【前田の通常予想（3月5日）】

◎本日の予想レース
・中山9Ｒ　湾岸Ｓ
・中山10Ｒ　総武Ｓ
・中山11Ｒ　弥生賞
・阪神10Ｒ　戎橋Ｓ
・阪神11Ｒ　大阪城Ｓ　

弥生賞の週は初心を思い出す。どうも、前田一太です。

3年前のこの時期に、俺は関東へ引っ越してきた。

競馬ライターとして成り上がりたくて、そのためには業界のコネを増やしたかった。だからこそ関連会社が集中する関東にいた方が良いと思ったし、とにかくフットワークを軽くしたかった。

あの頃に思い描いた目標は、半分くらいは叶ったのかな。競馬雑誌のレギュラーにもなったし、自分の著書も出して競馬部門でセールス1位になったり。芸能人の方と一緒に番組に出演したり。当時は反対してた姉貴も、最近は密かに応援してくれるようになった気がする。1340万当てたときも、1番喜んでくれたのはきっと姉貴で、それが俺はすごくうれしかった。

1年ちょい前から、予想家をプロデュースする事務所も始めた。

馬ノスケさん、のーむーさん、ヨメウマさん、JINさん、たくやさん、ジーコさん。所属の予想家さんの勢いはすごくて、特にヨメウマさんは、netkeibaの年間回収率で1位をも狙えるような勢いだ。少点数の攻めた買い目を見てると、昔の自分を思い出したり、重ねてみたり。

もちろん所属のみんなが活躍してる姿を見るのは、やはり嬉しい。

その一方で俺は、netkeibaの回収率も個人馬券も悲惨なことになっていて。本当に情けない。

このまま落ちに落ちぶれて、現役の予想家を引退することになって、事務所のプロデュース業に専念しながら隠居する生活を、今すぐにでも目指すべきのかな。そんなネガティブな事を、思い浮かべたくないけども、頭によぎる瞬間が増えていて。その弱気な心を取り払うので必死な日々だった。

だけれど今週になって、「こっちに来て3年が経った」と気づいて、当時のことを色々思い出していた。

こっちに来る新幹線で、槇原敬之の遠く遠くを聴いていたこと。

「大事なのは変わってくこと　変わらずにいること」この3年、プラスの方向に行くために変化を続けてきたけれど、変わらずにいた方が良かった事もあるんじゃないかって事。

「遠く遠く離れていても　僕のことがわかるように　力一杯輝ける日を　この街で迎えたい」そのフレーズを聴きながら、親父に送った約束のメッセージ。その約束を、いまだ叶えていないこと。

そして何より新幹線の中で、予想を購読してくださった方からの「ありがとう」のメッセージを、何度も読み返していたこと。これからもっともっと、たくさんのお礼のメッセージを頂戴する予想家になろうと心に誓ったこと。

・・・やっぱりまだ立ち止まれない。改めて初心を大切に走って行きたい。

「あのときパパと約束したことを守れるか　こぶしをかため胸を張り　ラララ　僕は立ち上がれるか」

グリーングリーン

さあ、今日は弥生賞だ。

※この記事に買い目は掲載しておりません。推奨馬と見解のみになります。買い目はnetkeibaにて販売する予定です。