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恒例の引越しブルー

3月上旬、中野に引っ越した。三鷹や吉祥寺は好きだったけれど、思うところあって前の家にはさよならした。

私は、住む家が変わるたびに引越しブルーになる。引越しするときは毎回初日の夜に泣いてる気がする。

アメリカで寮に入ったときも初めの1週間は泣きっぱなし(おそらくこれはホームシックだった)、その後寮を出て一軒家に引っ越したときも、しばらく寮が恋しくて連日涙を流すような生活。東京で一人暮らしを始めたときも初めの何日かは荷物を片付けながらわーわー泣いてた。今回も、新しい家に引っ越した日の夜に部屋で大泣きして、愛しの悪友に電話越しで子守唄を歌ってもらった。うりちゃんありがとう。

一人で引っ越しするのはいかんのだ。家族で引っ越すときは大きな感情もなくあまり寂しくもなかったのに、なんでだろう。

言葉にならない感情もあるのだけど、いくつかの理由は説明できる。

1. 荷物の片付けが嫌だ

これは単純。いくつもの段ボールや荷物を一つずつ確認してしまう作業にはものすごく時間がかかる。引っ越しの荷解きは好きにならぬ。ただ黙々と作業する。

2. 新しい環境に対して気を張る

駅から家に歩く道にまだ見慣れず、全く安らぎを感じない。よく言えば刺激的、悪く言えば恐怖。知らない街を歩くのは楽しいけど、旅行先でもホームステイ先でもない、「自宅」に向かう道中でこんなに落ち着かない気持ちになるのは喜ばしいことではない。

3. 前の家や実家が恋しくなる

居心地の良い空間から離れたことに対する哀愁なのか。寝る場所として安心できていた場所にふと帰りたくなる、そんな感覚。安心感を早く取り戻したい。

今の家に引っ越してから10日ほどが経ち、心は落ち着いてきたので、今度は「空間」について書きたいと思う。引っ越した理由のひとつでもあるから、書き留めておきたい。

では、今日はここまで。

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