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【虹ヶ咲】劇場上映シリーズ3部作で"アレ"を描くのか【雑記】

※本記事では虹ヶ咲OVAの内容にも触れているためネタバレ注意です。

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』劇場上映シリーズ3部作の制作が決定しました。

第1章は2024年公開予定とのことで、まだまだ虹ヶ咲のアニメが展開されていくのはとても嬉しいですね。

はたして、【劇場上映シリーズ3部作】はどのような物語になるのでしょうか?

私としては、TVアニメ【1期】【2期】と【OVA】で、虹ヶ咲という作品を通して伝えたいメッセージは十分に伝えられていると感じているため、【劇場上映シリーズ3部作】がどのような物語になるのかとても気になっています。

  • 新しいテーマを提示する物語になるのか

  • 既存のテーマを改めて強調する物語になるのか

  • テーマ性を重視しない物語になるのか

個人的にはどれでも大歓迎なのですが、ひとつだけ注目しているポイントがあります。

それは、

『校内シャッフルフェスティバル』

です。

時にライバルとして、時に仲間として、それぞれの思いを胸に日々活動する
「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」。

メンバーひとりひとりが大切にしている、スクールアイドルとしての気持ち。

大切なライバルで、大切な仲間だから――
もっともっと、知りたくなるんだ。
まだ知らない君を、見つけにいきたい!

それぞれが大切に歌ってきた楽曲を交換してパフォーマンスをすることを決めた少女たち。
それは、お互いの想いを伝えあうことで――。

「ねえ、あなたは誰がどの曲を歌ったらいいと思う?」

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル 特設サイト」より引用

スクスタ1周年を記念した、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のスペシャルイベント「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル」は、スクスタの機能である「メンバーの入れ替え」にフィーチャーしたコンセプトライブです。

それぞれのメンバーの想いが詰まったソロ楽曲、全10曲を交換して行うスペシャルステージ!

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 校内シャッフルフェスティバル 特設サイト」より引用

みなさんご存じの通り、校内シャッフルフェスティバルとは、虹ヶ咲のメンバーがそれぞれのソロ楽曲をシャッフルしてパフォーマンスをするというイベントであり、実際に声優のキャスト陣が2021年にライブをしました。

私は、この校内シャッフルフェスティバルの要素が【劇場上映シリーズ3部作】で描写されるのかに注目しています。

注目する理由は大きく3つ。

1つ目は、それぞれソロ楽曲を持っているソロのスクールアイドルだからできるイベント、つまり虹ヶ咲ならではのコンセプトであるため、虹ヶ咲のテーマとして扱うには十分だという点です。

2つ目は、実際にキャスト陣がリアルでライブをするほどの大きなイベントでBlu-rayも発売されており、虹ヶ咲の数あるコンテンツの中でも一定の存在感を放っている(ためアニメ制作陣で扱うかどうか議論されているであろう)点です。

3つ目は、川本美里という存在や【2期10話】の『Love U my friends』、【2期】での主軸となった「ソロスクールアイドルのユニット活動について」等のように、アニメ制作陣は既存の設定を活用するのが非常にうまいという点です。

※【2期】は【1期】と同様に「ソロスクールアイドルのソロ活動について」を描写するだけでも問題はないのに、「ソロのスクールアイドルなのになぜユニット活動もするのか」というテーマに切り込んでうまく物語を展開したのは本当に素晴らしいと思います。

もちろん、上記の理由があるからといって、【劇場上映シリーズ3部作】で必ず校内シャッフルフェスティバルの描写をしなければいけないというわけではありません。

  • アイラのようにスクールアイドルがより世界に広がっていく展開

  • 【OVA】で主軸となった栞子に続いて、【2期】で加入したミアと嵐珠を主軸とする展開

  • 侑の作曲コンクールの行方や、同好会のメンバーが侑と同様にオンリーワンではなくナンバーワンも目指す展開

  • 3年生の卒業とその後の同好会メンバーを描く展開

  • 新しいテーマの提示ではなく、今までのテーマである虹ヶ咲の人たちが自己表現と応援をしている展開(同好会のライブが中心の展開)

など、(これらが【劇場上映シリーズ3部作】で描写すべきかどうかはともかく)展開できる物語自体はたくさんあるでしょう。

そのため、私としては「なんとしても【劇場上映シリーズ3部作】で校内シャッフルフェスティバルの描写をしてほしい」と思っているわけではなく、

『良い要素が揃っていて、それを扱うアニメ制作陣も抜群』

だと感じているので、「校内シャッフルフェスティバルを描くのだろうか」と注目しているという温度感ですね。

また、【劇場上映シリーズ3部作】で校内シャッフルフェスティバルを描写する際の懸念点もあります。

  • 時間を持て余しそう(30分×3章として、3章分するなら展開がバレるし時間を持て余す?1~2章分だけするとしても残りは何をする?)

