイターだ。
彼の作る物はジョン・ヒューズ作品(ホームアローンとかベートーベンなんかね)やジャッキー・チェンを観て育ってきたような同世代には刺さって仕方のないものばかりだ!!!
そんな男を見ていると自分も何かしらのダメージをこの世界に与えたくなってくるしあの頃の延長の様な遊びをしたくなってくる。

出会ってから数年うっすら何かしら出来たらと考えていたがあまり良いアイデアは出て来なかった。しかし最近なんだか文章を書きたい気持ちが出てきた、この気持ちの正体はわからないが10代や20代の頃の様な承認欲求ではなく、身近な人を何かしらで楽しませられた良いなと思うのでこれで楽しんでくれる人がいたら幸であります。




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