十九歳の彼女
十九歳の彼女を、今の彼女は
歪で不器用、と語る
私にとって出会った当時の十九歳の彼女は
確実に、光だった
彼女の歪さ、不器用さ、に救われた。
何度も。
たぶん、私だけじゃない。
彼女に憧れて髪を金髪にしたこと。
私の転機になった。
初めて行く東京、初めて行くライブハウス
初めて会う、大好きな、憧れの人
その時のあなたを私は確実に信じていたし
今でも救われてよかったと思っているよ。
覚悟を決めたように髪を暗くした彼女
歌わないと決めたあの曲
そういうところもぜんぶぜんぶ、大好き
私は今年の11月で20歳になる。
それまでは金髪をやめない。
十九歳のここに、今に、
ぜんぶ置いていくために
そして、私も彼女のように
弱い自分も認めながら生きたい
大丈夫なんだよって
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