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結婚て、どんなものですろか

龍馬さんへ

ねえねえ龍馬さん。龍馬さんは、おりょうさんになんてプロポーズしたんですか?

ハネムーン楽しかったですか?ピクニックの間おりょうさんとどんな話をしたのでしょう。山からの景色はいかがだったのでしょう。乙女姉さま宛のお手紙には絵も描いていましたよね。

龍馬さん、私もいつか結婚したいです。

高校生のころまではあなたのことや歴史上の人物のことばかりを考えていて、生きている人を恋愛感情で見たことがなく、結婚願望も特別ありませんでした。

けれど、20歳を過ぎたあたりでしょうか。私も結婚というものをして、パートナーと共に家庭をもちたいと思うようになりました。自身の専攻分野に起因するのかもしれませんが、そういうことを考えるようになりました。

結婚しても妊娠しても、何かひとつ社会人としてのコミュニティには属していたいと思っています。会社に属しても属さなくても、社会人としての仕事はしていたい。「誰々のママ」「誰々の奥さん」とだけ呼ばれるのではなく、「まどか」と呼ばれる環境にも身を置いていたいのです。これは欲張りなのかな。個人としてのアイデンティティも大切にしていたいと思っています。

そしてこれは余談ですが、ハネムーンはわたしも霧島に行きたいです。龍馬さんやお龍さんのように私も温泉にゆっくり浸かって、結婚の実感を得るハネムーンにしたいです。山の頂に登ったならば、わたしも「エヘン、エヘン。」と言いたいです。その山に共に登ったパートナーの妻となり、支え合いながら穏やかな家族をつくりたいです。心を広くもった妻、強かな母になりたいです。

龍馬さん、「結婚」とは実際どういうものなのですか。あなた方ふたりのように離れて暮らしていても、しっかり心繋がっていられるものなのですか。

果たして、結婚は「したい」と思ってできるものなのですろか。したくてもできない人はどうするの?

シアトルにいたとき、「お互い好きでも外部環境が理由で発展できないときもあるし、結婚できないこともある」「相性って、外部的相性と内部的相性がある」とお姉様方に聞いたことがありました。10代だった当時はそれが具体的にどういう意味なのかピンとこなかったけれど、今はそれとなく理解しているつもりです。

ちなみに「駐妻ヒエラルキー」「駐妻カースト」という言葉をお姉様方から教えてもらったのは19歳のときでした。女々しい世界ねと思いました。おりょうさんなら「くだらない」って言いそうです。

そんなに悩むことやないき〜なんて聞こえてきそうですが、実際この儒教国にしても、他の国にしても、色んなしきたりや無言の圧力があるようで、やはりそういうこともちょっとは気にせんといかんようです。そういう意味では今もあなたの生きていたころと特別変わっていないです。身分制度ありきの世の中です。

結婚て、別に競うものでもないし、自分の人生に必要ないと思うならしなくても良いと思います。

私自身はできることなら然るべきときに結婚したいです。それは、お互いを尊敬し、成長し合えるパートナーを人生でもちたいと思っているから。愛し愛される人と一緒に、未来を担う子どもを育てたいから。

私は矛盾しているな。あなたの妻のおりょうさんや山内一豊の妻の千代さんのように、転勤する夫に付き添いそばで支えてライフキャリアを大切にしていきたいと思う反面、自身のビジネスキャリアの礎も築いていきたいと気持ちがあるのです。子どもが生まれたら一気に教育キャリアも担うことになる。

何を優先事項にするかで行動指針は変わりますね。夫か、子どもか、自分か。

難しいなあ。龍馬さんは結婚をどのように考えるの?

まどかより

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