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巨大ハヤシライス


こんちには。ベランダに置いた虫コナーズに、蛾が止まっていて絶望しているクロスバー直撃 前野です

すみません、昨日は珍しい色の自転車を探すと言いましたが、珍しい色どころか、自転車すら見つけられませんでした。

緊急事態宣言であんまし出歩く訳にはいかないので、ヒマを潰す為、以前ケンタッキーの骨を煮込むと美味しい鶏ガラスープが出来ると聞いたのを思い出しケンタッキーの残りの骨を丸一日煮込んでいたら最終的に全ての水分が蒸発し、熱い骨だけが残りました。
目の前でどんとん蒸発して行きましたが、もはや止める術はありませんでした。

つまり今日は自転車も見つけられずスープも一滴も作れず『レンタル何もしない人』よりも何もしない一日でした。
レンタル何もしない人始めようかな

と、ゆー訳で今日も何も書く事無いので、バイトの話をしたいと思います!
しかし私のバイトの話などシイタケ栽培のメソッドくらい興味が無いと思うので少しでも興味がありそうな

   コンビニ強盗に遭った時の話

をしたいと思います

けっこうTVとかでも話させてもらってるんで、知ってる方も居るとは思いますが、TVで言えなかった細かいとこも書いて行きます

まず、僕はポプラ以外の全コンビニで働いた事があるんですけど、21-23歳までの3年間を大阪の○成というメキシコより治安悪い場所にあるコンビニで働いてたんですね

どれだけ治安が悪いかと言うと、深夜、血塗れで服もボロッボロ。パラサイトの終盤のあのオッサンよりも大怪我してる人が普通に買い物に来るレベル。

ちなみにその人は、何があって大怪我したのか分かりませんが、レジに持って来たのが絆創膏だけで、
「いや、こんなんで足りるかい!!」
と冷静なツッコミが出る程、そんな光景が日常茶飯事

そんなんやから、めちゃくちゃコンビニ強盗も来た。

3年間で8回コンビニ強盗に遭った。
内訳は
働いて一年目  一回
働いて二年目  二回
働いて三年目  五回

三年目のたたみかけヤバい。

最後らへんは、慣れ過ぎて強盗来た時
『めちゃくちゃ忙しい時に宅配出す人来た』
レベルのめんどくささに感じていた。

何回か死を感じた事もありますが、その話はまた後日。


そもそも、時給もそんなに良くない上に治安悪くてなんで続けてたの??とゆー話なんですが、ソレはメリットがあったからなんです

そのメリットとゆーのが、店長が元芸人の先輩だったんです

西成とゆー地域柄、芸人もたくさん住んでいて、元芸人の店長目当てに多くの芸人の先輩が来店してくれる訳です

芸人なって2年目の僕からしたら、その職場で挨拶出来て、仲良くなれるキッカケも作れるんでコレは時給よりも大きな収穫だった訳です

そんなある日、スタッフは僕と店長の2人。
深夜2時くらい。誰もお客さん来ない時間帯なので、僕はレジ付近で作業。
店長は裏でジュース補充をしていた。

そんな時に1人の30才位の男が入って来た。

その人の顔を見て僕は
(あっ!!うわ。。誰やっけ。。あの人、どこかで見た覚えある!!  とゆー事は芸人の先輩??でも名前思い出せん!挨拶して人違いやったら気まずいしなぁ。。)
なんて思っていたら、その人はビール350mlを1本、レジに持って来た。

(挨拶する??うーん。。微妙)
とか思っていたらその人は
『カード使えますか?』
と言って来た。
「はい!カード使えますよ!」
と答えると、その人が出したのはなんと、、、

        トランプ

はい!来た!!芸人確定!ボケて来てはるわ!!

と思い


『いや、カードやけど!!トランプで支払えるかいな!!不思議の国のアリスちゃうねんから!!』

と頑張ってツッコミを入れた

「あぁ、」
とその男は言いまたジャケットの胸ポケットをゴソゴソ。。
次に出したのが
 
       ハートのA

来た。かぶせ。
『いや、強いけど!!!ゲームによったら不利な時もあるわ!』
と返した
また男は胸ポケットをゴソゴソ

(次は何や?キングか?三つ目のボケやからロイヤルストレートフラッシュとか出して来そう)

と次に備えていたら、ソイツが胸ポケットから出したのが、なんと

        ナイフ

『ナイフかぃ んナイフ!?!?』

パニックになった。

ナイフを首から15センチくらいのとこに構えられた。

???????

パニックになった。

藤沢とおる(GTO等)の漫画なら間違い無く

    『!?』

だけのコマのシーン。

え??訳が分からん。

ソイツはナイフを向け俺の目を見ながら持って来たビールをカシュッ!とあけた。

その瞬間、指の先まで氷水に漬けられた様に冷たく、痺れ、鼻らへんがパチパチ微電流を流されたような感覚になった

「お前、今、なんか、いちびった事いっとったなぁ」(いちびった=調子乗る)

全く焦点の合ってない目で俺を睨みながらビールを飲むソイツの顔を、何処で見たのかこんなタイミングでよーやく思い出した

コンビニ加盟店に送られてくる、近隣のコンビニで連続強盗してまだ捕まってないヤツの防犯カメラの写真がFAXで来てた。ソレだ


  「少しでも動いたら刺される」

そんな謎の直感。
そんな俺は呪術廻戦であった『息、、は、して、、いいんだよね??』の気持ち凄い分かる。

店長は裏だ。気付いてないのか???

何か強盗がボソボソ言っているが、脳に酸素行かなくなったのか視界もモヤがかかり、ドクンドクン心臓の音がうるさ過ぎて何を言ってるのか聞き取れない

そんな体感1時間くらいに感じられる3分が過ぎた時、コンビニのドアが開いた

このご時世に自動では無く手動ドアを勢いよく開けて

『おい!○○(名前)やな。もうやめろ』

と警察が入って来た!!

なんと!店長が防犯カメラをみてすぐに通報していた様なのだ

警察も犯人の顔を見るなり名前を言えるレベルの常習犯っぷりにゾッとした

はじめまして全身が電動歯ブラシくらいガクガクーッと細かく震えた

無事、一件落着!!、、、とはいかないのです

そう、こーゆーのは、被害に遭った人は実況見聞やらなんやらいろいろ有るんです

そのまま犯人とは別のパトカーに乗り警察署に行った。

まず行うのは防犯カメラのチェック。
細かい事は忘れましたが、犯人がナイフを何センチまで近づけたか?ナイフの持ち方、ナイフを近づけて何を言ったか??などにより細かく罪状が変わってくるそうな。

なので何回も防犯カメラをチェックする。
警官6人と僕とで、明け方過ぎても何度も何度も防犯カメラを見る。

防犯カメラをチェックする度に俺の

『いや、不思議の国のアリスちゃうねんから!』

のツッコミがどんズベりする。


        地獄。。。


『不思議の国のアリスとは?』
と4回聞いて来た警官の顔を未だに俺は忘れない


さて、明日は分厚めに切った昆布で黒帯を作ってみたいと思います

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