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出かけてきたよ㉘(帰宅)

(昨年の思い出を綴っています)
帰宅する前日、関西に大きな台風がやってきた。
お浄め有難いなあと思っていたら、両親が大騒ぎしている。
「大変だ大変だ大変だ、電車は、バスは、飛行機は、どうなるんだ??」
一日中、テレビにかじりついて、オロオロしている。

飛行機に乗るのは、私なんだけど??
私は、予定通り帰ることになる。
淡々と、仕事をしながらそう思っていた。

その夜、連絡橋が通じたと知った。
これはもう、問題なく予定通り帰宅できる。確信した。

関空から国内線に乗るのは初めてのこと。
こんなお店あるんだ、とワクワク歩いていると、あっという間に搭乗時間。何気なく手にした飲料に「猿田彦~」の文字が。
神様が見送ってくださっているのだと知り、心が温かくなった。

羽田から成田へのバス移動も、初めて。
途中、煌びやかな建物が見えてきてびっくり。
ディスにーランドの横を通過したのだった。

さようなら、母国。そして、いってきます。
とても楽しい夏だった。

在住国の空港に着くと、「在住国のニオイ」に包まれる。
”Welcome Back!"
気さくなofficerからパスポートを受け取り、ターンテーブルへ。

「ただいま」をいえる国が、もう一つあることを、嬉しく思う。




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