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【モンゴルで活躍する日本人プロサッカー選手】interview📝

何故彼は異国モンゴルでプレーし続けるのか。何故そこまでしてでも【プロ】にこだわったのか。

佐々木瑞穂(33)

東京都立久留米高校/セントラル中国(現デッツォーラ島根)/カマタマーレ讃岐(当時四国リーグ)/町田ゼルビア(セカンドチーム)/コバルトーレ女川/スペリオ城北/TFC/FCウランバートル(1部)/セレンゲプレス(1部)/デレンFC(1部)/ライオンズFC(3部)/FCウランバートル(1部)

【自分に嘘はつきたくなかった】

――経歴を見ていると日本で複数クラブを渡り歩いた後に、海外に挑戦されています。その当時28歳の佐々木選手はどのような心境のもと、その決断をされたのでしょうか?

「子供の頃からの夢であった、海外挑戦でした。高校を卒業してからサッカーを辞め、普通に就職し働いていたのですが、働き始めて一年が経ったある時に、自分の人生がこのまま終わってしまうのは面白くない。そう思いました」

――そこから自分の人生を再出発させたのですか?

「そうですね。当時Jリーグ昇格を目指すようなチームが全国各地にあったので、働きながらでもプレーし、プロを目指そうと決めました。ですが、28歳になった僕はまだプロになれていませんでした。このまま現状維持で、働きながらプレーをし続けて行くという選択肢もあったんですが、それでいいのかと。それは自分自身に対して嘘をつくことになるのではないか。そう思い、他の選択肢、解決策を模索し始めました。そこで海外チームの関係者が集うセレクションに参加し、モンゴルのチームから契約を頂き、念願のプロになる事が出来ました」

――諦めない姿勢が実ったのですね。なかなかそのようなチャンスが目の前に転んで来たとしても、決断出来る人は少ないと思いますし、ましてや当時28歳の佐々木選手に不安は無かったのですか?

「不安はまったくありませんでした(笑)やっと、サッカーだけの生活が出来るんだという楽しみな気持ちでいっぱいでしたし、むしろ、絶対に外国人助っ人として活躍してやろうと意気込んでました」

【自分を認めてくれたモンゴルへの感謝を胸に】

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