【Steam】AC6の対戦人口減らしてるのは十中八九1.05以降のアプデなのではという話

長いので要約すると
ピーク5000人くらい(1.03.1~1.05?)⇒ピーク2000人くらい(1.05末期)⇒ピーク2900人くらい(1.06)⇒ピーク2000人くらい(現在)
という推移になっているように見えるので普通に1.05以降が良くなかったんじゃねという話です。

下記、Steamチャートで見たデータを参考にしている。

ちなみに補足だけど、こっから先はピーク人口(同時接続数)のデータを用いて話すので「総人口」はもっといると思います。


1年で見たデータ

一目見てわかる通り発売2か月程度で15万人から1.5万人まで激減している。その1か月後の11月1日には5437人まで減少。
ゲームの難易度や他のゲームとの特異性を考えると購入後3か月くらいかけてじっくりシングルプレイに取り組んでいたプレイヤーは結構いただろう。配信しているのもよく見かけた。
購入者の90%以上はそもそも対戦などほとんど触れずに、シングルを3周したら離脱する層または途中で辞めていく層だと言えそう。

逆に言えば、11月1日時点で残っている5437人というピーク人口の数値に対して、以降の下げ幅は緩やかだ。この5437人という数字がいったん対戦人口を図る上での目安になりそうに思う。

半年・3か月で見たデータ

半年
3か月

12月1日でピーク人口が9000人まで回復している。一瞬ランクマッチのアップデートで人が帰ってきたのかと思ったがアプデがあったのは12月19日なのでアプデとは関係ない増減に見える。

謎の12月をアベレージで確認

平均

アベレージで見ると12月はちょっとしか増えていない。
ピークがジワ伸びしているように見えるのは、チャートの数値が3か月以上前になると日ごとのデータではなく毎月1日のデータのみになってしまうので単純に点と点を結んでるからそう見えるだけのよう。
時期を見るとThe Game Award 2023のノミネート発表が11月末とかだったみたいなので、それで一時的にプレイ人口が増え、速攻でピークアウトした説を推したい。

じゃあ12月19日に人が増えたか?見てみると12月から1月の間に人口が盛り上がっているポイントは確認できない。日ごとのデータが無いのでなんとも言えないが、ランクマッチとアップデートで一気に人が帰ってきたというような事実はあんまりなさそうだ。少なくともセールと比べると影響は極めて小さい。

1月以降の推移は?

次に来る山を見てみると2月の5~11日にかけてピーク人口の増加がみられる。2月6日が1.06、8日が1.06.1のアップデート、11日がアプデ直後の日曜日。一瞬アプデで人口が劇的に回復したのかと思ったが2月9日からバンナムがセールをやっていてAC6が30%オフになっている。
つまり2月6日~8日の人口が、AC6の対戦関係のアップデート直後のピークポテンシャルと言えるかもしれない。
2月6日の人口が2971人、7日が2616人、8日が2503人。

もう一つ注目すべきところはアプデ前の人口。アプデの前日は人口は2040人だった。

現在

4月10日時点でのピークプレイヤー数は2006人。
これは1.06アップデートが入る前の人口とほぼ合致する。

アップデートスケジュールと重ねて整理してみる

8月25日 発売 156,022人
9月1日 89,432人
9月11日 1.02.1アップデート ※ランセツなど一部実弾武器をシングル向けに微強化
10月1日 15,176人
10月5日 1.03.1アップデート ※バズーカ強化
11月1日 5,437人
11月7日 1.04.1 ※エネショ強化、一部フレーム微強化
12月1日 9793人
12月19日 1.05アップデート ※ランクマッチ実装、ラマガイア追加、バーゼル下方
1月1日 4062人
2月5日 2040人
2月6日 2971人 1.06アップデート ※セラピスト・エツジンなど強化、軽4・ハンパル等下方
2月8日 2503人 1.06.1アップデート ※セラピスト修正のみ
2月9日 バンナムセール開始 AC6 30%オフ
2月11日 5811人
2月22日 セール終了
3月2日 3659人
4月1日 2161人
4月10日 2006人

