「大人なのよ!」と菅谷梨沙子(妄想強め)

Berryz工房後期のシングル、「大人なのよ!」

ダンスショットバージョンがとても好きで、キャプテン(清水佐紀)のダンスを見るためによく再生している。メンバーで一番好きなのは須藤茉麻だけどね。正直曲自体はそんなに好きではなかったのだが、曲を何度も聴く中で考えたことがある。

それは、菅谷梨沙子のこと。

梨沙子は「大人なのよ!」のセンターだ。Berryz工房の多くの曲は夏焼雅と菅谷梨沙子がセンターを張っているので、特筆すべきことでもないかもしれないが、この曲の梨沙子はセンター感がとても強い。MVのサムネは梨沙子だし、衣装も梨沙子だけがゴージャスに見える。他のメンバーが大人っぽいシンプルな衣装なのに対し、梨沙子はアクセサリーやらなんやら、1人際立って派手なのだ。

菅谷梨沙子
目立つヘアアクセがついているのはダブルセンターの夏焼雅と菅谷梨沙子
全体の印象も、梨沙子が一番華やか

こうした差異から、「大人なのよ!」の主人公は、菅谷梨沙子なのではないかと考えている。つんくさんは衣装に対してもディレクションすることがあるとどこかで見たことがあるが、つんくさんは梨沙子を思わせる曲を書き、衣装担当に梨沙子の服のイメージを伝えたのではないか、くらい考えている(強火オタクの妄想)。

肝心の歌詞を見ていこうと思う。この歌詞がとても、「菅谷梨沙子」を想起させるのだ。

周りが思っているよりずっと
私は十分大人なのよ
1から10まで言われたって
したいようにしたいのよ
彼氏にはどんなタイプがいいか
そんなの私に押し付けないで
好きになった人が好きよ
付き合うのは私なの

歌詞と菅谷梨沙子の関連性を見る前に、梨沙子がどういう人間だったかを簡単に書いてみる。

Berryz工房は小学生でデビューした。それゆえ、オタクはメンバーの成長を見守る形となっていた。その中で、梨沙子は幼少期にビジュアルが完成されすぎていたからか、思春期頃にビジュアルが大きく変化した際に、容赦ない言葉を受けた。具体的にはある時期から、梨沙子は濃いめのメイクを施すようになり、派手な髪色や奇抜な髪型を好むようになった。今でこそ女オタの多いハロプロだが、Berryz工房が活動していた当時は、男オタが圧倒的に多かった(はず)。男性オタクは薄いメイクやナチュラルな髪色を好む傾向があるため、梨沙子についてあれこれ言う声は確実に存在していた。

これほどまでに梨沙子のビジュアルに言及する声があったのは、梨沙子の容姿が幼少期から大きく変化したことに加え、梨沙子がBerryz工房で最年少だったことが大きかったと思う。グループの中で「お姉さんメンバー」と呼ばれる人は、髪色やメイクが大人びていてもとやかく言われることは少ないが、年下のメンバーほど、外野の声がうるさくなる気がする。もしかしたら、年下メンバーは庇護の対象となっているからか?実際梨沙子は最年少だったゆえに、他のメンバーからお世話されることが多かった。そうしたエピソードがメンバーから出てくるたびに、梨沙子を庇護対象としていったオタクも、もしかしたらいたかもしれない。

そうした外野の声に対し、梨沙子は自分のスタイルを貫いていった。派手なメイク、髪色、髪型。もちろん批判も多かったが、Berryz工房としての活動を終えるまで、自分の「好き」を突き通していた。わたしはBerryz工房をリアルタイムで追っていたわけではないが、梨沙子は決して図太いタイプではないと思う。そういう女性が自分のスタイルを貫くには、並々ならぬ思いがあったはずだ。

また、年を重ねるごとに、Berryz工房の中では常識人的なポジションに収まっていった。いつのまにかお世話される側ではなくなっていたのだ。

ここで改めて、「大人なのよ!」の歌詞を見たいと思う。

周りが思っているよりずっと
私は十分大人なのよ
1から10まで言われたって
したいようにしたいのよ
彼氏にはどんなタイプがいいか
そんなの私に押し付けないで
好きになった人が好きよ
付き合うのは私なの

この歌詞は、まんま「菅谷梨沙子」を表していると思う。

幼少期から自分を見てきた人は、いつまでも自分を子どものように見ているけれど、自分は十分大人だ。周りのメンバーよりもしっかりしている。外野は自分のメイクや髪型についてあれこれ言うけれど、そんなの押し付けないでほしい。自分が好きだと思ったスタイルでいたい。アイドルでいるのは自分だから。

そういうメッセージを感じるのだ。考えすぎかもしれないけれど。

つんくさんはBerryz工房の成長に合わせて曲を書いている。小学生のBerryz工房に対してはポップで明るい曲、メンバーが大人になってからは大人っぽい曲といったように。ちょうど「大人なのよ!」がリリースされた時期は、菅谷梨沙子が19か20の時だ。他のメンバーは成人していて、梨沙子だけが成人するかしないかという時。そうした子どもと大人の境目で、精一杯に「大人」を主張する梨沙子を描いたのが、「大人なのよ!」なのではないだろうか。

今回はオタクの妄想強めでした。

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