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8stepで出力ができる『Hyper-SD』の検証比較
数日前にHyper-SDという技術がリリースされました。
LCMのようにLoRAをプロンプトに入れるだけで1~8stepで出力できるというお手軽なやつです。
出力結果
Animagine v3.1
![](https://assets.st-note.com/img/1714071237996-VgJbkGwFa9.png?width=800)
左:通常出力:Euler a, 24step, cfg 6
中:1stepLora:Euler a, 8step, cfg 1.5
右:8stepsLora:Euler a, 8step, cfg 1.5
SDXL本家に対して蒸留しているLoraなので、少し絵柄が変わって再現度自体は高く無さそうです。
しかし、キャラもプロンプトも理解していて、偶然ですがHyper-SDを使った方が好みな絵柄になりました。
1step loraは1stepで出力しても比較にならないほど悪い結果だったので8stepで検証しています。1step loraをわざわざ使う必要は無さそうです。
PonyV6
![](https://assets.st-note.com/img/1714070464427-57fp8sIt4S.png?width=800)
左:通常出力:Euler a, 24step, cfg 6
中:1stepLora:Euler a, 8step, cfg 1.5
右:8stepsLora:Euler a, 8step, cfg 1.5
Ponyでは更に絵柄が変わります。
傾向としてHyper-SDを使うと線がくっきりしてアニメっぽい出力になります。
一応Loraなので強度を0.4にしてcfgを5.5とかにすると8stepでも元モデルに似てきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1714072269942-3NnGcS63Ce.png?width=800)
塗りが似てます。それでもPonyの化け物さには及びません。
派生LoRA
さて、この技術自体がリリースされてから数日しか経ってないのに、既にPonyに特化したバージョンのものが登場しています。
実際に試して実験してみましたが、ここで記事にするほどの違いが無かったので割愛します。
実はもっとすんごいヤツ
絵柄を再現するのなら、Hyper-SDの前身のTCDという技術でAnimagine v3.1に特化したものを作った方がいます。
Euler a, 8step, cfg 1.5で出力しました。
どちらがTCD無しの通常出力か、分かりますか?
![](https://assets.st-note.com/img/1714073622982-nbGxoBxolL.png?width=800)
正解は、左が通常出力です。
Animagine派生などのモデルを使っている人はこれが良いと思います。
おまけ
![](https://assets.st-note.com/img/1714072406888-dKT6Pd52kV.png?width=800)
今回の実験で、一番の成果物です。
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