白鳥座にいつかなる日

種をまき
肥料をあたえ
こつこつ水をやり、
たまに枯れそうになって
折れそうになっても、
根を張り
そしてひとつ実った。

自分がこんなにも
一生懸命になれる仕事に
巡り会えて本当に良かった。

それは、
この職場で巡り会えた
人たちのおかげね。
スタッフたちと、お客様のおかげ。

たまたま書店で見つけた
最果タヒさんの、詩のハンカチ。
色味が好きだし、
最果タヒさんの詩が好きだから
買って家で広げたら。

ここ半年か、もしくは、
この5年くらいのことなのか、
はたまたもっと前からのことか、
過ごした日々の全てが透き通るような
そんな詩が書いてあった。

わたしがこのお店で
過ごしてきた日々を
静かに照らしてくれるような詩。

そして、
この先も照らしてくれるような詩。

このハンカチは、
これまでの自分へ贈るものであり、
これからの自分の御守でもあるのだ。


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