じいじの詩集ー海に叫ぶ

海に向かって君の名を
叫んでみても
返事は波の音ばかり
夏の日の夕暮れは
とても一人じゃ居られない
悔やんでみても
あの日には戻れない

砂浜に書いた君の名前
波が消してゆく
波の向こうに君が
居る様な気がして
もう一度叫んでみても
夕陽の海は
静かに暮れてゆくだけ

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