朗読とは何か?

朗読会やるわけです、はい。朗読ってなんだろうなっていつも思ってるし、ここんとこライフワークでした。でも、いまはハッキリと思ってる事があって。

1つは

作家と向き合うチカラ、です。はい。これなしに朗読なんか出来ない。文章を綺麗に読むだけなら誰でも出来るんです。でも書いた人(作家)の意に沿うように読むのは骨が折れる。つまり役作りです。

もう1つは

自分と向き合うチカラ、です。はい。コレニツキマス。いま、自分がどんな芸術家なのか、誤魔化してないか、嘘ついてないか、技術はどうか、そんな事がまぁ日々確認出来るわけです。だから、自分と向き合う事ができる人の読むものは本の内容と全く無関係に感動します。

最後は

自立と協調のバランス感覚です、はい。上の2つを足してもそうなるし、上の2つの一つ一つにだってこれは含まれてます。そして、これからお客様の人生にどうやって関わって、どうやって影響を持ってどうやってまた「観たい」役者になれるかも、僕はこの朗読というコンテンツにすごく未来が詰まってる気がするわけです。

そんな朗読会が来月あります。いや、まだ芸事の日の浅い役者ばっかで、これからってことばっかで、それでも舞台に上げて経験をさせて、いやそれだけじゃなくて、なにかを表現する喜びにお客様を巻き込んで欲しい訳です。「素敵な役を頂きました!」とか「この座組でしか出来ない事です!」とか聴き飽きたんです。そんな事、言ってる暇なんかないんです。演劇は集団芸術ですよ、誰もが知ってます。でもね、それは強くて美しい、出来るならば個性的な「個」を集団化したものであった方がいいに決まってるんです。通り一遍の集団化に飽きちゃったんです。

だから

群読でもないし、1人で60分とかも読まないです。10人で10本、65分。個々の芸術性が織りなすものが集大を成すか、醜態を晒すか、観て欲しいと思っています。ぜひ。

画像1

スカレッティーナ演劇研究所
第一回実験室朗読会『夢十夜』

作・夏目漱石
演出・小西優司


2020年2月7・8・9日(金・土・日)
14:00/17:00/20:00
*8日土曜日の17:00は小西優司独演会です
*9日日曜日の20:00はありません


東中野RAFT
〒164-0001 東京都中野区中野1-4-4 1F


佐古達哉
竹田真季
安斎真琴
三浦慶子
ソノダアイ
アラタメアカリ
川合圭子
樋川恵利
中塚智香子
宮城志歩
姉川陸

*以上のメンバーから4〜5名がレギュラーとして全ステージに出演します、残りの出演者は日替りとなります
*主宰のTwitterにてレギュラー以外の出演者の状況を展開致します、チケット予約の参考にして下さい

相楽信頼 *7日・9日出演

岩崎友香 *9日出演ゲスト
額田礼子 *8日出演ゲスト
葵ミサ *7日出演ゲスト

小西優司 *8日17時独演会
前売¥3000/当日¥3300
全席自由、20席のみのご用意となります


前売¥2500/当日¥2800
全席自由、20席のみのご用意となります
https://www.quartet-online.net/ticket/scalettina-reading1


info@luna-e-scaletta.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?