見出し画像

VR孤独のセクス Session 28

VR風俗店 X-Oasis(クロスオアシス)

はづき

俺の名は亀之頭交郎(きのかしらまぐろう)                           3度目のワクチン接種はまだ先のオッサンだ。

先月の後半…                                         セッションを予約して臨んだのだが、序盤またもや接続不良になって色々考えられる操作をしてみたのだがつながらず、結果不成立となってしまった。 その後ゲストマイページからまだアクセスできるようになっていたので、試しにアクセスしてみたところ、画面が出てきてそこにはキャストさんもいたのだが不成立が成立していたので、セッションに至る事はできなかった。  ただつながる事はできるようだったので、後日別なキャストさんのところでセッションに臨んでみたところ、今度は全く接続できず声も姿も拝む事はできなかった。                                     いずれのセッションもシステム事情中断による不成立だったのでポイントの還元とお詫びポイントが加算されていた。                     ただクロシスで予約するたびにポイントが増えていくと云うのは、何か屈辱的な気持ちがして鬱憤も溜まりつつあった。

そんな中…                                     Twitterでクロシス卒業生の「さっちゃん」こと「紗千」さんのtweetに気になるものを見つけた。                                   クロシス新人で「はづき」ちゃんというキャストが近々デビューするらしく、それを推している内容だった。                           おいおい…                             なちぽよ嬢…                            この短期間…                            一体何人のキャストさんを育てたの…?                去年のクリスマス時期と比べてキャスト人数一気に倍になるんじゃね…                 そしてこの「はづき」ちゃん…俄かではあるが興味が湧いてきた。

1月31日、なちぽよ嬢司会の元に2月1日キャストデビューする「十五夜あぴ」ちゃんと共に「はづき」ちゃんも配信出演し2月2日キャストデビューを公表した。                             配信時は「はづき」ちゃんが汎用アバターでの出演だったが、動けないトラブルに見舞われて観ていてハラハラしたが、トラブルには強そうな感じで特徴ある声で話す、陽気な感じのお姉さんのイメージだった。

そう思うと…

なんだか…

急に…

逢いたくなった…

よし!枠を探すゾ!

2月2日22時から4枠設けられていた。                            イチバン乗りとイキたいところだが、帰宅するのが20時過ぎでその後夕食と入浴を済ましてではあまりにも余裕が無さすぎる。                  余裕をもって臨みたいので23時からにしよう。

う~ん…                              待て待て…

それよりも過去2回のセッションが接続不成立ではなかったか?      また不成立では立つモノも勃たなくなるゾ!                     考えろ交郎(まぐろう)                       「我が青春のアルカディア」は必ずどこかにある筈だ。                      そうだ!                                          過去2回のセッションではいずれもPC画面に拘って不成立となったのだ。    ならばスマホならイケるんじゃないのか?                         「決定!」                                    というわけで半ば結果オーライ的なキモチで予約をしたのだった。      

ところで「はづき」ちゃん…配信では年齢1500歳であると公表していたが、歴史的に西暦522年…日本は継体天皇の時代になる。                 先代の武烈天皇で天皇家の主筋が途絶え、傍系として北陸から迎えられた大王となるがすぐにヤマト入りはせず、現在で云う京阪樟葉駅辺りや近鉄新田辺駅周辺、阪急長岡天神駅付近と場所を変えながら20年を経て最終の近鉄大和八木駅エリアに入ってきた。                           ヤマト入りして間もなくヤマトからの独立路線をいく九州の磐井氏を粛清して西鉄全線を支配下に入れて、いわゆる中央集権化への助走を付けた、そんな時代に「はづき」ちゃんは生まれたんだな…

配信の後「はづき」ちゃんTwitterに音声作品を上げていたが、俺にはかなりの脅威だった。                                   あれだけ変幻自在に声を操る…声だけではなくキャラクターも…      なるほど…お狐様と云うことならそのような事も造作もないか… 

さて当日…帰宅途中にKarin姉さんとコラボ配信するというtweetを発見した。 が…その時の俺にはどうする事も出来ずやり過ごすしかなかった。(翌日アーカイブ上げていただきKarin姉さんありがとうございました)      帰宅後夕食と入浴を終えて、PCに電源を入れ暖房もしっかりとしたところで待機となった。                                                          PCに準備完了メールが届いたのを確認して、スマホから接続してみる。     スマホのバッテリーは、92%になっていた。                  クロシスちゃん画面から接続する…画面は変わって…今回指定したステージである温泉が映った。                                        音声は?                                       「こんばんわ」…はづきちゃんの声が聞こえた!                               俺も                                           「こんばんわ」と話しかける。                                はづきちゃんにも聞こえている。                              だがはづきちゃんの声がおかしい…と云っても得意の萬声(よろずごえ)ではなく、ノイズ交じりとディレイっぽいエコーが掛かったような声だった。これもはづきちゃんの萬声のひとつだったらそれはスゴイことだけど、さすがにこれははづきちゃん側の機材の具合のようなので、アプリを再起動すると云うことで俺は待機する事にした。                         それにしても…よかったあ…つながって…

