見出し画像

読者が書評を投稿するサイト「グッドレッズ」

読者が書評を投稿するサイト「グッドレッズ」が、出版業界と作家に多大な影響を与えてると『The Guardian』が紹介している。
 
過去一年に2,600万件の書評と3億件の評価が投稿されたグッドレッズ。グッドレッズでは、ユーザーが未発表の本をレビューすることができる。出版社は、話題作りになることを期待し、オンライン・レビューと引き換えに先行コピーを読者に送るからだ。それより出版前に本の内容を批判され、出版を延期した本もでており問題となっている。また作家が偽のアカウントを使い、ライバルの作家を‘レビュー爆撃‘する事件も起きている。
 
「ここ2、3年、Goodreadsは100%信頼できるプラットフォームではないことが明らかになりました。私の知っている多くの人々が、Goodreadsを通じて深刻な虐待を受けていました。ストーカーであれ、元恋人であれ、Goodreadsでは簡単に人々をパニックに陥れることができます。」とコネチカット州在住の作家であるモーム氏は述べている。
 
この記事を読んで、レビューってなんのためにあるんだろうって思った。アゾマンの本のレビューを見ると、レビューを書いている人の目的によって、レビューの性質が違う。自分の要約メモのためにレビューを書いている人もいれば、自分の考えを伝えたい人もいれば、本を宣伝したい人もいる。だから読み手はレビューを書いている人の目的も感じて、自分に必要な情報だけを集めるように心掛けないと、本の内容と関係ないところでネガティブな印象を持ってしまう。

私たちの生活は本や映画、製品、レストランなどレビューだらけ。レビューとの正しい付き合い方を自分なりに探したい。

出典:The Guardian

https://www.theguardian.com/books/2023/dec/18/goodreads-review-bombing?utm_source=pocket_saves


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?