全てには理由がある

多忙もいいところだ。

ありがたいことに
うちのお店には
閑散期というものは
どうやら今年ないみたいだ。

日々の忙しさと
心に旗立てたこと
だけどやっぱり不安なこと
頭の中でぐじゃぐじゃになり
いま自分がどんな状態なのか
よくわからない!

店長と
あしたのジョーのラストみたいに
燃え尽きてしゃがんで飲み物のんでたら、
あれ、起き上がれないぞって言って
私がおいしょおいしょとしてたら、
「バスケみたいに起き上がるといいよ」
って言うもんだから
「え?なんですかそれどんなふうに起き上がるんですか」
って聞いたら、
え?こんなふうにと
立ち上がった店長に
両手ふわっと引っ張ってもらって
確かに試合中の選手みたいに
立ち上がった。

よかったね店長、
女の子によっては
そんなことして
引かれるかもしんないぞ。
場合によってはイエローカードだぞ。

私はふと、
このお店にきて
人生救われたって思うことの
象徴みたいなできごとだなと思ったな。
手を差し伸べてくれたのは店長だもんな。

あとは今日、
底抜けに明るい店長が
なぜそんなに底抜けなのか
やっとギモンが晴れた。
というよりむしろ、
あーやっぱりそうなのかと
やっと腑に落ちた。



店長という存在と
このお店の心根のやさしいスタッフたちと、
お客さんの笑顔に
自信を持たせてもらえるけれど、
それでもふとした拍子に
不安になる。

完璧な人間なんていやしないし、
そんな人間にはとてもなりたくないけど、
自分はなれるかな、大きな人に。
と、思う。

もう2月も後半だって。

4月まであと少ししかない。
いや、まだ時間はある。
今のお店の、いいところ。
毎日を大切にして生きよう。

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