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面を支えるには3本の柱が必要

すごく印象に残っている話があるのでnoteに残しておこうと思います。

僕が遠くに歌いにいくきっかけのひとつとなったのは、京都のモダンタイムスさんのスローミュージックというイベントで出会った「HI-K」のおふたりとの出会いでした。

今でこそ、全国あちこち歌いに行かせてもらっていますが、当時の僕からすると兵庫から滋賀までも立派な旅でした。

滋賀でのイベントに何度も呼んでいただいて、ライブの後にいろんな話をしてくれたんですね。

その中の1つがタイトルにもある「面を支えるには3本の柱が必要」っていう話。


例えば下敷きみたいなものを指で支えたい時。

1本の指で支えるのはかなり難しいですよね。

2本指になると少しいけそうな感じがしますが、まだ少しグラグラする。

でも、3本指になるとかなり安定して支えることができます。

ただそれだけの話なんですけど、それは何にでも当てはまることなんです。


大きくいえば人生とか生き方。

人によって大切にするものはそれぞれですが、例えば「家族」「仕事」「趣味」「お金」、どれか1つだけを人生の柱にしてしまうとグラグラと揺らいでしまう。

だから大切なものを3つ見つけなさい。そうしたらグラグラしなくなる。

言葉にするとなんか簡単な話に聞こえてくるんですが、当時はなるほどー!って感動しました。笑


あれから何年も経って、僕も何人かにこの話をしたこともあるんですけど、これは人生とかの大きなテーマだけじゃなく何にでも言えることなんじゃないかと、今は思っています。


僕の音楽の話になりますが、僕は高校生の時ずっとMr.childrenの歌を聴いていて、自分で曲をつくって歌うようになった時、すごく影響を受けていました。

ライブの後、ライブハウスの人に「上手やけど、ミスチルっぽいよね」みたいなことを何回も言われていました。

音楽をやるならオリジナリティが大切!誰かに似ているのはよくないこと!みたいに考えて、その「ミスチルっぽい」を消そう消そうと必死でした。

でも、結局影響を受けたものを消すことができるはずもなく、数年間は悩みながら歌っていく日々でした。

いろんな場所で歌っていくうちに、いろんな人とも出会って、また影響をうける人が増えていきました。

そうやっていろんな音楽に影響を受けていくうちに、いつの間にか「ミスチルっぽい」って言われることがなくなっていました。

オリジナリティも何もないところから奇跡的に生まれるんじゃなく、何色も絵具を混ぜていくみたいに、いろんなものに影響を受けて、それが混ざって出来上がっていくものなんだと思います。

これも「面を支えるには3本の柱が必要」と同じことですよね。


自分に置き換えて、今どんな柱が何本あるんやろうって考えてみると、また違った発見があるかもしれないですね!




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