見出し画像

2回目の行政書士の受験勉強はこんな感じ

2023年1月25日、令和4年度行政書士試験に不合格となったことを知ったこの日、
スタディング行政書士講座コンプリート版をすぐに申し込みました。
前年からの継続なので本来の半額以下でした。

週末には書店の資格試験コーナーに行き、教科書、問題集などを買いました。
その後買い足したものを含め、2年目の勉強に使ったのは以下の本です。
TACの「みんなが欲しかった!」シリーズの教科書を選んだのは、絵がふんだんに使われ、とても理解しやすいと感じたからです。

「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」(TAC)
「みんなが欲しかった!行政書士の問題集」(TAC)
「みんなが欲しかった!行政書士の40字記述式問題集」(TAC)
「みんなが欲しかった!行政書士の5年過去問題集」(TAC)
「みんな欲しかった!行政書士の肢別問題集」(TAC)
「みんなが欲しかった!行政書士の最重要論点150」(TAC)
「みんなが欲しかった!行政書士の判例集」(TAC)
「伊藤塾1分マスター行政書士 重要条文編」(伊藤塾)
「伊東塾1分マスター行政書士  重要【用語・判例】編」(伊藤塾)

この中で最初に読み始めたのはこの2冊。
「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」(TAC)
「みんなが欲しかった!行政書士の問題集」(TAC)

進め方としては、
①解けるかどうかにかかわらず、問題集の問題と解説を読みます。
②読んだ事項について今度は教科書で読みます。
③教科書を読んで理解した内容をノートに整理していきます。

この作業をひたすら繰り返しました。

スタディングアプリのみで勉強しているときに感じた
「全体像が見えない」感覚をとにかく払拭したかったのです。

一度勉強しているので、理解するのにあまり苦労はなかったのですが
すべての分野の覚え直しを終えるのに3か月かかりました。
でも、これで基礎的な知識を頭に入れ直すことができたような気がしています。

頭の中に地図が描かれつつあるような感覚がありました。
ようやく、どこに何が書いてあるのかがわかってきたんです。
点と点がつながってきた感覚です。

紙の本を読み、紙のノートに書くという作業は、
頭の中を整理するには必須だと感じました。

ひと通り整理をやり終え、けっこう自信もついてきたところで、
試しに前回落ちた令和4年度試験を解き直してみることにしました。
5月くらいです。

その結果に愕然としました。
なんと140点。本番で落ちた時の点数とまったく同じだったんです。
かなりショックでした。

でもこのとき、気づいたことがありました。

選択肢として記述されている内容が、条文として正しいのかどうかだけでなく、
そもそもそういう条文が存在するのかどうかさえよくわからず、
正誤の判断を正確に下すことができないことに気づいたんです。

条文と判例の知識がきちんと頭に入っていない。

原因はこれに尽きると思いました。
この時点でこのことに気づくことができて本当によかったです。
過去問を解くだけではダメだったんですね。

それまでは、仕事への行き帰りの電車でスタディングの講義動画を見て
過ごしていましたが、ここからは、電車では次の2冊をひたすら
読んで暗記することに努めることにしました。
スタディングはこのあたりからサブ教材という感じになっていきました。

「伊藤塾1分マスター行政書士 重要条文編」
「伊東塾1分マスター行政書士  重要【用語・判例】編」

このとき、この2冊に出会えて本当に良かったと思います。
この2冊を使って暗記に励むようになってから、
知識の精度が上がってきたように思うのです。
条文のちょっとした表現の一部を替えて問題の選択肢として出てくることがよくあるので、条文を正確に知ってさえいれば、違和感に気づくことができる。
こんな条文なかったはずだぞ、と気づくことができる。
この域に達してきたのはもう夏だったと思います。
充実感がありました。

でも、毎日、毎日、条文の暗記を繰り返すことはなかなか辛かったです。
ときおり「重要【用語・判例】編」に書かれていた次の言葉を読んで励みにしていました。

「何度も繰り返し学習することは、辛く苦しいことです。
しかし、辛く苦しくなってきたら、むしろ喜んでください。
なぜなら、それは”繰り返し”学習してきたことが自身の血肉となり、
本当の意味でその知識を理解しつつあることを示しているからです。
あともう少しです。」

ちなみに、朝は、出勤時間の1時間前には会社の近くのカフェに入り、
この1冊を繰り返し読みました。毎日1時間ほど。
「みんな欲しかった!行政書士の肢別問題集」(TAC)

帰宅後は、これらを使って勉強しました。毎日2時間ほど。
「みんなが欲しかった!行政書士の40字記述式問題集」(TAC)
「みんなが欲しかった!行政書士の5年過去問題集」(TAC)
「みんな欲しかった!行政書士の肢別問題集」(TAC)

直前期にメインで読んだのはこれです。あとから買い足しました。
「スッキリ覚える行政書士 必修ポイント直前整理」(TAC)

土日はだいたい勉強していましたね。
1年目は土日に小説を読んだりすることも多かったのですが、
本当はそんなことをしている場合ではなかったんですね。
いま考えれば、あまり本気ではなかったとしか思えない。

2年目は、読みたい本も我慢し、観たい映画も我慢し、
ほとんどの娯楽を我慢しました。
すべて試験が終わってからだ、と自分に言い聞かせました。

9月のTAC模試では186点と合格ラインぎりぎり。
10月のTAC模試で208点。合格圏内との結果を得ることができました。

2回の模試のおかげで、試験の雰囲気を思い出すことができましたし、
3時間の使い方を練習することができたのはよかったと思います。

おかげで11月12日の試験本番には、
あまり緊張せずに臨むことができたと思います。

ただ、終わってすぐに採点してみると記述以外で156点しか取れておらず、
けっこうショックでした。記述以外で180点を確保できていると思っていたのに。

なので、よくある記述次第という結果待ちになっております。
なお、TACに依頼した採点では、記述を含め188点だそうです。

でもぜんぜん安心はできていません。
不安でしかないです。

とはいえ、ひとまず受験勉強はもうごめんです。

再び勉強しなければいけないとしても、2年間の勉強の下地があるので、
また2月から始めればたぶん大丈夫だろうと高をくくっております。

ここはもう、受かっているつもりで、
開業に向けた準備は進めておこう。

そう考えると、ワクワクしてきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?