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エムバぺ破談から見るスポーツと国家、今後のマドリ―の行方

おはようございます。本日日本時間午前3時にマドリ―が長きにわたって獲得を目指していた、PSGのエムバぺの正式な残留が発表されました。マドリ―移籍はほぼ確実とあっただけあって、マドリディスタ含むマドリ―関係者はとても衝撃的かつ悲しいニュースだったはずです。あくまで噂でありますが、パリのエムバぺ残留へとった行動について個人的な意見と、エムバぺがいない今後のマドリ―についての意見を書きたいと思います。


エムバぺ残留への道-国とスポーツ

エムバぺの残留のためには政治家が絡んでいたというニュースがありました。これに対して自分は、大反対です。もちろんエムバぺという存在から生まれる経済効果はとてつもないと思う。今やメッシ、ネイマール、エムバぺがいるという事実だけで、パリの試合を観戦する人もいるはずです。しかし、国家が移籍市場に絡むと選手にとてつもないプレッシャーがかかると思います。今回のエムバぺの件にかかわらず、今後このように国家が絡むとすると、移籍市場は盛り上がらなくなると思うし、世界を代表するような選手の移籍の数は減るのかなと。(そういった意味でハーランドのシティへの移籍はエムバぺとは対照的だと。)本来移籍とは最終決定権は選手にあるものです。もちろんそこに圧力はつきものだと思いますが、国家が絡むとなると話は変わってくるのかなと。もちろんエムバぺが在籍することによる経済面での効果は計り知れないと思います。国家が絡むともはやお金でしか移籍が考えられなくなるのでは、と思います。まあ今回に関してはエムバぺがパリでの成長を期待して残った可能性もあるでしょうが…….個人的にはエムバぺが3年後にマドリ―にやってくるのはどちらでもいいという意見です。今回の件がありましたが、おそらくエムバぺは3年後、世界1の選手になっているはずです。彼がマドリ―でプレーすることはきっとマドリ―にとってプラスになるはず。
少し話が変わりますが、マクロン大統領がジダンに関してフランスに残ってくれというコメントをしたそうです。おそらくフランス国内でのウケはいいでしょうが…..

今後のマドリー【マドリーだけが永遠だ】

エムバぺ……本当に素晴らしい選手だと思います。21-22シーズンのラウンド16での彼の活躍は衝撃的でした。1stlegでは90分に点を決め、2ndlegではオフサイドがなければ前半でハットトリック。点を決めたのはメッシでもネイマールでもなくエムバぺ。この事実こそが新時代のスターを証明しています。正直マドリ―に来てほしかったですが、もうそんなことは言っていられます。エムバぺがいなくともマドリ―には素晴らしい選手がたくさんあります。CLを見てて、本当にクラブへの愛が素晴らしい選手ばかりだと感じました。また今シーズンは来シーズンにつながるポジティブな要素がたくさんありました。
・全サッカー選手があこがれる大舞台CL決勝
ヴィニシウス、ロドリゴ、カマヴィンガ、バルベルデ、ミリタオ、メンディなどの若手がほとんどの選手が経験できないCL決勝に臨むことができます。結果がどうであろうと彼らはきっと今後のマドリ―を引っ張ていく選手になるはずです。彼らがベテランになるころには3連覇を経験した選手はきっとモドリッチしかいませんが、モドリッチ+今の若手が未来の若手を引っ張ていく存在になると思います。彼らがいい影響を受けたようにまた影響を及ぼす、そうしてクラブの歴史は積み重なっていくのかなと感じます。正直
マルセロ、ベイル、イスコなどの3連覇メンバーが今シーズン退団するように、今後カルバハル、クロース、ベンゼマ、カゼミロ、モドリッチもいなくなるのはとても悲しいです。(正直泣きそう)でも、世代交代がしっかりとできることもマドリ―の素晴らしさを感じることができると思います。

CL優勝、必要なのは資金力?それともマドリディスモ?

今回のマドリ―が見せたCL優勝。マドリ―は直近10年間で使った移籍金額は欧州25位。しかしCL最多優勝クラブはマドリーです。確かにきついシーズンもあった。ロナウドが移籍した後のマドリ―は勝ち切ることができなかった。しかしそれらのシーズンは決して無駄ではありませんでした。今回のCL決勝のMOMであるクルトワ、アシストのバルベルデ、ゴールしたヴィニ、この3人は18-19シーズンにマドリ―に加入しました。この3人なしでは今シーズンビッグイヤーは間違いなく取れなかったと思います。特にヴィニに関してはロナウド退団後の3シーズン本当に得点が取れなくてつらかったと思います。そんな彼が今シーズン才能を爆発させました。期待して無駄ではなかったし、修行の3年間、意味ある3年間でした。エムバぺがやってくるまではCL優勝はお預けだと思っていた中、まさかの彼なしでとってしまいました。マドリ―に立ちはだかったのは圧倒的な資金力で選手を獲得している近年のCL上位常連組。資金力は劣ろうが、素晴らしい選手はクラブ次第ではやってくる。これはラリーガ二強に言えることだと思います。なぜ選手は現在不調のバルサにやってくるのか。そんなことを最近の移籍を通して考えました。監督がシャビになったことにより、TikiTaka時代に夢を与えられた選手たちが移籍してきたのだなと思います。これはマドリー、バルサに共通することだと思います。クラブとしての歴史、品格こそが移籍市場で最も大事なことだと私は思いました。





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