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Atlatakia Letters

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主にM. CartaphilusがAtlatakia誌に寄せた文章の縮約
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2020年6月の記事一覧

格子時空論

古代よりケルト人は宇宙を格子柄と考えてきた。 タータンにおける経糸は時間を、緯糸は空間を表しており、これにより世界面は常に矩形に形成される。中世スコットランドでは氏族の紛争が絶えず、その争点は各々のクラン・タータンで表される宇宙の在り方であったという。 また、ミンコフスキーがキルトの腰から裾へ広がる形状から光円錐を提唱したことは読者諸氏もよく知るところであろう。 Cartaphilus, M. (2183). The theory of plaid spacetime. A