このデータから言えること

気になるのは12月19日の1.05アプデの前日の人数だが、2週間後の1月1日が4062人なので、ざっくり5000~6000人程度ではないか。もちろんその中にはアワード効果で増えたシングルプレイ勢も含まれている。

これらのデータから確実に言えることは少ないが、個人的な意見としてあえて無理やり予測してみよう。

1.03.1時点のピーク人口は5000人くらい。これ対戦ゲームとして見た時のAC6の最大ポテンシャルな気がする

ACシリーズを対戦ゲームとして見ているものはそもそも少ないが、ストーリーをクリアして対戦に入ってみよう!と思ってプレイヤーもいただろう。
しかし、ちょっと味見して他のゲームに帰った人も多いはず。
発売3か月もしたらある程度離脱も落ち着いてるだろうから、それでも残ったピーク5000人くらいのプレイヤーが対戦に興味ある人口と言えるような気がする。

1.05前日のピーク人口が5000人程度と仮定すると、アワード効果を加味すれば対戦人口はそれより少ない

12月前後はThe Game Awardのノミネートでプレイヤー人口が増えたと思われるため、ピーク人口がそのまま対戦のピーク人口と言えるかはかなり怪しい。1.05前日のピーク人口が1月1日のデータから逆算して5000~6000人くらいじゃないか?という仮説が合ってれば、そのうちの対戦人口は3000~4000とかなんじゃない。しらんけど。

1.05アップデートから1か月半でピーク人口は2000人まで減った

1.05で実装されたのはランクマッチと軽4。そしてBUERZELのナーフなどがあり環境が激変した。
これによって対戦人口は2000人まで減ったが、これがランク実装の影響なのか環境変化の影響なのかは不明。

1.06アップデートでピーク人口は2971人まで盛り返した=アプデで帰ってきたのは900人程度

逆に言うとアプデを味見しに帰ってくるピークは900人くらいしかいなかった。この数が1.05後の最大ポテンシャルと思われる。

1.06アップデートから2か月でピーク人口は2000人まで減った=アプデで盛り返した分がまた減っただけ

俺が思うにそろそろセールで買った人たちもストーリー3周くらいはクリアした頃だろう。
ということは、ピーク人口としては1.05末期と1.06末期ともいえる現在でほぼ変わりはないのでは。
考えてみれば1.05の人口減要因を耐えて続けている連中なので、下げ幅が緩やかになるのは当然とは言えそう。

こうして時系列でみると、ざっくり

ピーク5000人くらい(1.03.1~1.05?)⇒ピーク2000人くらい(1.05末期)⇒ピーク2900人くらい(1.06)⇒ピーク2000人くらい(現在)

という風に考えて差し支えないような気がする。

スト6と比較してみる

12月以降の動きで似たような推移をしているゲームがあった。ストリートファイター6である。

めっちゃ似てる

12月にアワード効果で増えたところと2月に急に増えたところがそっくり。多分同じタイミングでセールが来てたはず。
唯一違うのは2月末にスト6はピークが急上昇している。どうやらこれは新キャラが追加された日らしい。格ゲーにとってキャラ追加ってのは結構オオゴトなのでかなり効果があった模様。
そこからまた緩やかに人口は減少傾向に戻っている。キャラ追加前よりは少し増えたかな?という程度。

ちなみにAllで見るとこんな感じ。

スト6のピークは発売直後の70,540。スト6の場合はプレイ人口がほぼほぼイコール対戦人口になると思うがACはそうではないので発売直後の15万人と比べるのはちょっと無理がある。
仮に11月の5,437人くらいを対戦メインの人口のピークと仮定すると、
スト6 70540⇒23131(現在) ピークの約32%
AC6 5473⇒2006(現在)   ピークの約36%

