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旧枠モダンの大会にでてみた【旧枠モダン】

普段はカジュアルめにレガシーで遊んでいるのですが、10月21日(土)に旧枠モダンの大会にはじめて参加したので感想をまとめていきたいと思います。

まずはデッキを考えた話

大会に出る以前にやったことのないフォーマットなので、まずはデッキを組むところからはじめます。
何が使えるかもわからないですし、どんな環境かもわかりません。
せっかくなら旧枠モダンでも好きな色である黒緑で組むことにしました。
困ったら「クリーチャー+除去+手札破壊」がいつもの私の思考です。

パッと思いつく黒緑のカードで「旧枠モダンで使える」+「そこそこ戦えそうなもの」としてすぐに思い浮かんだのが以下のもの。

パッと思いついた黒緑のパーツたち

これに花の壁や獣群の呼び声といったアドバンテージがとれるカードを加えた黒緑ミッドレンジ。

1、強迫+除去+花の壁・ネズミで細かく動く序盤。
2、ネクラタル・獣群の呼び声・墓生まれの詩人・ファイレクシアの闘技場で盤面と手札を整える中盤。
3、対等以上の盤面に持ち込んだら、精神を刻むもの・ブレイズでふたをする終盤。

っていうのが理想の動きですね。
とりあえずこの考えに沿ってデッキを組み始めました。

ここでとんでもない大問題が発生します。

旧枠がどこにも売ってない!とにかく在庫がない!!

デッキのカギとなるネズミ・花の壁・獣群の呼び声・燻し・ネクラタルなどなど…
どこを探しても売ってない!!
実際、大会の規定では「旧枠でなくてもOK」なのですが、せっかくやる以上はここで妥協したくない思いが強く…
ここまできたら何が何でも旧枠でいきたかったので路線変更を考えつつ、さらに広範囲のショップでストレージ漁りをすることに。

結論から言うと、ショップ巡りのかいあって上の写真のカードは見つかりました。
ところが緑のキーパーツが見当たらなかったため路線変更が確定。
手元にあるものを総合して考え、デッキは黒コントロールに決定。
実は私がMTGをはじめて2回目に大会にでたデッキがトーメントの時期の黒コンだったので、愛着と懐かしさも選択の理由です。

ただ、回していた当時から言えたことなのですが、赤いデッキにあたると絶望的にきついので「かなり当たり運に左右されるなー」という覚悟のもと組み始めます。

あとになってよくよく考えたら、メタも知らずに何のデッキがいるかもわからない状況でコントロールを持ち込むこと自体が間違ってそうですが、そこまで考えが回っていなかったですね。

黒コンを組んだ話

さて
黒コントロールを組む以上、まず考えなきゃいけないのが手札破壊・単体除去・全体除去、そしてフィニッシャー。

まず手札破壊についてはそこまで悩みませんでした。
というよりも悩むほどの選択肢が思いつきませんでした。

強迫・荷降ろし・呆然・精神ヘドロ

1マナの手札破壊は強迫しかないのでこれは4枚、相手の手札を枯らす精神ヘドロは2枚確定。
悩んだのは、荷降ろしor呆然の選択と枚数だったのですが、環境がわからない以上サイクリングを優先して荷降ろしに決定。
マナカーブを考えたときに2枚に落ち着きました。


続いて単体除去。
これについては選択肢が多かったので結構悩みました。

燻し・悪魔の布告・恐怖・処刑・殺戮・残酷な布告

処刑・殺戮はサイド、残酷な布告は5枚目以降の悪魔の布告なのでとりあえず除外。
燻し・悪魔の布告・恐怖の適正枚数を考えました。
・後述しますが全除去を6枚とっているため、布告は意外と腐らない。
・布告はプロテクションをすり抜け何にでも当たる。
・トークンをばらまく横並び戦術が多くなさそう。
以上のことから、悪魔の布告を最優先で4枚。
場合によっては腐る可能性が高い燻し・恐怖は各2枚に決定。