  • 侑をどう扱うか(必ずしも侑が何かをしなければいけないわけではないが……)

  • 新曲やグループ曲がない(メタ的に新曲やグループ曲は入れたいでしょう)

などなど、細かい点はいくつもあるのですが、ひとつにまとめると、

『校内シャッフルフェスティバルの要素だけで【劇場上映シリーズ3部作】を作るのは難しそう』

だということですね。

それとも、これらの懸念点もアニメ制作陣の腕によっては何とかなるものなのでしょうか?

そして、これは懸念点ではないですが、たとえば、

『【1期2話】のようにかすみは「かわいい」を目指しているんだから、校内シャッフルフェスティバルで「かわいい」以外の曲を歌うわけがない』

と解釈する人もいることでしょう。

私としては、この解釈に対して思うところはありますが、話が逸れて長くなってしまいそうなのでここでは省略します。

はたして、【劇場上映シリーズ3部作】はどのような物語になるのでしょうか?


あなたが【劇場上映シリーズ3部作】で注目しているポイントがあればぜひ教えてくださいね。

コメントはもちろん、Twitterのいいねやnoteのスキもすごく励みになるので、記事を読んでいいなと思っていただけた方はぜひよろしくお願いします!

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!












ここからは、さらに雑記です。

【劇場上映シリーズ3部作】で校内シャッフルフェスティバルの要素が描写されるとするならば、どのような流れで展開されていく物語になるのか考えてみましょう。

まず、虹ヶ咲という作品は、

  • 【2期13話】でアイラが登場して、【OVA】で海外ならではのスクールアイドルの問題を提起している

  • 【2期13話】で侑が「次はあなたの番!」と言って、【OVA】で発表会という視聴者からのアンサーを返している

というように、【OVA】で突拍子もなく何かが始まっているわけではなく、TVアニメ【1期】【2期】と【OVA】で地続きとなっています。

このことから、【OVA】と【劇場上映シリーズ3部作】にも繋がりを持たせようとするはずで、【OVA】のいずれかの要素を前フリとして【劇場上映シリーズ3部作】に繋げていくのではないかと考えられます。

つまり、

『【OVA】で既に校内シャッフルフェスティバルの下準備を済ませているのでは?』

ということですね。

そして、【OVA】で校内シャッフルフェスティバルの前フリとなり得る要素を探してみると、「限界を超えた新しい栞子」がうまく当てはまりそうです。

栞子「真面目にやってください! 嵐珠には反省文を書く適性があるんですから」
嵐珠「えぇっ?」
栞子「ふふっ。 冗談です」
嵐珠「もう~」
ミア「かわいいじゃん栞子」
かすみ「塩対応のしお子もかわいいけどね」

【OVA】より引用

【OVA】のラストで、栞子が嵐珠に冗談を言うシーンがあり、栞子が「かすみのかわいい」から着想を得て、自分の性格と掛け合わせた「栞子のかわいい」を表現していることが描写されています。

これは、

  • 元々持っている自分の個性と、

  • 自分にはない他人の素敵な個性

を掛け合わせることで新しい自分を表現しており、校内シャッフルフェスティバルのコンセプトとかなり近いものがあります。

かすみ「ソロの時は、自分のやりたい自分だけど」
璃奈「一緒になると、新しい自分を見つけることができる」

【2期3話】より引用

ちなみに、【2期3話】も「新しい自分」がテーマでしたが、こちらは他人の視点によって、元々持っているけど自分では認識していなかった個性(=新しい自分)を見つけています。

つまり、

  • 【2期3話】は、自分が"既に持っている"個性を見つけることで「新しい自分」に出会う

  • 【OVA】は、自分が"まだ持っていない"個性を掛け合わせることで「新しい自分」に出会う

ということであり、元々自分の個性として持っているかどうかに違いがあるため、【2期3話】と【OVA】では「新しい自分」の意味が異なります。

ここまでをまとめると、【劇場上映シリーズ3部作】で校内シャッフルフェスティバルの要素が描写されるとするならば、

  • 物語の流れは、【OVA】で「限界を超えた新しい栞子」を見た同好会のメンバーが、自分たちも限界を超えてみたいと思い、自分の個性と他人の素敵な個性を掛け合わせるイベント(=校内シャッフルフェスティバル)を開催するという展開になり、

