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モロゾフ



こんにちは。
ガチャガチャ回したらハズレが出たどころか、一回、何も出て来なかった事がある男 前野です

それでも、あの『ガチャ、、ガチャ、、』とハンドル回す気持ちよさだけで100円の価値があったと思っています



今年8月に大阪から東京に引っ越して来た訳なんですが、まー引っ越しの時は大変でした

もともと大阪で15期くらい後輩の新喜劇の座員2人と3人でルームシェアしてて、けっこう家が大きめ(2DKで、何故か1人台所で暮らしてた)だったのですが東京の新しい住まいは六畳

なので、けっこーモノを捨てなければいけなかったので、本棚からテレビからソファーから全部廃品回収出して、コントで使った小道具も不要そうなモノはメルカリ出して売れ無さそうなモノは泣く泣く全て捨てた

でっかいシイタケも絶対に使わんので捨てる事にした



しかし、知ってましたか?この世にでっかいシイタケが入るゴミ袋って存在しないんですよ。

なので、でっかいシイタケはそのままゴミ集積所に置いた(幸いな事に住んでた地域はゴミ分別不要で段ボールから不燃ゴミ可燃ゴミも袋さえ分けてたら同じ場所に捨ててオッケー)

次の日、また家の整理をして、これまた使わないであろう、実寸大の駅の改札機を捨てに行こうと、改札機を担いでゴミ捨て場に行ったらゴミ捨て場の鉄扉に何か貼り紙がある

『昨日、とても大きなシイタケの様な物を投棄された入居者がいます
粗大ゴミに当たりますので、心当たりのある方は回収の上、粗大ゴミセンターへ依頼して下さい』

、、、、、。

その時、管理人が出て来た。

何知らぬ顔をしようと思ったが、でっかい改札機をかついでるので、一瞬で管理人は理解した様だ

『君のやね?シイタケ?』

「僕のシイタケです」

この場所以外では成り立たない変な会話をし、改札機とシイタケをかついで家に持って帰った。

ぼろぼろにシイタケを分解して、ゴミ袋に詰めてやった。こうなれば燃えるゴミなのでコレなら大丈夫だろうし、念の為、ゴミ袋三重にして中が見えにくくもした

みなさん、シイタケは分解して捨てましょう。

そして、後日談だが、東京に来て1ヶ月くらいして入ったテレビの仕事で(かまいたちのやっている、ワンピースバラエティ)突然、巨大シイタケの出番が来た
俺は泣きながらシイタケを作った

皆さんは、泣きながらシイタケを作った事がありますか?
僕はあります
(※ちなみに上の写真のは、泣きながら作った2台目シイタケ。初代はもう少しだけ大きい)


そして話は引っ越し準備に戻ります

けっこう東京に持って行くモノも精査されて来たので段ボールに詰めて行ったんですけど、大きめ段ボールが4個しかなくて、服をどうしよう?となった。
夏服は布の面積が少ないので段ボールの隙間にねじ込んだが冬服がけっこーカサがあって、段ボールあと二箱はいるぞ、、、となった。
しかし、そう都合良く大きな段ボールが近所に落ちてる訳もなく、、

冬服はほとんど、ずーっとお世話になってる先輩の、女と男の和田さんから頂いためちゃくちゃオシャレな服ばっかなので処分はしたくないしなぁ。

そこで思いついたのが、冬服を布団圧縮袋に詰め込んで、体積の減ったソレをゴミ袋に詰め込んだ

コレが思ったより良くて、ゴミ袋一袋に収まった!!

段ボール4箱、荷物パンパンに詰めた大きめの旅行用カバン1つにゴミ袋一袋なので、引越し業者に頼むより、佐川急便に出した方がええな!となり引越し前日に取りに来てもらう事にした。
ゴミ袋が配送途中で破れたら嫌なので頑丈にする為、これまたゴミ袋を何重にも重ねたのでOK

いろいろ壁を磨いたりキレイにして引越し準備完了。
引越し前日に佐川さんに荷物取りに来てもらい、不安だったゴミ袋も配送オッケーでホッとした(無理ならゴミ袋抱えて夜行バス乗るつもりやった)

そして夜行バスで東京へ。
新居に着き、1日目は何も自分の荷物がない状態で過ごし、引越し2日目。
佐川さんが来た。
嬉々として荷ほどきをして、冬服もしまっておこ思ってゴミ袋をほどいた。

、、、ボロッボロに分解した巨大なシイタケが入っていた、、、、。

固まった

服いれた袋もシイタケ入れた服も、袋何重にもしてたから、シイタケと間違えて冬服を捨ててしまった
そう気付くのに2分くらいかかった

皆さんはボロッボロになった巨大シイタケを2分、無感情で見続けた事はありますか?
僕はあります


佐川さんが、大阪から東京までゴミを届けてくれました、、

俺は巨大なゴミを佐川さんにお金払って大阪から東京に送った、、

巨大なゴミに受け取りのハンコを押した、、

冬服を圧縮して捨てた、、

流れる涙を段ボールにねじ込まれた夏服で拭いた

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