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天水訟【卦の解説】
はじめに
今回は天水訟の卦について書いていきます。
天水訟の解説
訟は訴える、せめるという字です。争いが起こる可能性があることを示しています。成長すると子供はいろいろと要求を始めます。そのときはその訴えを聞いて、正しく教えてやるのが良いでしょう。うるさいからと言っていい加減にしたり、急いでは行けません。事をなすには、始めを謀ることが大切です。事業は始め、教育は幼少の時代を大切にしなければなりません。仕事を始めるといろいろな問題がおこってきます。これは一時的ではなく将来に渡ってやらなければいけません。特に初めが肝心です。
爻辞
初六: 今している事を長引かせなければ、小言を言われることはあっても、最後は吉。
九ニ: 裁判に勝たない。自分の領地に帰り、その所帯数三百の村から税を徴収し、それでもって償えば災難から免れる。
六三: 昔の財産を食い潰す。占ってこの卦に遇えば、危ないことは危ないが、最後は吉。お上の仕事に従事することもあろうが、成功しない。
九四: 裁判に勝たない訟事。君主のもとに復帰してその命令に従う。安否の占問には吉。
九五: 訟事には大吉。
上九: お上から大きな革のベルトを下賜されることがあっても、朝のうちに三度もその返還を求められる。
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