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スタディングで行政書士試験に受かるのか?

行政書士の試験勉強にスタディングを使いました。
毎日勉強することが楽しくて、これは使えるアプリだと思いました。

でも、2月から約9か月半スタディングで勉強して、
11月13日の令和4年度行政書士試験には受かることできませんでした。

なぜ落ちたのか。
自分なりに分析したことを書いてみます。

スタディングの講座の内容はだいたいこんな感じです。

①1回20分程度の講義動画を視聴する
②デジタルテキストで講義の内容を確認する
③講義の内容について○×形式の問題を解く
④過去問を解きながら解説動画を視聴する
⑤記述式問題を解きながら解説動画を視聴する

①から⑤を適宜、繰り返して頭に入れていく。

これを毎日繰り返しました。
通勤の行き帰りの電車で。30分×2回
食器を洗いながら。60分

ほぼこれだけです。
1日あたり2時間。
スキマ時間に勉強すること自体がとても楽しく、「やってる」感がありました。

でも2時間というと結構やっているように見えますが、
電車内では動画を視聴することがメインなので、
帰りの電車では仕事の疲れで、いつの間にか目をつぶっていることもたびたびありました。
だから、正味は2時間もやっていなかったのが現実。

勉強としてやっていたことは以上、これだけ。

講義の中では講師の先生からたびたび言われていました。

「テキストで確認しておいてください」
「条文を見ておいてください」
「しっかり整理しておいてください」

でも、これをしませんでした。聞き流していました。
何かをしながらスキマ時間にだけ動画を視聴しさえすれば受かると思ってました。
紙のテキストも持っていませんでしたし、民法や行政法の条文も見たこともない。

そんな状況です。

それでも何度も過去問を解いていると解けるようにはなってくるのですが、知識はとてもあいまいでした。

「これ、前にもやったけど、どの単元だったっけ?」
「前にも似たような話があったけど、なんの話だったっけ?」
 みたいに思うことが多くなってきたんです。

個々の論点では理解したつもりでも、全体像がぼんやりしている。

自分が全体の中のどこにいるのかがわからない。

そんな状態になってきてしまいました。
それでもそれ以上のことをしようとしなかったのですから、
試験に対する考えが甘すぎました。

そんな状態のまま試験を受けたのですから、いま考えれば受かるはずがないのです。令和4年度の試験は「超」難しかったという印象です。

なぜか、ある程度点が取れるという自信を持って臨んだので、第1問目からさっぱりわからず、舞い上がってしまいました。解く順番なんかまったく考えてもいなくて、頭から順番に解いていきました。1問を3分で解くことだけは意識しましたが、戦略はそれだけです。

3時間を目一杯使ってなんとかギリギリの時間で解答し終わりましたが、
もう疲労困憊。


1月25日の合否発表はネットで見ました。

もちろん自分の受験番号はありません。わかってはいましたが、ちょっとだけ期待している自分もいましたので、わりとショックでした。

後日送られてきた合否通知ハガキによると、取った点数は140点。
ちなみに記述は0点。これもショック。

でも考えようによっては、あんな勉強法でも140点取れたのだから、スタディングで合格することは不可能ではない。むしろ記述さえ40点取っていれば合格だったのだ。
そう思えました。

スタディングでの勉強で得た知識は、講師の先生のセリフとともにたくさん記憶に残っています。

スタディングで行政書士試験に受かることは不可能ではないと思いました。
しかしそのためには、勉強の途中で感じた「あいまいさ」を払拭し、
自分なりに「全体像」を把握することが必要です。

得た知識をノートに整理したり、条文を暗記する。
何かを学習する人が普通やっていることをやらないといけない。

考えてみれば当たり前のことでした。

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