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Animagine XL 3.1の推奨設定と使い方

割引あり

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概要

前回のバージョンであるAnimagin V3の性能向上を目的として追加学習されたモデルです。
特定のアニメキャラクターを出力することを得意としています。

公式の推奨設定

プロンプト順序

1girl/1boy, character name, from what series, {prompt}, 品質タグ

ネガティブプロンプト

nsfw, lowres, (bad), text, error, fewer, extra, missing, worst quality, jpeg artifacts, low quality, watermark, unfinished, displeasing, oldest, early, chromatic aberration, signature, extra digits, artistic error, username, scan, [abstract]

サンプラー:Euler a

ステップ:30以下

CFG:5~7


公式の推奨設定の補足

特定のキャラやシリーズがない場合

公式デモの出力例において、特定のキャラなどがいない場合は省いていました。
背景を描きたい場合:「シリーズ, その他のタグ」など。
複数人を描きたい場合:「2boy, 1girl, キャラ名, キャラ名, シリーズ, その他のタグ」など。

品質タグについて

詳しい効果は後述しますが、ポジティブの品質タグは以下のタグをプロンプトの最後に追加すると品質が向上します。

{prompt}, newest, masterpiece, best quality, very aesthetic

 ネガティブプロンプトについて

ネガティブプロンプトはV3で推奨されていた設定にはスペルミスが有りましたが、V3.1では修正されていました。
また、「username, text, error」というタグは良く見かけますが、danbooruタグにこのタグは存在しないので、本当に効果があるかは検討する必要があります。

Animaginの特別なタグ

Animaginは表現力を高めるために特別なタグが用意されています。

品質タグ

所謂、masterpieceなどの事であり特に解説の必要はないと思うので省略しますが、一応タグごとにスコアが定義されているので紹介します。

https://huggingface.co/cagliostrolab/animagine-xl-3.1

規制タグ(変更有り)

safe:健全
sensitive:センシティブ
nsfw:一応注意
explicit, nsfw:R18

Animagin V3では「rating: safe」といった様に「rating:」まで付けなければなりませんでした。何故なら、danbooruの規制指定タグがそうなっているからです。
しかし、V3.1では修正されたようです。

年代タグ

newest:2021 ~ 2024
recent:2018 ~ 2020
mid:2015 ~ 2017
early:2011 ~ 2014
oldest:2005 ~ 2010

美観タグ(新要素)

V3.1では品質タグとは別に、アニメ絵に特化された特別仕様の画像分類モデルによって評価を行いました。
基本的に品質タグと使い方は変わりません。
「very aesthetic」> 0.71
0.71 >「aesthetic」> 0.45
0.45 >「displeasing」> 0.27
0.27 >=「very displeasing」


V3とV3.1の出力を比較

そもそもこのモデルは特定のキャラクターを出力することを目的としているので、初音ミクを使用してみます。
また、公平な評価のためにそれぞれ完全にAnimagin公式の推奨の設定に従っています。

左:V3, 右:V3.1

影の書き込みは増えていますが、あくまでもV3.1なので大きな違いは無さそうです。

以降の内容にはR18要素が含まれます。閲覧の際は予めご了承ください。

警告

最終的にAnimaginV3.1の能力を最大限に引き出すと、この様な出力をすることができます。

最大限の力を引き出すにはモデルへのより深い理解が必要です。
ここからは実際にR18絵を出力していきながら本格的にモデルの性能を検証をしていきます。

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