そして全体除去。
ここはまったく迷いませんでした。

ネビニラルの円盤・もぎとり・蔓延

クリーチャーが多そうな環境を予想していたので、もぎとりは迷わず4枚。
黒は置物に触れないためネビニラルの円盤も必須、ただ置物割るのは基本サイド後なのでメイン2枚とサイド2枚。
小粒を流す蔓延はメインは入れずにサイドに2枚。


最後にフィニッシャーとアドバンテージ源になる置物。
ここも結構悩んだ部分です。

ファイレクシアの闘技場・堕落・冥界のスピリット・ミシュラの工廠・苛性タール・石臼

沼を並べる必要があるもぎとりと精神ヘドロの都合上、ミシュラの工廠の枚数は悩んだんですが、回してみると4枚必須だとわかりました。
特に最序盤のブロッカーとしてとにかく優秀。
あとは過去の経験上、防御円の類で詰んだ思い出しかないので、無色のフィニッシャーが欲しかったってのもあります。
苛性タールも同じ採用理由ですね。

冥界のスピリットの適正枚数はまったく悩みませんでした。
なぜなら1枚しか入手できなかったので。
まったく売ってないよ。

あとは息切れ対策のファイレクシアの闘技場と、延命も兼ねた堕落の2枚はやっぱり4枚ずつ必要でしたね。
いるかわからないですが、青系コントロール対策としてサイドに石臼4枚も突っ込んでおきました。

こうして完成した黒コンがこちら。

メイン
サイド


大会に出てみた話

ということで予想通りのゲームになるのか答え合わせも兼ねて大会本番!
赤単バーン系のデッキは絶対無理なので、そこだけは当たらないようにお祈り。

対 黒単

いきなりミラーかと思ったら、懐かしのノワールでした。
game1
先手取られて涙の雨、汚れで土地割られまくりブレイズ出されて負け。
この動きには手も足も出なかったですね。ランデスは完全に想定外でした。
game2
相手のブレイズを悪魔の布告で除去ってから堕落連打で勝ち。
ブレイズを除去できる2マナが悪魔の布告だけだったので、4枚積んどいて本当に良かったです。
game3
土地破壊+ブレイズで5マナ以上伸ばせなくて負け。

結論:黒コンはブレイズが天敵。
いい勉強になりました。

対 緑単

game1
獣群の呼び声+怨恨の動きがくるも、全体除去連打からの堕落連打で勝ち。
game2
より良い品物でまったく攻め手が途切れないもののネビニラルの円盤3連打して苛性タールで勝ち。

対 黒赤ゾンビ

game1
相手のミシュラの工廠×3がまったく止まらず負け。
game2
こっちのミシュラの工廠をブロッカーに時間を稼いで全除去で勝ち。
game3
だいたいgame2と同じ流れで勝ち。

対 白黒

game1
手札破壊→名誉回復→ブレイズで土地枯らされて負け。
game2
お互い止まっていたところに手札破壊→ブレイズで負け。

結論:黒コンはブレイズが天敵。
これは復習です。

ということではじめての旧枠モダンは2-2でしたね。
負けた試合はだいたいブレイズでした。

今回やってみて気づいたことをまとめると…

基本土地だろうと問答無用で割られるのでパーマネント並べないデッキはブレイズ対策は必須ということ。
おそらく最強のクリーチャーはミシュラの工廠のため、燻しは3~4枚入れてもまったく腐らない
恐怖が当たるクリーチャーが本当にいない。恐怖はサイドカード。メインには入っても1枚程度だと思います。

悪魔の布告はかなり強いと思っていましたが、結構横に並べるデッキが多いこと白いデッキのサイドに象牙の仮面が入っていること、このあたりからサイド後の枚数は考えなきゃいけませんね。

まったく知らない環境でしたが、かなり楽しく遊べたので今後もストレージを漁って旧枠を探していきたいです。

いずれは当初予定していた黒緑を組みたい…!!!

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