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ADFEST 2019 ヤングロータスレポート 最終編ータイ本選ー

ここでは、プレゼン〜最終結果の発表までのくだりを書きます。
本選でワークショップ以降の流れは下記のようになります。

課題発表からプレゼンの内容については、前編に大体書いているので、それ以外のことを書きます。


・課題発表~1次プレゼン(24時間提出/当日結果発表)

課題発表直後の風景。各国のチームがあれこれ話します。

この時は、Google Homeがテーマだったんで、Google Homeが支給され、あれこれ機能を確認できました。
問題だったのは、これが広告の課題なのか、Google Homeをより家で使ってもらえるように、新しい使い方を考えることなのかという、ブリーフの読み取りです。Innovative Strategyって書いてあるんだから、広告アイデアじゃないなってなりました。

ここで広告キャンペーンを考えてしまったチームは1次で落とされてしまいました。なので、Work Shopの流れや課題の文言を読んで、課題が何なのか読み違えないことが第一関門になります。

ただ、私のチームは、提出の30分前くらいに、デックを6割くらい作り直しました。

途中まで考えてたボツアイデア達
途中まで考えてたボツアイデア達

確か、途中までGoogle Homeを使って、もっと外に出ようみたいな考えだったと思います。
Google Homeに、「今近所でこんなイベントがあります」とか「休日はここへ出かけませんか?」みたいな提案をしてもらう仕組みを考えてました。

けど、最後の最後になって、初心に帰って「これ、面白いんかな?」って立ち返ったんです。
私たちはここまでの先行で全部「Fun」なこととか、ちょっとふざけたアイデアで登ってきたんです。あと、単純にうちの会社の人はつまらないことを嫌うので、「これ、会社持ち帰った時に先輩とかオモシロイって言ってもらえんのかなぁ」とかぼんやり思ってました。

いつも勝負時の時に思うんですが、「つまらない上に負ける」って一番最悪なんですよね…救いようがないみたいな…まだ「めっちゃ楽しかったけど負けちゃった!」の方が「まぁ、楽しいならよかったね」って清々しく終われるみたいな…

あと、前回優勝してたJEALOUSの案で、飲み会やパーティーで「ああ、ジェラシーのチームだね」みたいな感じ盛り上がったみたいな件も聞いてたので、そうやって振り返った時に、このLeave Homeアイデアはそんなにエキサイティングしないな、だとしたら、KAN-PA.I.の方が、今までの自分達らしいし、聞いてる人たちも楽しんでADFEST来てるんだから、KANPAIの方が、FUNなんじゃないか、と二人の意見が一致して、直前に変えました。

ちょうどgoogle homeの形とビールグラスの形が似ていた


それで、会場に着いて、すぐにUSBは提出するんですけど、
実は1次発表まで時間があるので、プレゼン用のデックは順番待ちの時に調整できました。

ここが待ち合いルーム。日本チームのプレゼンの順番が後ろの方だったらその分プレゼン用のデック作業はできる。提出用のデックはもういじれない。
1次発表の会場
1次発表の審査員の雰囲気

で、後で知ったんですが、1次発表の時点で、実はもう順位は決まってしまってます。

各会場のパーティ風景

1次審査の後、上の写真みたいにパーティが色々あるんですが、その時審査員に挨拶した時に、反応が薄かったんですよね。若干「どなたですか。。?ああ!」みたいな。そしたらこんまり(相方)が「優勝者の顔覚えてないのはあり得ないんで、多分私たち優勝はないですねー。」と言ったので、確かにそうだなってなり、実際そうでした。苦笑

1次審査の後の結果発表はどう行われるかというと、1次プレゼンの当日にADFESTのフェースブックで行われました。
私達も飲んでて「いつ発表されるんだろうな?」とか思ってたら、いきなり別のチームから「おめでとう!」と言われながらフェースブックの投稿を見せてもらって知りました。

Facebookでの結果発表イメージ


・1次プレゼン〜最終プレゼン

1次発表後のフィードバックが行われた場所

そして、1次発表後、審査員からここでアドバイスがもらえます。ただ正直もう順序は決まってるんで、できることはプレゼンの改善だけです。

そして、最終プレゼンのデックは、1次のUSBで提出したデックで行わないといけないので、途中で差し替えできません。なので、私達も渋々後半3−40分で作り直したデックでプレゼンした…って感じでした。

私達は受けたフィードバックは、概ね、「仕組みと構成が良かった。KAN-PA.I.はやや後付けな感じがした」みたいな内容でした。それで、このフィードバックの内容で、完全に「私達は優勝ではないだろう」ということが確定していました。今更タイトルも変更できませんし、この名前じゃなかったら、他に何になるんですかね?って感じでした。そうは言われても、覚えやすいし、盛り上がるアイデアだから、みんなを巻き込む形にできるプレゼンにして、まだ唯一順位が決まってないPopular vote狙おうって方針に切り替えました。

それで、夜中ずっとどういうプレゼンの組み立てにするかを云々考え直してました。

・最終プレゼン〜結果発表

リハ風景

最終プレゼンの前に、リハーサルの時間が設けられます。
この時が一番みんなキャッキャしてましたね。舞台で色々ふざけてました。

本番、泣いても笑ってもやるしかない

リハーサル後本番です。1次より、少しプレゼンの構成を変えて挑みました。で、最後はもちろんカンパイで締めました。

優勝のメルボルンチーム
準優勝&Popular Voteの東京チーム。

結果発表は、舞台会場で行われるので、中々緊張します。
ただ、このラスト10分くらいで作ったKVが大きく写真になって各所でまわってるの凹みますね…ここでしか言い訳できないので、ここで言い訳しておくよトホホ…

最終日のパーティ会場

プレゼン終わった後は飲むだけです。優勝ではなかったものの、目立つ結果は出せたので、気分良く飲めました。気が緩んで遅くまで飲んだら、次の日2日酔いのまま日本に帰る羽目になりました。こんまりがポカリスエットの粉末をくれました。味噌汁のように染みました。
最後まで気をつけてください。

そんなこんなで、結構大変ですが、他の国のクリエイティブの子とも関われるし、レクチャーも受けられる大変な貴重な機会なので、ぜひ楽しんできてください!Good Luck!!!

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