と考えると別に減り幅が他の対戦ゲームと比べてめっちゃでかいってほどでもないような気がする。

何が言いたいか

最近プレイヤー人口の減少がなんだとよく見るけど、

  • データでみると1.05以降の減少がすさまじい

  • アプデから相当時間が経ってピーク人口2000人であれば1.05末期と現時点で人口の差はほぼない

  • 大規模なアプデが少ない分、他のゲームと下げ幅はあんま変わんない

というのがデータから分かる気がするし、そもそも対戦ゲームはよほどいいアップデートが入らない限り人は減り続けるので、俺はAC6の1.05以降のアップデートが普通に良くなかったんだなと思ってる。
しかしSNSでオススメに流れてくるのは

  • 最近人口が減っている!

  • ネガキャンが人口を減らしてる!

みたいな話なんだよね。
別にそう思いたければ思ってればいいんじゃない?と思うけど事実としては

最近人口が減っている!

正確には1.05で激減しているように見えるので今に始まったことではない。むしろ最近は減り幅が小さくなっている。

ネガキャンが人口を減らしてる!

いつの時期のネガキャンかによるけど1.05の話であればピーク5000がピーク2000になるほどSNSの影響がでかいとは思えん。
また、直近のSNSネガキャンがひどいよねという話なら、むしろ直近はピーク人口はそんなに減ってない。だって1.05末期と今が変わらないから。

セール前の最低値が2月5日の2040で、これはアプデから1か月半後。今が2006で、1.06アプデの2か月後かつ1.05から環境ほぼ変わってないことを考えると、むしろかなり長期間にわたってプレイヤーが辞めずにしがみついている状況だと思うんですけど。まあこの2006人の中にセールで買ってまだシングルやってるやつも多少いるだろうから減ってはいるだろうけど。

さすがに握力落ちてきて、本当は掴まっていたかったけどそろそろ手を放してしまおうかという人も増えてくるだろうが、アプデなければそんなもんだと思いますけどね。

そしてSNSネガキャンとかゲーム内の暴言とかがひどそうな他のゲーム、スト6、オーバーウォッチ、Apexなどなどいろんなゲームの人口推移を見てみたけどsteamチャートで見る限りはほぼ横ばいか、増えてるか、減るにしてもAC6より割合で見た下げ幅は小さいね…。

SNS見てゲームの面白さが変わると感じるなら一回SNSをやめろ

てかゲームが面白ければSNSでネガキャンが目立ってもブロックして目につかないようにして遊び続ければいい話だし、そもそもネガキャンがめちゃくちゃ出るのはゲームが良くないからなんだから因果関係が逆だろまず。

SNSに影響されてゲームが面白いとかつまんないとか思うやつはゲームじゃなくてSNSを遊んでるだけだろ。SNSやめろ。

普通にゲームが面白くなる以外の人口回復の方法はもうセールくらいしか残ってない(しかも増えた人口の95%以上はシングルプレイのみで離脱して対戦には入ってこない)けど、ゲームが面白くなれば最大ポテンシャルである5000くらいまで回復は可能性ゼロではないのかも。
フロムさんにはAC6を面白くしていただいてピーク人口を3000~4000くらいに回復させてほしいですね。

俺はなんだかんだ言いながらアプデが来なくてもAC6が面白くなる方法(アセン・戦術)を探していくとは思います。


蛇足

反論なのかどうなのかよくわからんお気持ちnoteが流れてきたのでここでも事実を提示しておきますか。

CS:GOは最初クソって言われてたが粘り強いアップデートと競技シーンの盛り上がり、CS2へのリニューアルで常にピーク人口を更新中

さすがValveのメガタイトル、強い

ApexLegendsはめちゃくちゃSNSが荒れてるイメージあるのに23年までは常に増加トレンドだった※もともとはSteamのゲームではないので参考記録

23年以降はさすがに競合に奪われたかもしれないがXではApexの文句を
めちゃくちゃ見かけてたので23年まで増え続けてたってのは個人的にかなり意外

OW2は最近の「OW3」とまで言われたアップデートで人口が増加トレンドに転じた

弾がでかくなったりDPSが回復するようになったりいろいろあった
OWLが終了してOWCSになったことが効果あったのかは分からん

PUBGはリリース当初に爆発的ピークが来たがチーターに潰された。しかし無料化&最近なぜか増加トレンドに

ちょっと前まで20万人(それでも多い)くらいだったのに最近70万人に迫る勢いを見せる
何があった?

