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その男、水田



こんにちは。ダイエットの為にビールをやめ、ラーメンも月に一度にし基本メシは野菜めちゃくちゃ食べて炭水化物抜いて2ヶ月。何故か500グラム太った男・前野です

さて、今日もサナギくらい全く動かない1日だったので思い出話でも、、と思ったのですが、単なる思い出やなく
『どこでも話した事ないエピソード』
を書いていきたいと思います

割と興味無いと思うので、人気者の和牛の話でどこでも話した事ないエピソードで行きます



今から多分、8、9年くらい前やと思うんですけど
今ほどじゃないにしろ売れっ子の和牛は忙しそうで、19時からのネタイベントのトリだったが劇場に飛び込みで入って来たのが出番20分前位だった。

劇場に入って来るなり水田がスタッフさんに
『すみません!キングオブコントが近いので今日、漫才じゃなくてコントするので、この劇場にある1番ダサい服を出してもらって良いですか?』
と言っていた

(どんな注文や!)と思いながら僕も自分の出番が和牛の直前なので、その近くで私服からコント衣装に着替えたり小道具の用意をしていた

漫才劇場ら舞台の横に大量の小道具が置いてあり、その更に横には何個もの衣装ケースが並んでいてその中にはありとあらゆる服が入っている。
大抵のコントならここの服で間に合う

そこからスタッフさんが、
『これとかどうですか?』
『これは??』
と次々とダサい服を出して水田に提案して行くが、水田は
『いや、コレはそこまでダサくない』
『これは、ダサいを通り越してアザといんですよね。』
『リアルに街歩いてそうな、めちゃくちゃダサいヤツなんですよ この服は変な服なんで。キャラ設定は変なヤツではなく、ダサいヤツなんで』
とかなりこだわりが強い様子

(普段は漫才ばっかりやけど、コントもこだわりあるんやな)と思いながら自分の出番が来た為、舞台へ上がった。

自分のコントが終わり舞台からハケた所で次出番の和牛とすれ違った。

そのすれ違いざまに見た、水田の衣装が、上から下までぜーんぶ僕の私服だった

唖然とした

コント衣装に着替えた時、私服は全部ソデの机の上に置いてあったのを見て、多分スタッフさんが、劇場所有の衣装と間違えたんだろう

何故か僕の私服に包まれた水田は自信満々に見えた。

ジーパンどころか靴まで俺のだ。

『リアルに街歩いてそうな、めちゃくちゃダサいヤツ』とゆうリクエストに応えれたのは俺のまーまー気に入ってる寄りの私服だったのか。。

俺はソデで着替える事も出来ず小2の女の子のカッコをしたまま、舞台上に出て行った自分のお気に入りの私服と、川西の『ダサっ』のツッコミと割れんばかりの爆笑を聞きながら、涙がこぼれない様に天を見ていた




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