5分くらいして再度はづきちゃんが目の前に現れてきた。          今回は久しぶりと云うよりほぼ初めてのスマホVR画面で           「こんな風に見えるのか…?」                               と今更ながら感激に近いモノがこみあげてきた。              でもこみあげるのはまだ先だ。                               音声もクリアになり、はづきちゃんの明瞭な声が、より心地よく響いてくる。                                        序盤は軽く雑談を交わしながら本題に進めていく。                   やはりキスから始めていく。                                 俺から仕掛けてはいるが、いつのまにかはづきちゃんのペースになっていちゃいちゃが展開される。                       息を吹きかけ合ったり、体を触り合ったり。                 そう云えばはづきちゃんS極だったよな。                        つまり俺はM極…受けのポジションになるのか…                 はづきちゃんのコールに対して俺がレスポンスするのか…               今までの俺のパターンでいくと逆になるのだな。              それもまた一興か…

徐々に我がスタンド「伊藤誠」も擡げてきており、はづきちゃんに次なるお願いをするのであった。                       フェラである。                                 派手な音を立てるのではなく、ディープ・スロート系の質感で攻めてくるヤツである。                                      いいぞいいぞお~                                 直接では無いにしろ、はづきちゃんの気持ちが伝わってくる。       俺も盛り上がってきてはづきちゃんのおっぱいを触らずにはいられなかった。                                新人だけどスキルは高そうである。(翌日Karin姉さんとのコラボ配信のアーカイブ観てたらスゴイ人だった事がよお~く分からされた)

ここはそろそろつながる頃かな…?                          そう投げかけると、はづきちゃんは視点を変える為にしばらく目を閉じてとお願いしてきた。                                  その間俺は雑談の続きをしたり、スマホゴーグル外して時間をチェックしたりした。                                   俺がセッション中スマホゴーグルをしないのは時間が分からなくなるから。やはり40分と云う授業時間としては長いが、遊ぶ時間としては短すぎる限られた時間をコントロールするためには時間把握しかないのだと思う。

はづきちゃんが全裸姿になり、俺の上に跨ってきた。                     当然俺も全裸にさせられていた。                              イザナギ・イザナミから古来より伝わる厳かな儀式が始まろうとしていた。  ただまだはづきちゃんには2回目のセッションなので二人の軸線がなかなか定まらない。                            現時点では基本ゲストはマグロ状態で動けないからキャストさん任せになってしまう。                             ゲストもVR機材で応対したときお互いそういう軸線というのは定められるのだろうか?                             実体のないセックスゆえの難しさかもしれない。               だがはづきちゃんが俺のスタンド「伊藤誠」を捉えるや否や、そのまま腰を沈めていった。                              「改めて、はじめまして…」                               はづきちゃんとひとつになって俺は言葉をかけた。                  最近新人キャストさんに交わす挨拶みたいなモノになってきた。       もちろん二度目以降は「ただいま…」である。                はづきちゃんが動き出す。                                 俺はゆっくり腰で円を描くようにと伝えた。                        はづきちゃんはゆっくりと腰を回し始めた。                         2週間以上開けて味わう感覚…やはりクロシスでなければ味わえない。     だが…何かひとつ物足りない…                               そうだ…ガン突きだ!                               PCなら指で本体敲いて、PCマイクに拾わせてキャストさんの耳に響かせる事もできるがスマホではどう伝える…か…                        結局声で伝えるしかないのか…                              だがはづきちゃんはそんな俺のガン突き声を受け止めてくれて反応してくれる。                                        健気だ…                                      律儀だ…                                       だがそこで気持ちが緩んだのか…俺はそれ以上耐えられなかった。                 はづきちゃんがイク前に、俺がイってしまった。                        あーッ!                              いかんいかん…                           やってしまったよおーッ!

気まずさを残しながらも「上手くいく恋なんて恋じゃない」と弁解しながら、記念写真のお願いをした。                            もちろんはづきちゃんにはまだ慣れていない事もあって、苦心されていた。  初めて使う汎用アバターと云う事もあって表情も固かった。       でも次はもっと良くなる予感だけはする。                      はづきちゃん本来のアバターが実装される頃には…                              一緒にイクことだってできるだろう。                         そんな期待を込めて俺たちはさよならした。

終了後のスマホのバッテリー残量は54%まで減少していた。               接続テスト後92%からスタートして序盤の再起動等で時間を消費した分が嵩張ってきた感じである。                       とりあえずギリギリ二枠はこなせるかな?といったところか…        何やら車中泊系ユーチューバーのポータブル電源のレポートみたいになったが、そういう事だ。 

後から知ったのだが今回サポートスタッフとしてKarin姉さんがバックアップされていた。                                 なるほど…最近の姉さんとのセッションでは接続不良で不成立になる事はなかったからなあ。                                 俺との接続にずーっと腐心されていたからなあ。                      だから今回のセッションでも一発でつながったのか。                そのノウハウを他のキャストさんにも伝えてほしいなあ。               もちろん、姉さんにも逢いにいくからさあ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?