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【姉妹の家づくり体験記②】妹の家は住んで7年。「後悔ポイントとやってよかったこと!」

姉妹の家づくり体験記の第2回は、注文住宅で暮らす妹・Iさんにインタビュー。

実は妹さんの家づくりをサポートしたのも、姉・Fさんと同じ鈴木貴子さんでした(当時の住宅会社は異なります)。家づくりの先輩である妹・Iさんが、意外と聞けない「後悔ポイント」を教えてくれました。

第1回はこちら

~登場人物はこの3人~
妹・Ⅰさん/7年前に注文住宅を建てた、家づくりの先輩
姉・Fさんフェスティナ・レンテ(マドリー掲載の住宅会社さん:愛知県)で新築中
鈴木貴子さん/姉妹の家づくりを担当。現在はフェスティナ・レンテの営業・インテリアコーディネーター

取材協力/フェスティナ・レンテ  撮影場所/愛知県東郷町 Laugh

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▲左から/妹・Iさん、姉・Fさん、フェスティナ・レンテの鈴木貴子さん

妹の家は、輸入建材たっぷりの「アメリカンハウス」

妹・Iさんの住みたい家は「米軍基地にあるようなアメリカンハウス」と明快。鈴木さんとの出会いは姉・Fさんの紹介がきっかけでした。

Iさん:
「当時、鈴木さんは輸入住宅が得意な住宅会社にいたこともあり、家づくりをお願いすることに。姉の知り合いなので、何でも話しやすかったです!」

鈴木さん:
「お姉さんと同じく、Iさんの方向性は明確でした。トリプルガラスの輸入窓やラップサイディング(イメージ写真)といった珍しい商材を取り扱っていたので、希望にうまくマッチしたと思います」

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👆ラップサイディングイメージ写真

【後悔ポイント1】唯一の想定外は、玄関の狭さ

「後悔はないんですが」と笑うIさんですが、一番の想定外は「玄関の狭さ」だとか。

Iさん:
「玄関を狭くしたい、というのは私の要望でした。広くすると靴が出し放しになるし、雨の日は泥汚れがついて掃除が大変だし。来客も月に1人ぐらいだから大丈夫と考えていたら…予想以上に多かった!10人同時に遊びに来てくれることもありました」

鈴木さん:
「Iさんの家は玄関ホールとLDKを一体化できる間取りなので、空間の圧迫感はないと思います。でも10人分の靴は、さすがにタタキ(※玄関土間のこと)に並べ切れないですね」

Iさん:
タタキは今の2倍あってもよかったです。狭いと日常的にはメリットが大きいですが、お客様には気を遣わせていると思います」

鈴木さん:
「最近は、ゲスト動線とファミリー動線を分けた玄関が増えています。ゲストの多い家ほど、土間収納を経由できるファミリー動線が役立ちそうですね」

▲Iさん邸の玄関。引き戸を開くとLDKと繋がります。

Iさん:
「でも実は解決策もあって。この玄関の狭さを補ってくれるのがアメリカンなカバードポーチ。屋根付きのポーチを広くしておけば何とかなりますよ!子どもたちの遊び場になるし、宅配の受け渡しも外ですみます」

姉・Fさん:
「そう。カバードポーチは採光面で諦めましたが、私の家でもマネしたかったです」

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▲カバードポーチ

【後悔ポイント2】洗面脱衣室がもっと広ければ…

続いての小さな後悔は、「洗面脱衣室のゆとり」です。

Iさん:
「家の洗面脱衣室は2畳ほど。洗面台と洗濯機が半分を占めるので、使えるスペースは実質1畳です。子どもが小さい頃は、お風呂に入れるのが少し大変でした

鈴木さん:
「ご家族用の着替えやタオルを置く棚がほしい、というご要望もありましたが、設計上、他との兼ね合いで難しくなったんでしたよね?」

Iさん:
「何にも考えていなかったので、他のプランを優先して、洗面脱衣室は自然と狭くなっていきました…。姉にも、最初から広さを確保した方がいいと伝えましたね

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【後悔ポイント3】輸入建材はメンテナンスにご注意

3つ目は後悔ポイントというより、経験則からのアドバイス。本格的な輸入建材を用いたアメリカンハウスならではの、驚きのハプニングがあったとか。

Iさん:
「パントリーに輸入木製折れ戸を採用したら、使用頻度の高い場所だったせいか、木が削れてドアが外れてしまって…。輸入アイテムは見た目が断然素敵ですが、修理パーツが簡単に揃わないものあるので、覚悟を持って使った方がいいと思います」

鈴木さん:
通常はアフターサービス担当が駆けつけるのですが、Iさんは自分で修理されて驚きました。輸入資材はメンテナンスの難しさを承知して採用する必要がありますね」

Iさん:
「あと細かいことですが、外壁のアメリカンなラップサイディングはクモの巣に注意(笑)。鎧張りの隙間に巣が張ることがあります。小さなクモなので私は気になりませんが、虫が苦手な方はフラットな外壁材の方がいいかも?!」

Fさん:
「私が妹の家で発見したのは、『トリプルサッシの輸入木製窓は重い』という事実。確かに断熱性は高いですが、掃き出し窓は両手じゃないと開きません(笑)」

ちなみに、姉・Fさんがフェスティナ・レンテで建築中の家は、樹脂サッシ・複層ガラスの窓が標準仕様だそう。軽さと高断熱を両立した窓の使い勝手も楽しみですね!

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【よかったこと!】無垢床、小さな洋室、L型キッチン

■掃除がニガテなら「無垢床」を!

「エイジング塗装をしたパイン無垢床を選びました。自然なキズやへこみがむしろ味わいになりますし、年に一度オイルを塗るくらいで風合いが増しています。
また無垢床や塗り壁の家は温かみがあるので、おもちゃが散らかっているのも平和な光景に見えるんです。掃除がニガテなら無垢床は一押しです」(Iさん)

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▲階段下はお子さんの秘密基地。今はミニカーギャラリーに。パイン無垢床の手入れは年に0~1回ほど

■洋室は狭くして、光熱費ダウン

「基本寝るだけなので寝室は5.5畳にし、子ども室のクロゼットはなし。その分2階にファミリールームと9畳のファミリークロゼットができました。何がいいかって、寝室が小さなエアコンで済むこと(笑)。すぐ暖まって光熱費の節約になります」(Iさん)

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■居心地のいいL型キッチン

「家族や友人が集まりやすいL型キッチンは、大のお気に入りポイントです」

詳しくは、第1回の叶えたい暮らし2でも紹介👇


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▲お子さんの絵も飾られたキッチンは海外の家のよう!

-最後に、Iさんからメッセージをいただきました。
「ママ一人で考えたり、こだわりが強くなりすぎると、住んだ後に
『散らかっているのがストレス』
『子どものおもちゃを買うのは我慢しよう』
とちょっぴり苦しくなりがちです。家は家族みんなで住む場所、と考えるとラクになれます。モノが多少ごちゃごちゃしているのも、意外と心地いいですよ!


■マドリーのフェスティナ・レンテさん紹介ページ

■取材協力:フェスティナ・レンテ

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■取材協力場所:愛知県東郷町イタリアンレストラン「Laugh」

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