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8stepで出力ができる『Hyper-SD』の検証比較

数日前にHyper-SDという技術がリリースされました。

LCMのようにLoRAをプロンプトに入れるだけで1~8stepで出力できるというお手軽なやつです。

出力結果

Animagine v3.1

左:通常出力:Euler a, 24step, cfg 6
中:1stepLora:Euler a, 8step, cfg 1.5
右:8stepsLora:Euler a, 8step, cfg 1.5

SDXL本家に対して蒸留しているLoraなので、少し絵柄が変わって再現度自体は高く無さそうです。
しかし、キャラもプロンプトも理解していて、偶然ですがHyper-SDを使った方が好みな絵柄になりました。

1step loraは1stepで出力しても比較にならないほど悪い結果だったので8stepで検証しています。1step loraをわざわざ使う必要は無さそうです。

PonyV6

左:通常出力:Euler a, 24step, cfg 6
中:1stepLora:Euler a, 8step, cfg 1.5
右:8stepsLora:Euler a, 8step, cfg 1.5

Ponyでは更に絵柄が変わります。
傾向としてHyper-SDを使うと線がくっきりしてアニメっぽい出力になります。

一応Loraなので強度を0.4にしてcfgを5.5とかにすると8stepでも元モデルに似てきます。

塗りが似てます。それでもPonyの化け物さには及びません。

派生LoRA

さて、この技術自体がリリースされてから数日しか経ってないのに、既にPonyに特化したバージョンのものが登場しています。

実際に試して実験してみましたが、ここで記事にするほどの違いが無かったので割愛します。

実はもっとすんごいヤツ

絵柄を再現するのなら、Hyper-SDの前身のTCDという技術でAnimagine v3.1に特化したものを作った方がいます。

Euler a, 8step, cfg 1.5で出力しました。
どちらがTCD無しの通常出力か、分かりますか?

正解は、左が通常出力です。
Animagine派生などのモデルを使っている人はこれが良いと思います。

おまけ

今回の実験で、一番の成果物です。

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