例えば「鎌田」の必要性について

サッカーの五輪代表は銅メダルも叶わず、4位に終わった。言い方は悪いが予想通りだった。なぜ、4位に終わったのか?一つは自国開催のために予選ラウンドから「負けられなかった」からだと思う。個人的な見解を述べれば(昔のブログによく書いたが)予選なんてものは突破すれば良いのだ、ただそれだけだ。一勝一敗一分けでも、一勝二分けでも、なんでもいい。突破すればいい、のに、三勝してしまった。それが。決勝トーナメントの息切れの大きな問題だ。要は「勢い」だったのだ。勢いという点で見たら4-2-3-1というシステムも、配置人員によっては「勢い」になりかね無い布陣で、今大会はまさにそれだった。特に3を形成しているメンバーが、久保、堂安、相馬(旗手)だったのを見ても「ゲームを落ち着かせる」選手は1人もいなかった。これが決勝トーナメントの息切れの理由の中にあると思う。そしてもう一つは「ラッキーボーイの不在」だった。上田が不調、三苫が不調、ラッキーボーイ候補の林がレギュラー。これがメダルに届かなかった理由の一つだと思う。では、なんだったら、どうしてれば、メダルに届いたか?ぼくは個人的には「鎌田大地」がいれば、と思っている。中盤を落ち着かせ、勢いだけでなく、若い選手をコントロールして、老獪にタクトを奮ったのではないかと。そうなると、右サイドバックへの信頼感が酒井で止まっていたことが悔やまれると思う。左サイドは中山が、右サイドは旗手でも橋岡でも、予選は突破できたのではないか?それならば、酒井宏樹ではなく、鎌田大地に出来たのでないか?それならば、銀メダルくらいは取れたのではないか?スポーツにたらればは無駄だ。でも、オリンピックはU24とオーバーエイジ3名という制約の中で、最大限に結果を出すのであれば中盤に「勢い」だけでなく「老獪さ」は必要だったと、ぼくは思った。

メキシコとは互角だった。スペインとは差があった。フランスとは条件があった。そう思うと、人選はもう一工夫ほしかった「鎌田大地は必要だ」と、ぼくは少なくとも100回は思った。

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