じいじの詩集ーゆかたのきみは

ゆかたの君は素敵だった
線香花火の消える前に
そっと心でつぶやいた
好きだよと
遠くの田んぼには
ほたるが舞って
川のせせらぎは静か
山のすそ野を走る
電車の警笛は細く長く
ああ懐かしい
故郷の夏の夜



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