League of Legendは今もプレイヤー人口更新中らしい

面白くて魅力のあるゲーム、アップデートであれば人は増えるしつまんなければ人は減る。ごく当たり前の話なんだよな。
他にも面白いゲームあるんで~、じゃないんだよな。AC6が他のゲームより面白い、と感じる人が増えなければ人口は増えません。
奇跡的に面白いアップデートが入って対戦興味ない層が対戦に興味持つくらいいいゲームになるといいなと思います、これは本心です。

蛇足2

ロボゲーなんてニッチなジャンルなんだから人口は減るもんなのではという話が出てきたので仕方なく調べましたが、

あんま詳しくないですけど機動戦士ガンダム EXTREME VS.2 OVERBOOSTは2023年11月14日のアップデート後に持ち直してるようですけど。

同接人数が見つからなかったのでhttp://exvs-db.com/exvs2ob/に掲載されている週間プレイ回数を参考にしました。
プレイ回数が多いからと言って人口が多いとは限りませんがおそらく強い相関があるのではないでしょうか。

画像は6月28日の稼働から現在までの推移で、ピーク367万8196回の対戦が行われているみたいです。
その後、最も低いとき(2023年11月12日の週)で168万8907回まで落ち込みます(最盛期の46%に。つまり54%減)
その後、11月14日にマッチング周りのアップデートが入った?そのあともキャラ調整が断続的に行われていて、現在は211万7183回の対戦回数(最盛期の57%、つまり43%減)。
最も低いときと右端を比較すると25%増くらいになっています。

グラフ全体を見た時に年末年始が伸びてるのは多分暇人が多かっただけなんだと思いますが、2月あたりにも一つ山があり、結構なアップデートが入ったのかな?知らんけど。

で、AC6と比較するとどうかというと上でも書いた通り

AC6 5473⇒2006(現在)   ピークの約36%

くらいじゃないの?という話だからガンダムと比べてもめちゃくちゃ減ってますね。

というか

スト6 70540⇒23131(現在) ピークの約32%

みたいなのでむしろガンダムよりスト6の方が減ってますけど。
まあこれはインフルエンサーマーケティングとかにめちゃくちゃ成功して初動がエグかったんだろうなという感があるけどさ。

アーケードとSteamでは客層とか傾向が違う、とかいう論点はあるかも。わざわざゲーセンでゲームする連中だからな。

でもゲーセンだろうが家庭用だろうが「アップデートの内容次第でプレイヤー人口の下げ幅を小さくしたり逆に増やしたりできる」「面白くて魅力のあるゲーム、アップデートであれば人は増えるしつまんなければ人は減る」という俺の主張はなんも変わんないけどな。

で、次は何と比較したらいいすか?ガンダムだと人口多いからバーチャロンとか?データ持ってきてくれ。

てかそもそもこの論を覆したいなら

  • AC6の対戦人口の最大ポテンシャルとして設定してる5473という数字を疑う

  • セールで増えてる隠れたデータのところが「3000~4000」より実はもっと少ないのでは?

  • 他に挙げられているゲームの事例にバイアスがあるのでは?

  • もっとこういうデータを見た方がいいのでは?この○○って部分おかしくない?

みたいなところを突いてこいよって思うんですけど。データ付きなら最高です。
逆にマジで統計とか分析強いやつの話があればぜひ聞きたいし、それだったら論破されても気持ちよさそう。

何度も言いますが、アップデートが来なくても面白くなるような取り組みは文句言いながらも勝手に続けますし、面白くなるアップデートを期待します。


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