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国家公務員ってどうやってなるの?

国家公務員 響きがなんかやばい。エリート感あふれる。と思っていた学生時代。見栄も多少あったけど、国を動かす組織として最前線で働きたくて国家公務員になりたかった。大学でスポーツ科に所属していた私は文部科学省に入りたかった。そんな私も国家公務員に無事なれた(所属官庁は違うものの…)。そんな私のキャリアの入口を皆さんにご紹介する。

国家公務員になるためにまず筆記試験!

国家公務員になるためには年一回行われている人事院主催の「国家公務員採用試験」をパスする必要がある。これにも種類があって、「総合職」「一般職(大卒程度)」「一般職(高卒程度)」の3種類である。細かく言えばもっとあるが、これが主な国家公務員への入口である。

「総合職」は俗いうキャリア官僚である。試験内容は傾向を掴めばパスすることはできるが、何より倍率が高い。令和元年度試験の大卒程度試験(共用区分を除く。)では13.5倍もあった。私は筆記試験で落ちたので、細かいことはわからないが、生半可な学生では受からないのだろう。

「一般職」は俗にいうノンキャリアである。私はこれに合格し、国家公務員となった。出世は総合職に比べて望めない。事情を知っている人からは「コッパン」という愛称をつけ、ネガキャンされることが多いのが特徴でもある(?)。試験区分の大卒程度と高卒程度の違いは当然ながら試験内容と採用後の待遇が主である。私の周りに歳の近い高卒程度試験合格者がいないため、詳しいことが書けないのはご了承いただきたい。

筆記の後は人事院面接!

国家公務員試験は筆記試験を一次試験と呼び、一次試験をパスしたら当然二次試験がある。内容は人事院による面接である。こればかりは面接官の個人差があるため、あまり言及しないでおく。が、毎年合格率がえげつなく高い。一般職に限れば二次試験の倍率は約二倍程度である。

国家公務員試験を合格したら官庁訪問!

国家公務員になるためには試験に合格するだけでは不十分である。国家公務員試験に合格しただけでは、国家公務員になれる資格を得たにすぎない。国家公務員になるためには官庁訪問という就職活動を行う必要がある。大体二次試験のあたりから説明会やセミナーが数多く開催される。そして官庁訪問という面接に進んでいく(もちろんセミナーなどに出なくても受けることは可能)。ここで実際に志望官庁、志望する事務所の面接を受けることになるのである。そして内定の連絡を受け、翌4月1日(既卒は調整してくれます。)に晴れて国家公務員の身分を受けることになります。

就活の肝は情報収集

国家公務員と一口でいうが、業務、勤務地はかなり幅広い。何にどこで従事するかをしっかり情報収集する必要がある。本省採用でも、業務別で採用を行なっていることもあるため、なんでもやりますは通らない。自分のビジョンをしっかり持って望まないと内定が取れないこともしばしばある。逆に、自分のビジョンを持って望めば大体は内定を勝ち取るのは決して難しいことではない。国家公務員を目指す方々がこれを見ているのであれば、以上のことを心に決めて望んでいただければ幸いである。

今は国家公務員の就活最盛期!これから官庁訪問も活発化し、どんどん内定者も出てくることだろう。私は決して優秀ではないが、後から追いかけてくる子たちに負けないように頑張っていこうと思う。

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