  • 物語のテーマ(のひとつ)は、「自分の個性と他人の素敵な個性を掛け合わせることで限界を超えた新しい自分としても自己表現ができる」

というような物語になるのではないかと推測します。

このテーマについて重要なポイントは、決して限界を超える前の自分は自己表現ができていなかったというわけではなく、限界を超えた新しい自分としても自己表現ができるようになったということであり、やりたいこと(自己表現)ができるのであれば、

  • ソロでも、ユニットでも、グループでも、

  • スクールアイドルでも、音楽でも、

  • ラブライブでも、スクールアイドルフェスティバルでも、

  • ナンバーワンでも、オンリーワンでも、

  • スクールに所属していても、スクールに所属していなくても、

  • アイドル活動をしていても、アイドル活動をしていなくても、

  • 真面目な塩対応でも、かわいらしい冗談を言っても

いいように、

『限界を超える前の自分(今までの自分)でも、限界を超えた後の自分(他人の素敵な個性を掛け合わせた新しい自分)でもいいよね』

ということです。

上記でも少し触れたように、楽曲をシャッフルすることに対してどのような解釈をするかで、校内シャッフルフェスティバルへのスタンスは大きく変わってくるでしょうね。

そして、シャッフルする楽曲はアニメの挿入歌で、シャッフルするメンバーはリアルのライブと同じになるのが大本命でしょうか。

  • 歩夢→しずくの『Solitude Rain』

  • かすみ→せつ菜の『DIVE!』

  • せつ菜→栞子の『EMOTION』

  • 愛→かすみの『Poppin' Up!』

  • エマ→歩夢の『Dream with You』or『Awakening Promise』

  • 璃奈→彼方の『Butterfly』

  • 彼方→エマの『La Bella Patria』

  • しずく→璃奈の『ツナガルコネクト』

  • 果林→愛の『サイコーハート』

  • 栞子→果林の『VIVID WORLD』

  • ミア→嵐珠の『Eutopia』

  • 嵐珠→ミアの『stars we chase』

そうすると、ミアと嵐珠は校内シャッフルフェスティバルに出演していなかったので、2人でそれぞれの楽曲をシャッフルすることになりますね。

また、【OVA】のラストに、

『Next to…「SCHOOL IDOL GPX」』

という描写があることから、この要素が【劇場上映シリーズ3部作】で展開されることはまず間違いないと思いますが、よくわかりません。(スクールアイドルグランプリ?)

これが校内シャッフルフェスティバルを意味するのか、これを目指すために校内シャッフルフェスティバルを開催するのか……。

ただし、ラブライブでもなく、スクールアイドルフェスティバルでもなく、新しいイベントを持ち出してきていることから、「SCHOOL IDOL GPX」は、

  • ナンバーワンを目指すラブライブや、

  • オンリーワンを目指すスクールアイドルフェスティバル

とは違うコンセプトのイベントなのでしょう。

はたして、【劇場上映シリーズ3部作】はどのような物語になるのでしょうか?


念のため補足しておきますが、ここまでの内容はあくまでも「私の注目ポイントが描写されるのであればこのような展開の物語になるのかな」という程度のものであり、私の注目ポイントが的中していたかどうかで【劇場上映シリーズ3部作】の良さを判断するつもりは一切ありません。

どのような展開の物語であっても、虹ヶ咲という作品で伝えたいテーマを描写しているのであれば、(たとえ新たなテーマやメッセージがなかったとしても)個人的には大歓迎です。

また、【劇場上映シリーズ3部作】が、

『【OVA】のいずれかの要素+既存コンテンツの設定』

を活用して物語が展開されると仮定するならば、

  • 【OVA】でのアイラの要素+ニジガク空想世界旅行の設定(同好会のメンバーが世界各地でアイドル活動をする展開)

  • 【OVA】での発表会の要素+広がれ虹のWA!テーマ別活動の設定(同好会のメンバーがスクールアイドル以外の活動に挑戦する展開)

などもできそうなので、この切り口で考えてみるのも面白そうですね。

というわけで、私が【劇場上映シリーズ3部作】について考えていることを述べさせていただきました。

今回は、雑記という形にして今までとは趣向を変えたテーマかつ短い記事にするため、前半部分のみで投稿しようと思っていたのですが……。

「さらに雑記」の部分も楽しめていただけていたら幸いです。

それでは、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

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